富士山ひょうたさんのレビュー一覧

屋上風景 コミック

富士山ひょうた 

もどかしさと切なさと。

8編の短編…と言っても書き下ろしの「安藤回路」含む6編は同じカップルのお話なので正味3篇のお話がこの1冊に収録されいていることになりますね。
高校の同級生もの。

おそらく雰囲気から察するにへたれワンコ攻め…たぶん。
どうしてたぶんなのかと言うと最後に収録されている書下ろしの相方視点の話も含めてちゅーまでしか行っていないからなんですよね(笑)
いまどきの若者にしてはかなり健全(笑)
で…

6

屋上風景 コミック

富士山ひょうた 

友情から恋へ

初めは何だか気になる存在で。
そして言葉を交わすようになり、
友達以上の気持ちを相手に抱いている事を自覚。

友情から恋へシフトしていく過程を、これでもか!これでもか!!と。
丁寧に描かれている作品で、胸がキュンキュンしました。

収録されていた「夏満天」「恋は夢でも花でもなく」は、どちらも年下攻め。
「夏満天」はそこはかとなく、JUNEの香りがする作品だなと思いました。

3

屋上風景 コミック

富士山ひょうた 

好きという気持ちって・・・

表題作のカップルは高校の同級生で、最初、無自覚に近づいていく皆口と、何だかんだ言いながら相手をする安藤の二人のお話。
いさぎいいほど「好きだ」という気持ちを追いかけた作品で、とてもきれいな、あの頃独特といってもいい雰囲気のお話です。
キスだけで(しかも軽いの)、最後まで致してませんが、多分皆口が攻めで、安藤が受けでしょうね。なんとなく。

二人の距離の、微妙さがなんともいい感じです。
好…

5

屋上風景 コミック

富士山ひょうた 

友情でもなく

まだBLにはまる前に読んで、この作者さんの本を集める切っ掛けになった作品。

表題作の一連の流れには、他の皆さんおっしゃってるように一切エッチはありません。
でもだからこそ、言動や感情の揺れ動くそのひとつひとつがとても際立って、胸をぎゅーっと切なくさせます。
派手な演出は何もありませんが、それだけにわずかな距離感の変化を丁寧に描いてらっしゃって、とにかく引込まれるのです。
形あるもので確…

2

純情(1) コミック

富士山ひょうた 

んー

富士山ひょうたさんの作品にしては、珍しくエロ度が高めでした。
焦れったさはいつも通りだったけど。
好きなひょうた作品、さらに「好きだった高校時代のクラスメイトと再会」というシチュエーションも大好きなのに、なんでかな、珍しく萌えなかった作品でした。
攻の性格も受の性格も好きになれなかったことが理由かな。
焦れったいのは好きだけど、主役に共感できないと微妙にツライ。

不満書いてますが、それでも好きで…

3

1Kアパ→トの恋 コミック

富士山ひょうた 

デビュー作

富士山ひょうたさんのデビュー作が、
10ページ以上の描き下ろしを加えて、新装版で登場。

物語はとある1Kアパートに住む2カップルの恋の行方。
ずっと片思いしていた相手と、酔った勢いで身体を重ねた高校生。
幼馴染の同居人から突然告白された大学生。

どちらも友達以上恋人未満の戸惑いや苛立ち、そしてときめき。
人に恋をする気持ちが丁寧に描かれてあり、読んでいて胸がキュンキュン。
読…

1

落下速度 コミック

富士山ひょうた 

葛藤描写が秀逸

富士山さんの作品の中で一番好きなお話です。

仕事で出会ったごくごくノーマルな2人が、友情等とは違った感情を自覚して行く様子が、もどかしく、くすぐったくて、胸がきゅんきゅんしっぱなしでした。
攻めの堤の割り切りの早さと、自らの持つ道徳観念からなかなか受け入れられない受け・七瀬の温度差が徐々に縮まって行く過程が丁寧に描写されていて最後まで大変美味しゅうございました。
堤のエロさも申し分なく萌…

2

下弦の月夜の物語(1) コミック

富士山ひょうた 

う…

富士山ひょうたさんの作品のなかで、はじめてダメだった作品でした。
RPG風のコミカルなファンタジーです。
主人公はツンデレ。
相手役は俺様で月の精。
お付きの者はネコミミ。
イケメン王子と馬に変えられてしまった従者の身分違いの恋。
などなど萌え要素は満載です。
なのに合わない…残念。
つくづくファンタジー系の物語で自分に合う作品ってなかなかないなァと思わされました。
大好きな富士山ひょうたさん作品…

1

ディア・グリーン 瞳の追うのは 2 コミック

富士山ひょうた 

ちょっと進展

スーパースペシャルメガ焦れったいストーリーの二巻目です。まだまだ次巻へと続いてゆくようです。
ちょこっとだけ進展しました。ほんと、ちょこっとだけ。
なんだこのジリジリ展開は。でもそこがイイ。たっぷり焦らされてお預けくらってハァハァしてるの大好きですw
五年もただの友達やってきてたという壁の厚さと、「今更」という気恥ずかしさを満喫できます。そのリアル感が好きです。

しかし相変わらず可哀想なのは内山…

0

ディア・グリーン 瞳の追うのは 1 コミック

富士山ひょうた 

スーパー焦れったい

なんだこのスーパースペシャルメガ焦れったいストーリーは。
最高に萌えるじゃないか。

『ディアグリーン』に登場した二人が、付き合うまでの過去話です。
未来を知ってるから付き合うのは確定してるんだけど、それにしても進展がのろいw
けど富士山ひょうたさんは、こういう話を描かせると天下一品ですね。
本人も自覚してないような気持ちの揺れが、絵や文字の行間から、伝わってくる。キュンとなる。

影の主役に内山…

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