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3/6(合計:54件)
渡瀬悠宇
saiko
ネタバレ
久しぶりにちゃんとした漫画を読んだので、かなりこの漫画そのものに感動した。 流石、ふしぎ遊戯の作者だと思った。 美しいからとだけの理由で、幼い頃から好色の目でしか見られず、深い闇を抱え溺れる蒼磨と、対照的に強く清く生きることができ、至極まっとうな感覚と人格を持つ正崇。 正反対のようで、根は同じ孤独を抱えて誰かに愛されることを、求める2人だった。ということが最後の最後で分かる。 正崇を愛…
ぴろし
少女漫画で有名なこの方がBLを書いてることをつい最近こちらの掲示板でしり手を出してみました。下巻が手に入らなかったので上中巻のみ。 いや暗い・・・上巻はのっけから風呂場の自殺?シーンからはじまり所々すこーしクスっとなるところはあるものの基本 心も体も痛くなる描写ばかりですう(泣)もう傷つけているキャラも傷つけられているキャラも読んでる私も痛い・・・ エロ(と、いっていいのかどうかわかりませ…
宮原きの子
小学生の頃、ふしぎ遊戯と妖しのセレスが好きだった。(ちょっと、エロチックでいけない気持ちで見てた部分もある) 櫻狩りは発売当初からずっと気になっていました。ふしぎ遊戯を描いてる人と同じ作者がBLを描くなんて衝撃だったんです。(私の中では) 読んでみたら、ちょっと影のある話で怖さもある。一言にBLって表せないです。(頭悪いから納得の行く表現も出来ない) この櫻子の存在は恐怖でしかな…
ミルクティー猫
最終章…本当に、ただひたすら怒涛のごときため息の結末だった。 BLというには、あまりにも重く、 愛憎劇というには、やや俗気に欠け、 サスペンスにしては、その犯罪ぶりがかなり生々しく、 恋愛モノとしては、幾分…恋愛未満部分が多すぎる。 何ともケレン味に満ちたこのお話の結末は、 やはりハッピーエンドには、なり得なかった。 最初から様々な不幸の匂いのするこの館では、 傷ついた人達が、更に…
恐ろしくショッキングな展開で終わった前巻の続きです。 …が、最初の巻なぞ序の口。本当にイタいのはこれからなんです。 最初から最後まで、素晴らしく痛々しいお話なんである。 というか…この中巻以降は、コワくない場面はほぼゼロです、本当に…。 怒涛のごとく詳らかにされていく名家・斎木家の実態の凄惨なこと! そして…この家には一人として、マトモな人間はいない。 当主に主治医、末端の使用人に至る…
一般少女漫画家が、ここまでBLを描いてしまったら、 BLだけ描いてる漫画家は、これから何を描けば良いのだろう!? 思わず…こう呟きたくなるほど、鮮烈な男色ドラマなのである。 そう…この漫画が掲載されたのは、BL誌ではなく少女漫画雑誌「凛花」創刊号からだった。 この雑誌「凛花」が創刊された頃の少女漫画誌は(というか小学館の少女漫画誌は)、 はっきり言って(JUNE世代的腐女子には)かなりつ…
ありC
中巻の最後、蒼磨様のカッ!!と見開いた眼がゾクゾクいたしましたね。 下巻(最終巻)ではこの人絶対やっちゃうなーと思ってたら、 やっぱりやっちゃいましたね。 この巻の最後はちょっと終わりがはっきりしない部分もあるのですが、 私はこの物語にはそれがふさわしいようにも思えました。 まだまだ命は続いていくと。桜が何度も咲き誇るよう・・・。 おそらくそんな風に捉えて欲しいのだと。 …
上巻の最後にアレな展開に突入するわけですが、 中巻は上巻の甘甘しい部分はなくなってしまいました。 代わりに愛ゆえの(それも執着愛ゆえの)行為が満載でございます。 これは・・・いわゆる陵辱・・・ しかしそんな言葉に置き換えるのも何故かしっくり来ない、 どこか物悲しい美しい行為に思えるのが不思議です。 というか脇キャラの病み具合が半端ないwww 医者までそんなんで大丈夫か!?と。 …
年末の大掃除をしている最中に、 本の整理をしている時、昔読んだ本をついつい読み出して止まらなくなることってよくありますよね!? というわけでついつい読み返してしまった本の感想を書いてみましたwww こちらの作品はノスタルジック+暗くじめっとした陰湿な雰囲気を持っています。 エロ・グロ・耽美が詰まった大正浪漫系BL!! 攻めの執着と受けの純粋さが絶妙な全体的に大変病んでる漫画でございま…
ゆーきたむ
中巻は皆がそれぞれ狂っていた片鱗が見えてくる。そして蒼磨も同じように狂気に囚われていくのがとても臨場感をもって描かれているのが凄い。息が詰りそうになるほど、感情的に追い詰められたり、また周囲の人のエピソードもひとつひとつじっくりと作りこまれていて、圧巻されます。 正崇との思いがすれ違っていく様子も、櫻子の狂気も何かが少しずつズレはじめていく描写力は流石です。 個人的にはとても神的な作品なので、…