麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

COLD SLEEP コミック

麻生ミツ晃  木原音瀬 

コミカライズ

ようやく読めました。
読むなら原作を読んでから読みたい!と放置し、
原作を読んでさらに放置してましたwww続編マダ( ゚∀゚ )?

お話的には、原作と同じくらいと考えていいのだろうか。
記憶をなくした攻が病院で目覚めてから~なお話。
実際問題、原作に忠実に作られてるなと言う感じ。
多少の脚色はあるにせよ、それを感じさせない作り方でした。

自分自身がなにものであるかわからない生…

1

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

自業自得

不幸に酔いたいM体質の子が、自分の不幸に酔いしれるお話。
なのに最後はハッピーエンドなの、

自業自得?
っていうか、自分の気持ちの持ちようひとつで、人生はちゃんと開けるんだよってお話。

評価がばっさり割れているこの作品。
主人公の藍のことを、自分から不幸を呼び込んでおいて、自分を可哀相がって酔っているとしか思えない、いらっとくる子だと思うなら「しゅみじゃない」だし。
藍と成瀬の…

2

「二人の弟」番外編書下ろしショートストーリー 特典

悩める末っ子の不安

本編後の白石家に戻ってきた受けさまや次兄への末っ子ならではの思いが      
ちょっぴりやんちゃで奔放な末っ子の不安が垣間見えるショートでした。

末っ子の明人は次兄が持ってるものは何でも欲しくなる困ったさんの様子が
このショートでも伺える内容で、そして次兄は気前よくなんでも弟に与えてきた
事が伺えるんですよね。
次兄の受け様以外は執着に値しない様子もわかるわかる感じでした。
それ…

0

二人の弟 小説

水原とほる  麻生ミツ晃 

兄への叶わぬ思いが心に歪みを~

禁断もの義兄弟複数プレイのストーリーですね。
ただ、初めからベタベタした感じでの執着ではなくて、兄弟が離れて数年
たった頃に突然怒涛のように受け様を弟二人が翻弄するお話でした。
血のつながりが無い義兄弟から、受け様だけが知っているもっとも重い禁忌
前半では受け様が弟二人よりも禁忌の関係で苦しむ様子が描かれてます。

受け様は施設から貰われてきた養子なんですが、子供が出来なかった義母が

1

「二人の弟」番外編書下ろしショートストーリー 特典

三男の複雑な胸のうち

本編で長兄の圭を次兄の直人と共有することになった三男の明人ですが、この番外編は明人の気持ちが綴られていて、本編の中で気づかなかった彼の本音とか本当の欲望みたいのがわかって、思わず目から鱗!

明人は勿論圭を兄として慕っていて好きだったけど、それより何より直人が好きだったのかなと想われるような回想になっています。
本編の中でも、直人のものを何でも欲しがり、あげく女まで・・・というくだりがありま…

2

王子たちの蜜宴 小説

藍生有  麻生ミツ晃 

あーアラブもの読んでるなぁと実感できる話

アラブのお約束がてんこ盛りされたお話で、本当に心から「アラブもの読んでるわー」と実感できる話でした。

作者さんが花丸ブラックで展開されている『双子シリーズ』の設定によく似た雰囲気のお話で。
攻めふたりは異母兄弟で双子ではありませんが、母親が双子で父親が同じ(ほら、アラブものですから一夫多妻制ってことです。)なので外見はそっくり。
近親相姦ではないが、お互いが一番であり、お互いが唯一無二的…

2

二人の弟 小説

水原とほる  麻生ミツ晃 

閉鎖的な内へこもる愛

読んで字のごとく、二人の弟に執着されるお兄さん。
兄弟の執着モノでドロドロめいた作者さん作品にはたしか「春の泥」があったと思いますが、どうにも作者さんの傾向としてその執着の表現がありじごく的に絡め取るというか、内へ内へと囲いこんで縛ろうとするような、
まるで蕾から花の開花を定点撮影したフィルムを、逆回転で見せられたような閉塞感と窒息感を感じて、イライラと居心地の悪さを感じる。
そして、彼等に…

3

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

こどもの恋

連続ドラマで共演してる俳優とモデルが、役と共鳴しあいながら愛し合う話。

雰囲気はとっても切なくっていい。

演技経験の全くなかった高校生モデルの拓人が、憧れていた俳優・裕次とドラマの中で愛し合う役を演じながら、現実の裕次とも愛し合うようになるが、、、
ドラマ撮影中の、拓人の感情の揺れとか、とっても切なくていい。
これ、個人サイトの連載小説だったりしたら、滂沱の涙で身もだえしながら読む…

2

蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

熟年カップルの

読み終わってからちょっと間が経ってしまったので
その時の気持ち・・とは少し違うのかもしれませんが、
読後がすごく良い作品でした。

長い間連れ添ったゲイカップルのその後。
あんなに好きで一緒になったはずなのに、いつかキスすらしなくなった。
いつも一緒にいるのは当たり前。
けれど、顔をみない日も多くなり、会話を交わさないのも日常になってしまった。
自分のなかに、相手を好きな気持ちはあ…

6

ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

少年は分別を覚え、大人は見守る

コバルトで05年に出された作品の新装なのですね。
麻生ミツ晃さんの初めての挿絵のお仕事だそうで、中の白黒カットはほとんど手直しなしに当時のまま再掲載だそうです。

一応お話としては悲恋ものになっており、互いに気持ちを残したままの納得づくの終わりになっております。
主人公達がドラマの主役で、しかもそのドラマが同性愛を扱ったもので。
役に入り込んで、本来の素と役柄と本人は見分けを付けているつ…

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