李丘那岐さんのレビュー一覧

狼たちと縁結び 小説

李丘那岐  駒城ミチヲ 

ワンコ攻め×2に萌

李丘さん初の3Pモノとのこと。
攻め二人それぞれのキャラが立っている点と、攻め優位になりがちな3Pモノで比較的受けの意志が尊重されている点が好印象な一冊です。

あらすじ:
ブライダルコーディネーターの公比古(受け)は、人と人を結ぶ「縁」が見える特殊能力の持ち主。
ある日、友人たちと訪れた縁結びの神社で、二体の狛犬からそれぞれ糸(縁)が伸びているのを発見します。
後日、その狛犬の「中の…

9

光の竜は闇を抱く 小説

李丘那岐  笠井あゆみ 

口絵必見!内容は意外にライト。

タイトルと麗しい笠井さんの表紙から、
耽美なファンタジーを想像していたのだが
あれあれ(笑)なんともライト!

麗しい金髪、強国ガリエラの王子ジクムントと、
かつて学校で一緒だった隣国の軍人イオリ。
王女の護衛として訪れたガリエラで、再会する二人、
呼びつけられて最初っからHの相手をさせられるのだが……

この王子がやたらにポジティブで良い性格をしているのと、
イオリが仕える王…

4

光の竜は闇を抱く 小説

李丘那岐  笠井あゆみ 

所帯染みてるファンタジー

李丘さんの作品のイラストが笠井さんというのは珍しい気がします。
ファンタジーなのに、やはり李丘節が効いていて、やんちゃな受けとどこか残念な攻めのやり取りが面白いです。
攻めは王子様なのに受けとクラスメイトだった過去がある。。というのも急に所帯染みてて違和感ありましたが、それはそれで楽しめます。
攻めが受けにこだわる理由とかもう少し受けじゃなきゃいけない!という執着心があれば良かったのですが、…

2

光の竜は闇を抱く 小説

李丘那岐  笠井あゆみ 

地に足ついたファンタジー

レジーナ国の軍人であるイオリ(受け)は、隣国ガリエラのパレードに王女の護衛として出席中、ガリエラの第三王子であるジクムント(攻め)を投石からかばい、ジクムントから呼び出される。実はイオリとジクムントは、貴族の子弟を集めた学校で共に学んだ同窓生だった。比較的気安く付き合っていたが、突然のジクムントの暴言によりショックを受けて距離を置いた学生時代。しかし再会したジクムントは、自分の放った言葉も忘れた様…

6

光の竜は闇を抱く 小説

李丘那岐  笠井あゆみ 

意外と現実的なお話

ファンタジーかと思っていたけれど、どこか異国の話ではあっても意外と現実的な話でした。我儘な攻めに振り回される受けの健気な様子に萌えました。でも時に気の強い所を見せるのも、またイイです。終盤にタイトルの光の竜の意味が分かるのですが、竜の出番がもっとあっても良かった!是非、続きを出して欲しいです。竜が意外とカワイイ性格をしていて、もっと出番が欲しかったです。でも、竜が出るとまだまだ波乱続きの生活なんで…

4

光の竜は闇を抱く 小説

李丘那岐  笠井あゆみ 

ゆるく楽しめる身分差+再会モノ

あらすじ:
軍人のイオリ(受け)は隣国の祝賀パレードで、
貧民が投げた石からジクムント王子(攻め)を守る。
ジクムントは貧民の罪を見逃す条件として、イオリの身体を求めてきて……

他国の王子×軍人という一見接点のない二人ですが、実は十代の頃からの顔見知り。
同じスクール出身の同級生で、冒頭のパレードをきっかけに久々に再会したという設定です。

二人の再会から物語中盤あたりまで延々エ…

10

明日もきみと恋の話 小説

李丘那岐  桜城やや 

不安を超えて

1冊丸ごと表題作です。
光流(受け)の目線でストーリーが進んでいきます。

光流は、悠介(攻め)とはホスト仲間で恋人だったけれど、女と結婚するからとフラれてしまいます。それから三年後にホストを辞めて、話を聞く会社「花荘カンパニー」を起業します。それから三年目を迎えたある日、弁護士事務所で悠介と再会してしまい…という話です。

まず、未だに光流の中には「好き」が残っている、という表現が良い…

0

この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

漢前受けとキレ者攻め!

幼なじみで同級生、子供のころからまわりに比較され続けているライバル関係な二人。

老若男女関係なく自分の周りの人間をどんどん惚れさせていく鋭、男前さと母性を併せ持ち、かっこいいのにかわいらしい、凛としてるのにどこか脆い、これはもう自分だけのものにしたくて長年執着してる颯洵も仕方ない。とっても魅力的です。
一方、頭脳派インテリやくざ、不敵で豪胆、それでいて神経質で繊細で常にピリピリしてるような…

0

ルナノベルズ2012 春のらぶらぶv小冊子 特典

6作品の番外編SS

7作品(うち2作品は作者が同じなのでコラボ)の番外編SSが6作品収録されています。文庫サイズより縦長い小冊子に二段組で、1作品につき5ページ書かれています。

かわい有美子先生の「金のフォークに銀の匙」が大好きなので読みたくて、なんとか入手しました。その番外編「ちいさなクマの話」は、三谷の目線で進んでいきます。本編で三谷の入院中に不破が贈ったクマのマスコットの話題から、甘い恋人同士の夜に誘われ…

1

恋を教えて 小説

李丘那岐  せら 

臆病な二人の282ページ

1冊丸ごと表題作です。
おそらく平均より少し多いページ数ですが、飽きることなく読みました。

主な登場キャラクターは、花宮、鐘崎、本田、呉、日野です。
花宮(受け)は、夜遊びをする日野をなんとかしようと奮闘する真面目な高校教師です。同僚である鐘崎(攻め)が好きなのですが、ノンケに叶わない恋をしてばかりの自分が嫌で、告白できません。鐘崎に近づくなと言われてショックを受けた花宮は、友人の呉のバ…

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