麻々原絵里依さんのレビュー一覧

昼も夜も 小説

きたざわ尋子  麻々原絵里依 

珍しいモータースポーツもの

私は決してBL小説をたくさん読んでいる方ではないので、はっきりとは分からないのですが、舞台をモータースポーツにしているお話はそれほどたくさんないのでは?と思います。
その点では、このお話は貴重な(?)1冊かと・・・笑
モータースポーツには関心があるので、最後まで楽しく読めた作品でした。
受け視点で書かれている作品ですが、私としては無表情で感情が表れない、しかも先に受けを好きになってしまってい…

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リンゴが落ちても恋は始まらない 小説

松前侑里  麻々原絵里依 

理数系攻

帯『ふたりで探す、叶うはずのない恋の解決法。』

松前さんは文庫本が多いので手が出しやすく、レベルも比較的平均してるので自分内では安全パイな作家さんの一人。

学長の息子であり英語教師でもあり、将来的に跡継ぎな身でもあるので通称「若先生」と呼ばれている忍〔受〕
彼はゲイで妻子ある相手と付き合っていたんですが、それが父親にバレて、知らない内に突然、父親名義で借りて住んでいた住居から追い出さ…

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きぐるみプラネット 2 コミック

麻々原絵里依 

1巻ほどじゃなかったかな

1巻が、とにかくばかばかしいけどほほえましくて、くせになるおもしろさだったんで、期待しすぎたのか、2巻はイマイチ。
普通ってより、予定調和、おどろきがなかったかも。
せっかくのトンデモ設定が、最後で妙に平凡になってしまったかも。

設定とか、キャラのデザインは、とてもおもしろかったし、好きだったんだけど、そのキャラ自身や、主人公たちのラブは、予想の範囲でちっちゃくまとまってしまったのが物足…

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きぐるみプラネット 2 コミック

麻々原絵里依 

地底人恋愛はどうなる!?

やっと、やっと続きが出ましたー!(雑誌は読んでないのでw)
地底人と人間のBL!?一体どうなっちゃうんだろう?ってとっても次回期待させるところで続くになってしまった一巻。
やっぱりね、着ぐるみがカワイイ☆
もうね、アリタ脱いでもイケメンだけど着ぐるみのまんまでも許す!
とも思ったけど、結構押せ押せタイプだったアリタなんで、いよいよ、、、と期待はしたんですが。。。

地底人の存在を国の経…

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家政夫は今夜も意地悪で 小説

夏目もも  麻々原絵里依 

本命にはデレデレ?

 両親が海外赴任することになり、智弘は家事のできない智弘のため雇われた家政夫の神瀬とふたりきりで生活することになった。
 超美形な神瀬の笑顔に不覚にもトキめいてしまった智弘は、そんな神瀬が放つ皮肉に反発。
 ハンストと逃亡を繰り返すが、結局神瀬のご飯に餌付けされてしまう。

 だけど、智弘をからかいつつも、何のかんのと世話を焼いてくれ、業務外に家庭教師までしてくれる神瀬を「ちょっといいヤツ…

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家政夫は今日も眠れない 小説

夏目もも  麻々原絵里依 

実は攻めの方が……

 ハウスキーパーとして働く柚葉は、新たに住み込みで働く先として紹介されたのは、遊び人な社長の幸村の家。
 外では有能なのに、家の中ではだらしくなく、柚葉にセクハラもしてくるし……で、柚葉は幸村を苦手としていた。
 しかし、柚葉は優しくされたのをきっかけに、隠していた秘密を幸村に打ち明けてしまう。
 それを逆手に「男と試したいなら相手にしてやる」と柚葉は幸村に強引に押し倒された上に、不覚にも感…

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Chara collection EXTRA 2006 特典

ファンには興味深いでしょうね

色々なお話の後日談ですが、よかったものをいくつかご紹介します。

*麻々原絵里依 「双子横丁」(「初恋横丁」番外編)
あっくんが引っ越してから、そこに入りびたりの修との仲を疑うミミとモモ。
夜中に家を抜け出して、あっくんの新居に行って調べようとする双子の二人だが、うろうろしているところを警官に見つかって・・・

*水名瀬雅良 「キミの建物と本音」(「ラヴァーズ・ポジション」番外編)

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いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

どうしようもなく馬鹿な子が許せる方に

私がこの作品の評価を「萌」にしたのは、ひとえに攻めの掛井さんの人間業を超える寛容さの存在があったからです。
それがなければ残念ながら「しゅみじゃない」評価かな(ごめんなさい)。
ストーリーは終始、杜国視点で書かれているのですが、杜国のどうしようもないヘタレさと狡賢さに、掛井の気持ちを思うと切なくて気の毒で。
掛井の寛容さと忍耐強さ、健気さはもう人間のなせる業ではない、と思いました(笑)。

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恋のミキシング 小説

伊郷ルウ  麻々原絵里依 

あまあまです

今作は今までと違って、学斗一人の視点からではなく、登場人物4名のそれぞれの視点から書かれています(実は登場人物、4名しかいません(笑))。
前作からの主役二人はもう落ち着いた恋人同士という感じで、物語全体にも特に波乱もありません。
藤之宮が信じられないくらいしおらしくなってます(笑)。
藤之宮のためにけじめをつける城ヶ崎ですが、すごくアッサリと物語が進んで、ちょっと肩すかしぎみでした。
こ…

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恋のシーズニング 小説

伊郷ルウ  麻々原絵里依 

結構子供っぽい二人

前作はドラマCDだけ聞いて小説の方は未読で、今回初めてこのシリーズを読みました。
学斗視点で一人称で書かれてて読みやすかったです。
宝翔とのやり取りが、なんだかちょっと子供っぽくって、宝翔も一緒に子供っぽくなるところに笑いました(もしかしたら元々子供っぽいのか?)。
初めは宝翔の自己中心的で無神経なところが鼻についたんですが、だんだん学斗に対する気遣いや優しさも出てきて、印象が良くなりました…

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