サマミヤアカザさんのレビュー一覧

白薔薇は純潔を捧ぐ 小説

雪代鞠絵  サマミヤアカザ 

いい子過ぎるよね

可愛そうな受け様がお金持ちの優しい攻め様に拾われ大事にされるという
大きく話は読める展開でしたが、面白かったです!

受け様はお金持ちの妾の子供で、お母さんが亡くなり引き取られましたが
使用人同然で可愛そうな扱いを受けています
攻め様はプレイボーイと周りからは言われていますが
かなり優しくいい人なんです

とにかく受け様は兄に騙されたにも関わらず
兄を信じていて健気で可愛い子、使…

2

いつか甘く融ける恋 小説

淡路水  サマミヤアカザ 

チョコのようにとけるまで

新レーベルでの商業誌デビューで初読みの作家さんになります。
あとがきでは別ネームで雑誌にも掲載されたことがあるとか、
このレーベルさんで出ている作品、まだ多くは無いけれど意外にも高水準。
今まで出ていた7作品も面白かったので期待大でした。

内容的には一部の人間から謂れのない悪意に満ちた噂をされ、
大人社会のイジメかと思える環境にいてストレスで疲れている大学の
助教で受けになる一海が…

5

秘虐の花嫁 小説

遠野春日  サマミヤアカザ 

徹底的な被虐でSMとは違う痛さ

凄すぎですね先生と言いたいくらい徹底的に受けのアイシスを虐め尽くしてます。
これは被虐系で健気な受けをドS鬼畜攻めが肉体的にとことん虐める作品が
意外に好きなのという人にはオススメなのでしょう。

個人的に言うならば私は受けに対して自分では抱かないで他人に抱かせて
それも複数人数で毎日被虐という内容には食指が動きませんのでダメでした。
そのへんの美姫よりも美しい小国の王子を12番目の妃…

6

秘虐の花嫁 小説

遠野春日  サマミヤアカザ 

ちょっとやりすぎかな。

好きなテイストでお話を書きたくなるのは解りますし、
でもってこの方の傾向として強気で傲慢な攻めがお好きなのは判りますし、
私自身もそういうのが嫌いって訳ではないですが、何事も匙加減が大事なのでは。
過ぎたるは及ばざるが如しな一冊でした。限りなくしゅみじゃないに近い中立です。

アイシスを興味本位で娶ったヴァシルは決まりに則って初夜のみは済ませるのですが、
元々同性愛者ではないため、アイ…

5

侯爵様の花嫁教育 小説

秋山みち花  サマミヤアカザ 

王道あまあまロマンス

秋山さんの『ベタ甘王道』は基本的には好きなんですが、こちらはあらすじで『あまりにもありがち過ぎな予感が・・・』と買うのを見送ったんです。

それが『花冠の誓約 ~姫君の輿入れ~』が(こちらも違う理由で買うのを迷ったんですが)、それはもう私の好みにどストライクだったので、秋山さん再読祭り開催と同時に、見送った過去作いくつかも買ってしまいました。

で、こちらですが・・・正直なところ『まあ、買…

0
非BL作品

猫人夜警隊 夜がもうすぐ終わるなら 小説

真堂樹  サマミヤアカザ 

相棒、幼馴染み、兄弟の絆

『猫人夜警隊』シリーズ第2巻。
前作に引き続き、猫人の世界を舞台にして縞瑪瑙城夜警隊の活躍を描いた作品。第2巻では中編「銀のホタル 金のホタル」「夜がもうすぐ終わるなら」の2本を収録しています。

「銀のホタル 金のホタル」
いつもケンカっぱやい夜警隊士・トロワに元気がない。ベッドで寝込んでいるトロワのことが心配でならない相棒のユキネ。トロワの不調には幼い頃の事件が影響しているようで…。

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非BL作品

猫人夜警隊―Der Nachtw¨achter 小説

真堂樹  サマミヤアカザ 

猫の生態を取り入れた少女小説

『猫人夜警隊』シリーズ第1巻。

猫の耳、猫の尻尾がはえた人間ー〈猫人〉たちの世界。
ゴールドラッシュ河畔にある縞瑪瑙城城下は水運の要所として貿易が盛んな都市です。都へ行く貴族や商人がひっきりなしに行き交う場所。娼館や野良が集う界隈、闇取引きが日夜行われているいかがわしい通りもあります。
そんな清濁併せ飲む街の夜の治安を守っているのが、縞瑪瑙城夜警隊。
面倒くさがりの隊長・R.B.と美形…

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花町物語 ~初桜舞う、夜の褥~ コミック

サマミヤアカザ 

あ…私、ショタ絵はヤかも…

今更…という感もする、BLゲーム「花町物語」のコミカライズです。
(↑今更感って、レビュー書いてる今は2014年だけど、
  このコミカライズが発売されたのが2012年。
  でもね…本家のゲーム発売は2005年なの、なんという時間ブランク!)
あらすじはやはり(当時のゲームらしく)王道で、明治時代とおぼしき頃…
日英混血の美貌の少年が、冷酷な遊郭の楼主に金で買い取られ、
娼妓として見…

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パパは王子様 小説

石原ひな子  サマミヤアカザ 

どこがいいのか……

BLによくある王族に見初められて、というハーレクインっぽい玉の輿ものかと思ったらちがったようです。
どちらかといえば小公女?
シンデレラ?

おとぎばなしチックなんですけど、主人公の受けは運命にながされるまま、とにかく耐えるだけ。このひと、自分で行動したことってあるのかな。
両親を早くに亡くして、親代わりの姉が外国で恋をして、妊娠したけど一人で産むというので、一緒に育てて、その姉が不慮の…

1

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

保高があまりに良い男

うーん、やっぱり砂原さんの作品は面白い!
コミカル作品はもちろんですが、このようなシリアス風な作品も。


受けの志上は、線の細い小作りな整った顔立ちの25歳。
ホストで、女性は皆、金蔓。

攻めは研修医の保高。
真面目で、学生時代は委員長などを任せられるようなタイプです。


中学生時代のクラスメートだったふたり。
イジメの対象だった志上をかばったことで、志上自身のプライ…

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