南田チュンさんのレビュー一覧

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

文句無い名作…

一巻でお家事情や、複雑な恋愛関係を知った上で臨んだ二巻は、登場人物の過去の境遇や心情等がより鮮やかに描かれていて、更に物語に入り込める仕様になっていました。恋愛部分もしっかり描かれつつも、京都の街での家業の日々の営みや季節の風情も堪能でき、非常にバランスの取れた理想的な小説に思いました。味わい深い作品ですので、読み継がれて欲しいです。

高校生編では、侑央から荘一、千秋から侑央への…

3

白雪姫の目覚め 小説

鳩村衣杏  南田チュン 

何度も脳内でバグが発生するw

面白かったです…!
個人的に好みの萌えとはちょっと違ったので評価は萌え×2なんですが、
読み物として何度も認識のバグを起こしながら読み進めるのがホンット楽しかった。

ポジション争い的な楽しさもあるのでネタバレ無しが面白いかな?

でも私は攻めと受けを知った上で読んだのですね。
ちるちるの記事で"白雪姫攻め"とみてなんじゃそりゃ?と興味を持ったのがキッカケでしたの…

1

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

京都弁が美しい


『戀という字を 分析すれば 糸し糸しと 言う心』

タイトルは本文中にも出てくるこの都都逸が基になっています。ぴったり。

京都の老舗旅館『井筒屋』の若き当主、荘一が亡くなる。彼に密かな恋心を抱き、悲しみに暮れていた侑央の前に現れたのは荘一の弟、千秋だった。次男として家族に愛情を受けずに育ち、東京で銀行員として成功を収めている千秋は後継ぎを望まれながらも、旅館を売却するつもりだと周囲に…

2

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

風情があり、とても良かったです!

ちるちるユーザーの人のオススメで手に取りましたが、大正解でした。

まるでドラマを見ているかのように、京都の老舗の跡取り達が家業と古都の伝統を守りながらも、新しい時代の変革を入れつつ奮闘していく毎日が描かれていて、非常に味があり、楽しめました。古都の文化風俗や伝統を大事に思う気持ちや、関わってくる色々な職人さん達へのリスペクトも表明されたこだわりのある文章で、読んでいて気持ちよくなりまし…

3

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

2巻の前半→1巻→2巻の後半 の順に読むのがオススメ 二冊通しての感想

かわい有美子先生は作家買いしている作家さんです。今作は、リアルタイムで追いかけていたわけではなく、完結してから購入し、たまたま2巻の方が先に届いて1巻が届くまで待ちきれなかったので、レビュータイトルのような読み方をしてみましたが、結果的に大正解でした。

というのも、2巻の前半は、攻めと受けの高校時代のお話なので、幼馴染みとしての関係性(攻めは幼い頃から狙ってたわけですが受けにとっては)から1…

4

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

受けを手のひらで転がす攻め

京都はまったく詳しくないですが、はんなりとした攻め受けの京都弁のニュアンスは伝わってくるので、攻めを京都弁といえばあの方の声で…!と脳内変換しながら読みました。

物腰柔らかで腹黒な攻めと、大人しくてこう…押しに弱いと言いますか…そんな受け…
とても好きなカップリングでした…!
攻めがもうもう受け一筋で受けの小さな変化にもすぐ気付いて見逃さない所とか…
攻めの思い通りにはならないと受けが…

5

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

男女問わず京言葉は色っぽい

前作は侑央がやっと千秋への態度が和らいだ…というところで終わってたから、もどかしさが残っておりました。
なので今作の侑央の気持ちの変化が嬉しい!
今後結婚やら跡継ぎやらで揉める事必至な二人だけど、とりあえずハッピーエンドです。

本は二編に分かれてて、一つが2人の高校時代の「ユキウサギ」、もう一つが前作の続きの「啼かぬ蛍が…」。
「ユキウサギ」は読むのが辛かったです。
二人の交わらない…

1

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

しっとりはんなり

京都が舞台の、しっとり雰囲気ある作品でした。
以下、あらすじ無視の思いつくままな感想で失礼します。

受け攻め交互視点のため、どちらの考えも分かりやすいです。
弱みに付けこんで受けの身体を貪る攻めに、受けと同じく憤りは感じました。
でも読むにつれ、攻めが不憫に思えてくるという。
受けとの約束を守るため銀行を辞め旅館を継いだが、受けの心はいつまでも兄に向いたまま。
大概の作品では受け寄…

2

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

京都好きさんにおすすめ

京都の老舗旅館の次男と、そのお隣さんである紙屋さんの一人息子の話。

京都を全面に出した設定と世界観が、とても完成されていました。
しかしその分、京都に関する説明ばかりが目立った印象。
本当に何度も何度も、京都の老舗旅館はいかに素晴らしいのかという説明が出てきて、京都の仕事の話が出てきて、京都的ご近所付き合いの話も出てきて……、もういいかな、と途中で思ってしまった。
しかも、手を変え品を…

5

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

京都に行きたくなります♫

前作の終わりが「えっコレでおわりなの?!」という終わり方だったので、読み終わった後そのまますぐ続編へ。
この作品、この二巻まで読まなきゃ本当の作品の良さに気づけないと思います!その点では損している作品ですよね…。
今は二巻まですぐ読めるからいいけど、当時リアタイで一巻を読んだ姐さん達は続きが無いことにかなり焦れたのではないでしょうか。。。

私は一巻の追い詰める攻めの千秋と、それに戸惑うユ…

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