みずかねりょうさんのレビュー一覧

結婚したいと言われても 小説

秀香穂里  みずかねりょう 

甘く囁かれて…

ここのところずっと「秀香穂里先生祭り」開催中で、発表年とかは全く問わずランダムにあれもこれもと読んでいる今日この頃ですが、本当に色んなテイストの作品があって凄いです。
本作はあとがきによると「結婚」がテーマのめちゃラブコメ。
……え、そうですか?
私はちょっとブラック入ってるなーと思いましたよ。
舞台は結婚相談所。マジ婚活の男女が各々理想の相手との出会いを求めて集っております。
女性たち…

2

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

やっぱり風景描写が素敵

小説Dear+で続編を読んだので、気になってこちらも読んでみました。
やっぱりこの作家さんの風景描写はいいなあと改めて。
お話は無難な展開というかイラストの素晴らしさにかなり助けられてる気がします。キャラが挿絵に喰われているような…。
気になったのは心臓病の受けについて医療知識の付け焼刃感が酷い。
山の描写がリアルで詳細に文章で描かれているので同じレベルを期待してしまうのがいけないのかもし…

2

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

面白すぎる。

前作『あなたが教えてくれた色』で、安西さんの作風が若干変わった…?と思ってましたが、今作も今まで安西さんのイメージとは全く異なる毛色の作品だったように思います。

いつもレビューはネタバレ上等で書きますが、今回はネタバレは封印します。こんなにネタバレしたらアカン!と思う作品もそうそうない。ぜひとも予備知識なしで読んでほしいです。

とにかく面白い。萌えるとか萌えないとかをはるかに超越してる…

14

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

にゃあの破壊力

正直最初の「にゃあ」はキモ。と思ったんですが二度目では、おぉ……。と思って。三度目では、ふ……ふおおぉ!でした。
切ない。

あらすじとタイトルには特に惹かれなかったんですけど作者と口絵で買いました。……口絵!

攻が勝ち組で、性格悪くて、でもまあ安西さんじゃひどいことにはならない……よ、な?
と読みながらビクビクしました。

クライマックスの少しネタバレを。
結局のところ三希は…

10

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

ページ捲る手がとまらず。

作家買いの安西先生、新作は重く切なく、そして深いお話でした。
難しいテーマでシリアスなので好き嫌いがあるかもしれませんが、個人的には今年(まだ2月だけど…)一番胸に迫った作品です。

上の作品紹介の受け攻め欄で出てますが、受けの百合原は多重人格を患ってました。
ハッキリとは描かれてないけど幼い頃の辛い経験によりいくつもの人格が作られ、その内の「三希」という人物がキーマンになるお話。
百合…

5

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

言葉にならない

圧巻でした。
そして非常に重い。非常に重いテーマを扱った作品なのです。
これまでの安西作品を期待して読んだ読者にとっては、衝撃を受ける事になるとも思います。私もこれまでとあまりにガラリと違う作風に最初は戸惑いました。
でも、最初は静かに、また読み進めるうちに加速度的に引き込まれるその深いストーリー性。痛くて切なくて仕方ないのに、心の深い部分を揺さぶられ、読み終えた後は強い感動を得られると思う…

27

バースデー ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

このSSで救われる

本編で心配のあまり半泣きになった「三希」のその後のお話です。絶対本編後に読みましょう~
半泣きになった気持ち、本編でやり場のなかった気持ちが、少し癒されると思います。

********* 以下がっつりめのネタバレ


新聞配達している透が帰ると、朝ごはんを作ってくれていた遼一が迎えてくれるのですが、遼一は透の着ていたシャツを見て「自分で選んだの?」と聞き「やっぱりそういうのが好きだったんだ」と言…

7

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

読み応えあり、でも切ない・・・

他の方も書かれているように重いストーリーで、
とても切なくて泣きながら読みました。

透はこれからずっと、遼一に愛され甘やかされながら生きていくからいいとして
(過去の辛い記憶は本人は防衛本能で曖昧なようなのが救い)、
消えた三希が哀しすぎる・・・。
三希は透を守り、復讐を糧に存在していたのに、
ようやく遼一に愛を告げたところで消えてしまうなんて。。 涙
でもおまけペーパーのSSで…

6

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

重いけど読む価値あり

安西先生の最新作。
「好きで好きで」や「人魚姫のハイヒール」とは全然違く作風で驚きました。
こういうのも書かれるんですね。
重く切ない話ではあるけれども、
この二人の幸せな生活は続いていくと思うと読後は爽やか。
個人的2017年度ベスト5には入れたい、読み応えのある一冊です。


****以下ネタバレ含みます****
攻(遼一):弁護士資格も持つ優秀サラリーマン、尊大、姿を消した…

8

バースデー 小説

安西リカ  みずかねりょう 

切なくて涙

大好きな安西さんの最新刊。
普段の作風と全然違う重~いお話でしたが、
私的・安西ベストの「何度でもリフレイン」を超えて、一位になったかも。
三希が透に一番最後に語り掛けるクライマックスのシーンでは
思わず泣いてしまいました。
話は重いけれど、この先の二人の(三人の?)幸せが
きっと続いていくと思うと読後はすっきり。
できれば、おまけSSも読まれることもお勧めしたいです。

6
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