麻生玲子さんのレビュー一覧

一万年+3日 小説

麻生玲子  片岡ケイコ 

透明感のあるお話

 皆さん、書いてらっしゃるように、とても透明感のある話で、素晴らしい名作だったと思います。
 二人の愛をゆっくり、ゆっくり愛を育てている感じがして、とてもいい話でした。
 焦ってないのがいいし。一生懸命、西野が白川をわかろうとして、甘やかしてるのがいいです。そして、それをまた、負担に感じてないのがいい。
 そういう状況だからこそ、この本、全体に流れている空気がゆったりしていて、読んでる側もな…

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あなたに落ちていく 小説

麻生玲子  北畠あけ乃 

なにかとても、せつない!

体だけの関係から、心も欲しくなる、一途な気持ちの友美、
初めのころの、八代は、体の関係は、男性とでも自分は、
結婚も出世もほしい、普通の男性。

でも、体から始まった関係も、しだいに惹かれあい、
見合いであった、女性よりも友美を選んでしまう。

せつないけれど、素敵なお話でした、やはりイラストの北畠先生の影響が、
おおいにプラスされていると思います。

初めの主人公は、友美の目…

2

大型犬のしつけ方 小説

麻生玲子  かなえ杏 

俺たちお付き合いしてるわけじゃないよな?

予想よりも良かったです!!
リーマンラブです。それも大手企業と中小企業のライバル営業同士。
一筋縄ではいかない展開が面白かった♪

もとはルックスの良さから受けが攻めのことを気にいってたから始まり・・・
自分の仕事を取られたり、それが力づくの気に入らない方法だったりでライバルはライバル。
ちっとは気になる相手だからこそ内心がっかり~なんてよくあるよくある。
そんなある日、自分がゲイで…

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ささやかな恋愛のすすめ 小説

麻生玲子  有馬かつみ 

じわじわと切なく、しあわせになる恋

なんてことない日常が丁寧に書かれていて物語の中に入り込みやすく、
キャラクターが自然に生きてるように感じられるので、
受の子が恋をしていく過程がすごく伝わってきて、
その切なさとか幸福感とかがとても好きでした。

地に足ついた世界のおはなしなので、
苦手な方もあんまりいないと思います。
ノンケに恋するゲイのせつないおはなしが好きとか、
読んだ後しあわせになれるようなおはなしが好きと…

1

ささやかな恋愛のすすめ 小説

麻生玲子  有馬かつみ 

ゆっくりと恋愛を育ててます

中学生のときに、自分の性癖を自覚した新。
恋した相手は山野。
他人に自分の性癖を知られないよう、大人しくしており、恋心など伝えようとも思っていない。
そして4年後、一浪して入ってきた山野と再会。
サークル内ではカミングアウトし、何人かのセフレもいる新は、中学の頃とは違う付き合いが始まります。

サークルの先輩に縛られちゃったり、セフレなんだけど、ホントは本気になられたり、その気持ちには…

2

可愛い男 小説

麻生玲子  CJ Michalski 

ひさびさにエロシーンにがっつり萌えました

不感症かしらと思うほど、小説のエロシーンを流し読みしかできなくなっている今日このごろなんですが、この小説にはヤラレちゃいました。
リーマンとリーマンの、悲しいセックス。
出張ホストと客という関係で出会ったふたりは、同じ会社のリーマン同士だった。
主人公の受けは25歳まで未経験で。攻めは趣味として休日たまに出張ホストのバイトをやってる経験豊富な男で。
ふたりはセフレになり、ただ互いの身体を求めあうだ…

4

愛しか教わらなかった 小説

麻生玲子  DUO BRAND. 

愛され3P

3Pの王道といえば「エロエロ溺愛」と思っていたんですが、
このお話はどっちかといえば「2人に大切に愛される受」って感じでした。

麻生先生が日常を丁寧に書いてくださる作家さんなので、
タイプの違う二人に愛される受を幸せな気分で見守ることができました。

エロエロを期待の方には薦められませんが、
「甘やかされて愛されるおはなしが読みたい!」と思った時に読むのには最適かと思います。癒され…

2

水の化石 小説

麻生玲子  片岡ケイコ 

シリーズものでした……

『一万年+3日』という作品の続編だそうですが。
第1弾を読まずにいきなり、この第2弾を手に取ってしまった私です(苦笑)
シリーズ物ならそう分かるようにハッキリ、
表紙かタイトルに「2」とか入れて欲しいと思いました。
BLのシリーズ物って、シリーズだと分かる表記があまりないですよね。何故でしょう…

メインカップルの馴れ初めという肝心な部分を飛ばしているので、
この本も楽しめるかどうか…

1

永遠に似た瞬き 小説

麻生玲子  片岡ケイコ 

ついに完結

運命を宿命に変え、恋に目覚めた白川は最強だと思いました。
西野は存分にデレデレすればいいのです(笑)

そして二人は春を迎えます。
春は出会いと別れの季節。
学生が集うアパートを去って行く先輩に、新しく入ってくる新入生。
別れが少し切なくて、ああ青春だな~!という、
むず痒くて優しい雰囲気が作品から滲み出ていて、読んでいて癒されます。
西野と白川の永遠を願わずにはいられません。この…

3

彩度ゼロの奇跡 小説

麻生玲子  片岡ケイコ 

不思議美人の変化に激萌えです

ずっと自分の思うままに行動してきた白川が、
初めて他者の気持ちを慮り、不安に震えます。
今までの白川からは考えられないくらい、
色々な感情を表面に出してきて驚かされました。
変わり者・白川をここまで変えたのが西野だと思うと、胸が熱くなります。

そして白川だけではなく、西野も一回り大きくなったような気がしました。
お互いの成長を促す二人の恋がキラキラで、目がつぶれそうです(笑)

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