陵クミコさんのレビュー一覧

スペアの恋 小説

椎崎夕  陵クミコ 

煮え切らない大人達

トンデモストーリーでもないし悪くもないんだけど、なんか登場する大人達が誰もがなんか煮え切らないなーーって印象。

俊[受]の隣人、渡辺父子の息子、孝太が俊にやたらに懐かれてしまう。
俊は特に子供好きじゃないので最初は困ったなーと思うんだけど孝太が可愛いんで段々情が移って行くんですな。
そんな矢先に、渡辺の離婚した妻、つまり孝太の母が孝太を攫いに現れ、それから孝太を守った俊はそれが切っ掛けで…

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ラブストーリーまであとどのくらい? 小説

砂原糖子  陵クミコ 

物語の始まりは・・

ラブストーリーで会いましょう。
からのスピンオフ作品。
私がそっちを読んでいないので、そっちのとの絡みは不明ですが
キャラクターもカップルも別々なので、ひとつの作品として全然問題はございません。
砂原先生らしい、ホワンと優しい一冊でした。
読後幸せになれるって素敵なことやと思う。

舞台は編集部。
女好きでチャラ男な編集×眼鏡でダサい編集
なにも無ければ接点だってなさそうな2人。…

3

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

障害児を持つ母だけど

BL歴15年にして書き込み初体験ですこの作品を読み、他の方のレビューを拝見させて頂き、障害児を持つ母として一言?言わせて下さい。睦は軽度の自閉症ですね、うちの息子もです。読んでいて同じ様な行動パターンがありました
痛い物から目をそらしたくなるのが人間の心理なので、受け入れられない方も多いんでしょうが、この話の根本は障害とは別物だと思います。想いを隠せない一途な受けと逃げてばかりいるヘタレな攻め...

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指先がすれ違う 小説

小中大豆  陵クミコ 

思い込みが過ぎて誤解に

今回は受様の同期で部下の後輩を好きな営業マンと
入社時から攻様に長く片思い中の営業マンのお話です。

受様視点で2人の出会いからまとまるまでと、
攻様視点で回想まじりの後日談を収録。

受様は大手食品メーカーの営業マンです。

仕事を趣味にして4年目の今では
営業部の若手の中でも
一、二を争うホープと言われ

くっきりとした目鼻立ちで
綺麗と言われる事も多い受様は
そ…

1

愛しい声 コミック

陵クミコ 

そうだったのね

カフェのマスター柳井と、その友人はアラフォー。
そこに、柳井目当てで通い詰めている衛。
衛の二十歳の誕生日、柳井は特別に店を貸しきりにして誕生パーティーを開いてくれるというので、衛は、今日こそ柳井に告白するぞと、固い決意で店に行くのですが、そこへいつものお邪魔虫、鵜瀬もやってきて…

結果から言うと、
衛は玉砕して、
鵜瀬に躰をなぐさめられて
親愛と、恋愛の違いを知っていく。
そん…

1

移り香 小説

可南さらさ  陵クミコ 

いやあ、不覚ながらも・・・・・胸キュン。

えー・・・と、なんすかね、
細かかった。
なんかいろいろ細かかった。
主人公の想いとかそーゆう、の?
スラスラ読めたし、内容的にはおもしろかった。
まあ、うん、そんなに「心に残る」感はなかったっすね。
いい小説だったな、ぐらいで。
でも、タイトルどうり胸キュンはしましたよ。
弟と兄の関係はぎこちなかったけど。
あまあま、ってわけじゃないし、まあ人によってハマる人とハマンない人とね…

2

移り香 小説

可南さらさ  陵クミコ 

恋愛より主人公の境遇が苦しかった~

この本の後半に入りクライマックスを迎えるまで、本当は出来上がるまでいかないんじゃないか?と思うほどに歩み寄りがありませんでした。
本当の後半に入ってやっと気持ちが近づいたけれど、これはあってもキス止まりだろう?
何と言ってもまだ兄の気持ちは恋愛までいってない、一時的な安心感からのブラコンの過剰な愛情だし、、と思っておりましたところ、あとがきを読んでこの作品の評価が上がりました!
やっぱり作者…

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イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

私の希望かな

 砂原糖子さんの小説はだいたい読んでいるのですが、やはり発行部数の多い作家さんはたまに取りこぼしがあります。
 で、取りこぼしに気づいて読みました。

 すごく重いテーマだと思うんです。
 障害を持つ人で恋愛、ましてやBLを描くというのは。

 萌えという部分は、全くなかったけど、これは私の希望かな。

 私の甥っ子も何もかもがわからないというほどではないものの、発達障害があります…

9

愛とは常に惑うもの 小説

仙道はるか  陵クミコ 

しょっぱなが好き

しょっぱなからエロがきて、それが自分好みだったからおもろかったです。
でも、いくら彼女にフラレタからって、後輩に頼むのって・・・・・・。
うれしい設定ですね。オープニングがホットスタートなのが好きなもので、勢いよく最後まで読むことができました。

ちょっと年齢的に高い設定だったので、ふーん。そうか、これが大人の世界か・・・・・・。って疑問ながらも読んでました。

麻薬捜査官がやくざにな…

1

おとなり 小説

月村奎  陵クミコ 

イジワル(オレ様?)攻めに、腹が立ってしまった

まず、いつもの月村さんの作風とは違って感じました。繊細な心理描写などあまりないカンジ。家族のドタバタが描かれていたり、どこか「マンガの原作みたい」と思いました。

和菓子屋の久保田家と、会計事務所で、母親がシュミで喫茶店もしている芳野家。
両方の父親の過去の行き違いから反目しあっっているお隣同士だ。
博紀(攻め)は勉強ができる優等生だが、和菓子屋の息子なのにアンコが苦手。親に内緒で「おとな…

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