飛天さんのレビュー一覧

月の鎮魂歌 ブルームーン・ラブ 小説

飛天  藤崎一也 

幽霊が見える主人公と、同級生のミステリー

寮制の学園、ミステリーでサスペンス…というドキドキ感がある作品。
主人公の静馬は霊感があるせいで昔から家で病人扱いを受け、自分でも霊感を否定し「自分は病気」だと思い込んでいます。

けれど学校で8年前の白骨死体を発見してしまい、未解決の殺人事件に巻き込まれてく…という、超能力モノであり、推理モノでもある作品。

同じクラスの武志は静馬を理解して助けてくれる存在です。
幽霊といってもそん…

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世紀末・純愛事情 小説

飛天  高群保 

おかーちん最高!

人外モノ。
苦手なジャンルってことに加えて、冒頭のハートマークつきの文章や軽いノリに「地雷かも…」と不安になったんですが、後半に進むにつれて面白くなってきました。
基本的にはドタバタコメディなんですが、ストーリーラインも世界観もしっかりしてます。
描写の足りなさを感じないわけではなかったんですが(主人公の母親関連の話とか、マスターリング関連の話とか)、それはそれとしてあまり気になりませんでした。

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BODY PRICE ぼくの体の値段 小説

飛天 

翻弄される男②

商業誌「ぼくの恋の値段」番外編同人誌。

<ぼくの体の値段 前・中・後編>
裕里(カリヤ)が綾クラブにスカウトされて、初じめての客・庄司様(脇田)に調教される話。

綾さんにスカウトされ、仕方なくウリを始める裕里。
相手は女性もいるけど、ほとんど経験がないという裕里に、なら男相手で女役がいいとススメられ・・・綾さんの思うツボ(笑)

で、その初めての相手が初心者を仕込むのが大好きな…

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ぼくの恋の受難 小説

飛天  なると真樹 

ちょっと残念

「ぼくの恋の値段」の続編。前作に比べるとトーンダウンかな。
でも、人物の描写はさすがです。

【香山圭吾(秘書)×佐野祐里(秘書)】

過去に振り回される香山と裕里の話。
本郷と愛人契約を結び、クラブを辞めたカリヤ。
そして、香山の恋人になった裕里だけど、ウリをしてたことがネックになって、ぐるぐる悩んじゃうんですね。
仕方なく選んだ道だけど、「仕方なく」抱かれてたワケじゃなく行為を…

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純愛×契約 ≪ぼくの恋の値段≫副読本 小説

飛天 

翻弄される男①

商業誌「ぼくの恋の値段」は、受・裕里視点だけど、攻・香山視点での話がこの同人誌。
商業誌では無口で何を考えてるのか分からない香山の心情が理解できるし、おもしろいくらいに裕里に振り回されてるので、こっちの方が好み♪

ご隠居さんの愛人だった香山の母が莫大な財産目当てにご隠居の殺人計画を企て、それを阻止したのが当時14歳だった香山。(女嫌いのトラウマに・・・)
ものすごい過去だよね;; 恋愛に…

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ぼくの恋の値段 小説

飛天  なると真樹 

えっ、これってラブコメなの?

借金返済のためウリをしてる受とそのお客との恋愛物語。
BLにはよくありがちな設定で王道中の王道なんだけど・・・
とにかくウマい!おもしろかった!
すっかり気に入って、同人誌も読破ちゃいましたv
(どちらかと言うと、同人誌の方が攻が翻弄されてる様子が読めるので私好み♪)
発行から10年も経ってるので、入手が難しいかもだけど、機会があれば、ぜひ。

香山圭吾(本郷隆司)/秘書(会員制クラ…

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ブルームーン・ラブ 罪人の水晶 小説

飛天  藤崎一也 

昔からメガネスキーでした

ブルームーン・ラブの完結編です。
ドロドロとした家族関係などがメロドラマっぽくて97年当時一番印象に残っていた作品です。
気弱な主人公が成長して自立するというのがメインの話ですが、なぜか父親と秘書の存在感がすごいです。
主人公のカップルよりむしろ父親と秘書がどういう結末になるかが注目です。
内容はサスペンスやミステリーものが好きな私にとって萌え要素たっぷりでとても楽しめました。
地下室に…

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