宝井理人さんのレビュー一覧

花のみやこで コミック

宝井理人 

切なくて泣きます

花のみぞ知るのスピンオフですが、あの辻村先生にこんな過去があったんですね。

いやもうやられました。読み終わった次の朝も朝食を作りながら二人のことを考えちゃうくらい……。他に選ぶ道は無かったのかななんてどうしようも無いことも考えてしまいました。
でも結ばれなかった二人のお互いを想う気持ちは私なんかには経験し得ない深いもので、きっと誰にも手が届かない触れられない唯一のものとしてずっと二人の中に…

7

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

タイトルが全て

単行本になるほど人気作家さんになったのだと感慨深い感じがする1冊ですね。
内容的には片思い三角関係未満、この本のタイトルがまさにそのまま描かれているような
作品で、乙女思考はたまたロマンテック思考の作品が好きな腐には楽しめるかも。

個人的にはそれ程感動する事もなく、淡々と読み終えた感じでしょうか。
家庭環境が複雑って言っても両親の離婚騒動でどちらの親にも引き取りを渋られた
攻め様の従…

7

花のみやこで コミック

宝井理人 

何もかも、花のみぞ知る。

漫画を読んで涙が出たのは久々です。
「花のみやこで」のラスト、穏やかな空気からの
最終ページの辻村先生のセリフ「とってもうれしいです」
でもう堪えられなかった…。

何が、どこがと言えないのですが、この時代設定だから
こそ有りえる全編を通した切なさが積もり積もって、
最後2ページで決壊しました。穏やかな顔をしてるのが
余計に…!ああ…!(泣)

「花のみごろに」は、女装好きには…

6

「花のみやこで」特典ペーパー 特典

こんなところで…。

「花のみやこで」特典ペーパーです。
幼き日の基晴くんと晶くんですよ。
非常に2人ともかわいいんですが、この展開だとこの時点では晶くんの片想いですね、残念。
てっきりプロポーズ的なことを基晴くんが言ってくれたのかと思ったのに…。
なんてオチがついてるんだ!
お手伝いさんて!!
無邪気というかなんというか…。
こんなところでさりげなく身分差かよーみたいな。
それくらい住む世界が本来違っ…

0

花のみやこで コミック

宝井理人 

ずっと大切に想ってた。

宝井さんの新作は「花のみぞ知る」のスピンオフ。
まさかあの辻村先生にこんなお話があったなんて。
でも、だからこそ、あんなにも温かく見守っていてくれるようなところがあったのかなと思ったり。
となると、宝井さんはこのお話まで見越した上で「花のみぞ知る」も描かれていたのかな?

さて、そんな「花のみやこで」
辻村医院の次男・基晴と友人・蓮見晶の物語。
最後まで読めば悲恋ではあったかもしれな…

6

花のみやこで コミック

宝井理人 

切ないけどいい!!

タイトルで『花のみぞ知る』のスピンオフだとわかってたんですが、私は『花のみぞ知る』の2、3巻を積んだまま読み終えてませんでした。
なのにタイトルと表紙と帯に惹かれて購入。
やはり大当たりでした。

宝井さんの繊細なタッチでこの時代の青年二人の葛藤や覚悟や決意が本当に美しく描かれていました。
ほんとうになんて言ったらいいのか…胸がいっぱいになるます。
この二人は一緒に幸せになることはでき…

6

花のみやこで コミック

宝井理人 

哀愁漂う・・・けどなんて

こんなにも「花」モチーフが全体をやさしく包み込んでる作品ってないなぁと思います。

基晴も晶も、せつなくて哀しくて、でも想いあってるのがちょっとしたところから伝わってきて・・・
踏み込みたい、踏み込めない、ほしい、許されない、そんな気持ちがもどかしい。
濃やかに描かれてる背景や小物や、なにより「花」がこの作品にはなにより必要不可欠で匂いたつ。
最後まで読んではじめて、こんな風にも「幸せ」…

5

花のみやこで コミック

宝井理人 

切ない思い出

『花のみぞしる』のスピンオフなのですが、まさか本編中でとってもジジ萌えした御崎の担当教授の若かりし頃の御崎の祖父とのとても切ない恋物語だったなんて!!
何だか、そうかーこれがあるからあの教授は・・・と何気に本編中でとても理解のある態度を摂っていたのが納得できるような。(そんなに出番はなかったですがね)

このお話はハッピーエンドを望む人にとっては、辛いバッドエンド物に入るお話だと思います。

6

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

片想いの行方

表題が高校時代の切ない片想いの三角関係を高良視点で
後半、【ずっと~】がそれからの再会と恋の行方をマヤちゃん先輩視点で
しかし、全部を通すと何だか先輩がヒロイン的立場で主人公のような、切なさがちょっぴりこみ上げてくる一冊でした。
今回どうしても表題の入りの部分がひっかかって、気になったのが視点描写。
高良視点ではじまるのに、「高良は~した」という第三者視点と当人視点が混在していて、その文章…

5

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

切ない片想い

親友の恋人を好きになってしまう攻様。せめて二人が幸せならば良かったのに、親友は浮気を繰り返し、受様に不誠実なのですね。受様は怒るでも泣くでも責めるでもなく、淡々と流すのですが、そんな受様の姿をみて、攻様は歯がゆく思いはつのるばかり…。
自分ならもっと大事にするのに、と。
前半は攻様視点で、本当に切ないです。黙って浮気を流す受様を励ましたり、浮気を繰り返す親友を怒ったり、けれど二人の間に攻様が入…

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