total review:260049today:111
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
56/59(合計:583件)
朝香祥 穂波ゆきね
satoki
瑞紀はスポーツの盛んな私立高校にサッカー推薦で入学したサッカー馬鹿。 ある日公園でチンピラに絡まれているところを、抜群のコントロールでボールを蹴った少年に助けられる。 たったそれだけで少年のサッカーセンスに惚れ込んでしまった瑞紀は、サッカー部に勧誘するために必死で少年を捜した。 灯台元暗し。少年の正体は瑞紀と同じ学校の後輩、朝生だった。 本場イギリスでプレーしていた朝生はなぜかサッカー部へ…
神奈木智 穂波ゆきね
葡萄瓜
この巻は新章の始まりであると同時に波乱の巻でも あります。 桂を廻る恋の鞘当にしてもそうなのですが、それに加え 桂に八つ当たりをする後輩の登場もあります。 八つ当たり?ええ、八つ当たりです。 その後輩君は自分の力で自分に勝とうとしてませんから。 強い誰かに自分を重ねて勝ったつもりになりたがっている だけですから。 そう言う状況に揉まれながら背筋を伸ばして強く在ろうと 願い、強くな…
実は、本作を評者は敢えて遠ざけていました。 偶然の一致なのだと思いますが、緊張を解きほぐす為の抱擁、 と言う一挿話を他の穂波さん作画作品で先行して観ていた為 冷静に味わえるかどうか猶予が欲しかったのです。 これはきっと偶然の悪戯でしょう。細かい設定は違いますし。 そう言う訳で、味わってみる踏ん切りがつきました。 恋心を自覚してから、その恋心に恥じない様に強く在ろうとする 桂の…
シリーズ最終巻となりました。 普通の作品なら甘い空気に惰性で流されそうな設定も 桂、草、そして恋敵の香一の人としての成長譚が軸に ある為、軽快ながら実に歯応えのある物語に仕上がって います。桂は二巻に登場した八つ当たり後輩を人間と しての実力で黙らせましたしね。 番外編が同時収録であるとは言うものの、これは実質 第十話であると考えて差し支えないでしょう。 ここで最後?の一波乱として…
金丸マキ 穂波ゆきね
kurokami
私にとって手放せない本の1冊です。 その理由は、短編『接吻スキャンダル』の存在。 ゲイの政策秘書ポールと、バイの下院議員コリンの話なのですが…… このページ数の短編でよくここまでまとめているものだと感服します。 フィクションなのにリアル。かと言ってリアルすぎない、重くない。 ハッピーエンドの映画的なまとめ方で、安心して読めるけれど深読みもできる。 「狡猾と純情は同居できるって、言っても…
菜槻さあり 穂波ゆきね
M
ネタバレ
前作を読んだのがもう、ずいぶん先なので記憶が薄れたまま読み始めましたが、なんとかなったかな? という感じ。 前作では、無理矢理やられてしまった育生ちゃんでしたが、今作では気がつけば随分ラブラブになっていてびっくり! 育生ちゃんがちゃんと国立先輩に焼きもち焼いてるよ! って感じだったんですが。 最後、こんなラブラブな感じに終わってたっけ? と、思わず記憶を辿ってしまいましたが、定かではあり…
つかさ
この巻でラストだと思うとちょっと残念。 できれば大学生になった桂も見てみたかったです。 香一は桂をまだあきらめたわけじゃなかった! 親友か、恋人か、どっちを取る? そう聞かれて困る桂。 香一は実らない恋と解っていてもあきらめないし、桂に無理強いもしません。 人間として大人です! 草は反対に、新しく出現した高遠というライバルに心中穏やかではありません。 嫉妬するする! 桂もちゃ…
弓道部では3年生が引退。 カリスマ的な存在の兄と草が抜けると、部長の香一と副部長の桂に重圧がかかる。 まとまらない後輩達を引っ張っていく力に欠ける二人。 まるでしまりのない香一と、責任感だけで空回りしている桂。 心配する草にも、頼りないと思われたくなくて冷たい態度を取ってしまう。 そんな時、一人の後輩の反抗的態度が香一の態度を一変させる。 実力の差を見せつけ後輩を威圧した香一は、見事に…
大事な場面で、このおまじないがないと成果が出せない桂は、そろそろ草のおまじないから自立しないと…と思う。 草が自分にしてくれる行為は、ボランティアだと聞かされ自立の決心を固める。 しかし草の代わりを桂の親友・香一が名乗りをあげると、なぜか余計に草の事を意識してしまう。 それから草に抱きしめられると、落ち着くどころか動機が激しくなってとても穏やかでいられない。 草も本当は桂が好きなんだけど……
鹿住槇 穂波ゆきね
涼司が優先させたのは、友情よりも一瞬の欲だった。 透が優先させたのは、一瞬の欲の向こうにある何か だった。 涼司の感覚では、友情と欲は並立できるものだった。 でも透にはその感覚が理解できなかった。 徐々に欲求に対して狡猾になってゆく自分に目覚めて しまったから。 透を開花させたつもりの…多分今でもそう思って いる涼司は、自覚なきままに違いを先に判った透に 育てられた。 …