鳩村衣杏さんのレビュー一覧

傍若無人なラブリー 小説

鳩村衣杏  タカツキノボル 

『ラブ、エトセトラ。』『映画館で逢いましょう』『美しき厄災―ビューティフル・ディザスター』三作品にリンク

恩田真庭は「王子様」というニックネームを戴くほどのキラキラ美貌の男。誰にでも愛想よく親切で笑顔を振りまく、やや八方美人的、お調子者の位はあるが、根っから能天気なわけではなく、幼少のころハーフの帰国子女ということでイジメられ辛酸を舐めた故の処世術。努力の賜物です。
どんな時でも前向きで笑顔でいたい、そうすれば前向きになれるという考え方は好感持てるし、時にカラ元気のような軽さを見せても、応援したくな…

2

秘書の嗜み 小説

鳩村衣杏  奈良千春 

大らかな年下ワンコ攻めに萌えました

及川陽大(広報部のプレイボーイ 社長の甥)×厳原誉(社長秘書室長)

社長秘書(秘書室長)の厳原は「氷の秘書」と呼ばれ、美貌はもちろん優秀な仕事振りから憧れの眼差しを向けられています。ある夜自宅近くで火事があり現場に行ってみると、階下の部屋が火元だったことで、厳原と同じ会社の及川がマンションから焼け出されているところに遭遇します。成り行きで及川を自分のマンションで同居させることになった厳原は…

4

半化粧の恋 小説

鳩村衣杏  高座朗 

主従関係萌え

堂島充洋(堂島家の一人息子 放火を自白し服役していた)×日垣景(十五歳から堂島家で住み込みとして働く 火事で火傷を負ってしまう)

家族を養うため堂島家に住み込みで働くことになった景は、堂島家の一人息子・充洋の聡明で優しいところに惹かれ慕う様になりますが、当主である充洋の父に美貌を見染められ身体を蹂躙され続けます。そんな関係が2年続いたある日、屋敷が火事になり当主を始め3人が亡くなり景も左半身…

6

半化粧の恋 小説

鳩村衣杏  高座朗 

初めて読んだけど、すごい作家さんですね

すごく面白いです!

雰囲気は宮本輝さんの「避暑地の猫」に少し似ています。(設定もね)
って、「避暑地の猫」は微妙な例でかえって分りづらいかもしれませんが……。

でもとにかく、
宮本輝を思わせるほどに巧みな文章だなぁと感じたわけです。

また、この作品は設定自体が自分の好みにピッタリなので、
それだけでも萌えちゃった部分がなくはないのだけど……、
やはり、それを差し引いて考え…

6

天女の眠る庭 小説

鳩村衣杏  朝南かつみ 

天女の眠る庭

イギリスとハーフの日本画家×過去に恋人を亡くしたお医者さん。
うん、なかなか良かったと思いますv
昔死に別れてしまった恋人と雰囲気が似てることで、恋と未練をしてるんじゃ?的な!
日本画家の攻めの見た目と性格がめちゃくちゃ好みだった(*´Д`*)
名前「閑(シズカ)」だし!!女みたいな名前の男って好きだ。
ただ、二話じゃなくて一話にしてもっとじっくり書けばもっと良かったと思う~
もとは雑…

3

天女の眠る庭 小説

鳩村衣杏  朝南かつみ 

死んだ恋人以上になろうってたいへんよねぇ・・

主人公嶺一郎(りょういちろう)には誰にも言えない恋人との逢瀬を続けていましたが、彼の突然の死によって、それは閉ざされてしまいます。
密やかな恋だったから、その死について誰にも辛い気持ちを打ち明けられず、また恋人が死んだのは自分の最後の言葉が原因でないかと深く傷ついてしまいました。
死んだ恋人との苦い思い出に苦しむ主人公、相手がすでにいないので、取り返しはつかないし、やり直すこともできない、後悔…

6

ドアをノックするのは誰? 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

面白いが期待外れ。

うーん…大変面白いキャラクター設定だと思うんですが、イマイチ心にガツンと響きませんでした。詰まらなくは決して無いですが。


粗筋として、遊び人の甲田は、興味本位で美貌のサラリーマン・頼久に交際を申し込んだところ、あっさりOK。
トントン拍子に同居生活が始まり、尽くしまくってくれる妻の鑑のような頼久に甲田はメロメロ。今までの遊び人だった自分を清算し、頼久一筋になる程入れ込む訳ですが、そんなある日…

6

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

江戸っこ

王道的な作品、って言っていいのかな。
昔からの仲良しだった幼馴染み。「25歳になったら結婚しよう」という約束を後生大事にしてたアナウンサーの日高光至が、それをすっかり忘れてた穴子屋の赤江以和を押し倒す…みたいな。
大好きな幼馴染みモノなので読んでみたんですが、どこか物足りなさが残りました。
もっとこう、コミカルならもっととことんコミカルに、切ないならもっととことん切なく、悩み苦しんで欲しかった、み…

2

恋に命を賭けるのさ 小説

鳩村衣杏  実相寺紫子 

単なるワンコ×ツンデレじゃない感じ

「愛と仁義に生きるのさ」のスピンオフ作品で、今度は攻めが悠の弟の透で、受けが長嶺の秘書の新海です。
スピンオフって、総ホモになっちゃうミラクルだよなとは思うんですけど、ま、その辺は置いといて。
私は前作カップルよりこちらの方が好きですね。
好きな要素が全部入ってるからでしょうね。ワンコ×ツンデレが好きなんで。年下攻めだと更に良し。

ところで、今回もヤクザというキーワードが奥深く入ってま…

1

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

好きすぎて大変!

同じ商店街に育った幼馴染モノ。
攻めの光至はイケメンアナウンサー、受けの以和は穴子屋の三代目で、二人は同級生です。
光至は大変な味オンチらしいので、実家のフランス料理屋は継げないんですけど、以和の焼いた穴子の味だけはわかるらしい。んなバカな!と思うんですが、愛の力かもしれません。

二人は親友同士で、昔は自分の立場の方が強かったのに、今では光至が「地元の星」として人気者で、そして自分の穴子…

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