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桜木知沙子 麻々原絵里依
むつこ
ゲイの理学療法士と、彼が担当してる子供のパパの恋のお話です。 子はかすがいモノ(?)の一つですが、ストーリー的にも萌え的にも、あとちょっとナニカが足りなかった感じでした。 身体の関係ができたあとで、主人公が「遊ばれてる」とか「都合のいい関係だと思われてる」とかぐるぐるしてるんですが、パパのほうは「好きだ」とか「会いたい」とか愛情にみちみちた言葉や態度をいっぱい見せてるので、「なんでこの展開でそんな…
遠野春日 麻々原絵里依
乱菊
マイフェイバリット作品の中では、今のところ不動の1位である「茅島氏の優雅な生活」。 昨年の夏に「花音DX」誌上で本作の連載が始まってから、私の心はガッツリと茅島氏に持っていかれてしまい、絶版になってしまったリーフ出版の原作小説を入手し、2か月に1度の漫画の掲載を待ち続ける・・・という状態だった。 そうして念願のコミックス発売、そして原作小説の復刊と、最近は嬉しいニュースも立て続けだ。 そんな…
Alice
庭師×富豪。 雨の日に庭師の家に自ら赴き、「好きだ」と告白した茅島氏。 不器用な茅島氏が可愛かったですw感情をあまり表にださず、とにかく優雅でした。 一途に「好き」だという茅島氏に初めこそ戸惑っていた庭師ですが、だんだん惹かれていき、最後には秘書に嫉妬までするようになったのは大きな変化だなと思いましたw 庭師が茅島氏にちょっと意地悪なこと言うのにも萌えましたw エロもよかったです(*…
杉原理生 麻々原絵里依
『テレビの夜』と、その続編の『いとしさを追いかける』の二編が入ってます。 『テレビの夜』は神でしたねー。 一人称の主人公の掴みどころのない性格が好きで、引き込まれるように読みました。 主人公とその先輩の掛井の過去と現代が、交互に語られます。 高校時代、主人公は掛井と仲良くしていた。 主人公の母親は掛井の父親の愛人をしており、興味本意で近づいたのがキッカケだった。 ゲイである掛井が自分に惹かれている…
はる
裏切られてもそれでも愛して許している寛容で優しいキャラ、そしてそんな優しさに甘えきれずぐるぐる思い悩む主人公どうも、杉原さんはそういうキャラがお好きなようで、ルチルの二冊共に登場してきます。 が、この菩薩様のように寛容なキャラがくせ者です。 蜜の味なんですよ、くせになるほどよい甘さが、疲労した心に染み渡り癒されていくんです。 年末からの六青みつみ先生や、真瀬もと先生の痛いお話にいたたと心が疲…
あお
物語はスリルを孕んで始まります。 傷つけた人を追いかけて上京する杜国。詰られるかも無視されるかもと思いつつ接していっても、相手の掛井は昔と同じ態度だし。 本心ではどう思っているんだろう?という杜国のもやもやと、掛井のひょうひょうとした態度にとってもドキドキしてしまいました。いつ地雷を踏むのか。いつ爆発するのか。 じれた杜国が「怒ってないんですか?」と疑問を投げかけると掛井は「怒ってるよ」…
野村史子 麻々原絵里依
泣きました。 中編が二つ入ってます。 野村史子さんの本ってこの本と『テイク・ラブ』の二冊しかないみたいんですが、他にはないのかな?ご存じの方がいらっしゃるなら教えてください。二冊で五作あるどの中編も完成度の高い良作で、もっと読みたいと思わされただけに。 とくにこの本に収録されてる『グッバイ・ミスティ・ラブ』はめっちゃ良かったです。切なくて泣きました。 『レザナンス・コネクション―共・鳴・関・係―…
古い作品ですが、名作だと思います。 読みごたえたっぷりの重い中編が、三つ入ってます。 『テイク・ラブ』 表題作にして、この中編集唯一のハッピーエンド。といっても、正直ハピエンと呼んでいいのか迷うところなんですが。 エクアドルから15年ぶりに日本に帰ってきた主人公には、会いたい相手がいた。15年前、お互いに傷つけあい別れた恋人だ。 かつて恋人の痕跡を辿って旅をし、色んな人と出会って話をしながら、主…
ともじ
麻々原絵里依さんのイラストの栄える美しい表紙に惹かれ、ふらふらと手に取ってしまったのが、この作品です。花音さんでも、こんなシックな装丁があるんだ!(失礼)と思ってしまったくらいです。中身の一話ごとの表紙の文字フォントも美しい・・・お話の雰囲気によく合っていると思いました。 しかしコレ、いつの時代の話なんだろう。現代?だよね?でも、夜会とか晩餐会とか執事とか・・・まぁ、浮世離れした感はよく出ている…
久江羽
原作もの、それも原作が相当いいものの場合、漫画化されるとガッカリしてしまうものが多いのですが、大丈夫だった、OKだった、満足しました。 そもそも、小説のイラスト(リーフ版)は史堂櫂氏なので、どうして麻々原氏に白羽の矢が立ったのかと思ったのですが、いきさつはともかく、雰囲気を壊すことなく新しい作品として表現されており、問題がありませんでした。 両親の事故死により若くして資産家・茅島家当主とな…