鳩村衣杏さんのレビュー一覧

共同戦線は甘くない! 小説

鳩村衣杏  桜城やや 

恋する気持ちに正直に

今回は大手パンメーカーの開発宣伝課長と
老舗洋菓子店の営業課長の同窓生カップル。

業務提携の担当者として再会してお互いを知る事で
近くなったり、離れたりしながらまとまるまで。

受様は老舗洋菓子店の営業課長。
受様の伯父と友人のパティシエが始めた店は
「町のケーキ屋さん」と呼ばれる小規模店舗ながら
熱狂的なファンも知る人ぞ知るスィーツの名店です。

伯父と友人のこだわりで

1

弔愛~甘美な悪魔の囁きに 小説

鳩村衣杏  榎本 

読み終わっても余韻が残る作品

本当に鳩村先生の話はストーリーがどれほど絡み合っても、読み終わった後にストンと落ちてくるものと余韻があるなと感じます。
この作品も読後の余韻がたまらないものでした。

親友が弟のように感じていた人を探す男。
他人のものになりたくないのに、相手の中に自分じゃない人を見て嫉妬に駆られる心。

登場人物が多く、お互いがそれぞれに複雑に深く浅く絡みあっていて、終始それが生きていると言うのも読ん…

5

弔愛~甘美な悪魔の囁きに 小説

鳩村衣杏  榎本 

少しずつ謎が解けていく

文句なしの神です!
下手な説明をしてこの作品の素晴らしさが歪んで伝わってしまったら嫌だなあと、
不安に感じるくらいすごいお話です。

でも一つ確実に言えるのは、
絶対に弔愛の前巻を読んでからじゃないとこの本を読むべきではない!ということ。
今回の本のお話は前の本が終わった直後のところから始まります。
一時停止ボタンで止めていただけという感じで、前巻で一段落して今回という流れではありま…

8

追憶のキスを君は奪う 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

愛する事の苦しさ

忘れられないキスをくれた初恋の人の思い出を引きずる穂波。
穂波に出会い、キスはしなくてもいい、体だけでもいいから側にいたいと望む冽。

冽の純粋さに惹かれ付き合うことになり、ようやく初恋をのりきった矢先、初恋の人との事で誤解が生まれ……

好きになって欲しいと願い、好きになると頭では理解できても感情が許せない。
好きだからこそ相手を許し、待ち続けたい。
沢山の好きだからこそが溢れてい…

3

ラブ、エトセトラ。 小説

鳩村衣杏  崇原千鶴 

いいお話

丁寧に書かれたストーリーに、好感を持ちました。
恋っていいなァと、素直に思いました。(最近の私には縁がないんですが(涙))

主人公はグラフィックデザイナーの芳野(受け)。
ノンケの男にずっと片思いして、思いも告げず、その男が結婚することになり、失恋したてホヤホヤです。
そんなときに、新しく担当編集となった元浦と出会う。芳野は元浦に、酔ってキスをされてしまう。
とまどう芳野は元浦を避けるんですが、…

1

ドアをノックするのは誰? 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

大人のホロッとするラブコメ

遊び人の大学助教授が、美貌のサラリーマンに交際を申し込む場面から始まった物語。
男が男に交際申し込みという特殊な状況でありながら、
どこか淡々?飄々??とした二人の会話に軽い笑いを誘われました。

自分の告白をアッサリと受け入れ、尽くしまくる頼久に、メロメロになってしまう甲田。
天然で天使と悪魔の顔を使い分ける頼久は最強でした……
そして物語を読み進めて行くうちに、
頼久に振り回され…

3

オフィスで君は甘く蕩ける 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

甘いもの好きな課長の好物

今回は見た目とのギャプに萌える甘い物好きの課長と
プランナー時代は業界で女王と噂された課長補佐のオフィスラブ。

他社から引き抜かれた攻様と一緒に仕事をするうちに、
自らの殻を破ってトラウマを克服して恋人同士になるまでの本編と、
その後のラブラブな夜の生活を収録。

ある事情からパイロットである父親の夢を継げなかった受様は
父の会社のコマーシャルを作る事を夢見て
大手広告代理店の…

5

弔愛~群れなす天使の歌声に 小説

鳩村衣杏  榎本 

本格ミステリー

今回の作品は、すごく評価を迷ったのですが、
BLってより普通の読みものとして読んだ感じがあったので、
神一歩手前ってことで、この評価にしておきました。
もちろん普通のBLにある“萌え要素”もちゃんとあるにはあるんですけどね。

それと、お話がミステリーなので、そう感じた部分もあるかと思います。
結構入り組んで、ドキドキさせられて、本格的ですよ!

言ってしまうと面白さが半減してしま…

6

半化粧の恋 小説

鳩村衣杏  高座朗 

時代設定が生きている

華族でヤクザの時代物
なんだか、随分ベタで盛りだくさん
表紙の肌色専有面積もかなりな割合だし(っつか、裏表紙に至っては、片っぽ真っ裸だし)
ドンだけエロいんだと思って読み始めたら

時代がかった舞台設定があればこその大純愛・主従物語でした。

大正時代っていう設定がすごく生きているし、カットバックしながら進むお話もテンポよくって、とっても読みやすかった。

景の性格も潔くっていい…

2

オフィスで君は甘く蕩ける 小説

鳩村衣杏  あさとえいり 

いい職場だな~

この作品の舞台はオフィス。カプは上司×部下。
最近ハマってよく読んでいる鳩村衣杏さんなので、とても楽しみにしてました。
しかし、私が今まで読んでいたのは、ミステリー色が濃いものばかりだったので、
そういうイメージを持って読みましたが、この作品は雰囲気違う!

仕事を通して芽生えるラブ。
仕事に対する姿勢や直向さなどはシリアスだけど、
全体的にシリアスってより日本語の真面目って言葉が合…

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