サマミヤアカザさんのレビュー一覧

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

究極の不幸設定?

砂原さんお得意のどシリアス。
10年以上前に書かれているお話で、今回手直しされてるとはいっても文章に少し読みにくいところがありました。しかし、題材などはやはり昔っから砂原さんは砂原さんなんだぁなと感じます。
『夜明けには好きと言って』『真夜中に降る光』という、CD化までされた砂原さんのホストものを彷彿としました。テーマもなんだか似ている。「優しいプライド」の方が先に書かれたものなので、その時う…

8

優しいプライド 小説

砂原糖子  サマミヤアカザ 

彼の欲しいもの

02年アイスノベルスの新装文庫版
「愛しいプライド」が新たに加えられた短編です。

その生まれから疎まれ仲間外れにされてきて、そこから逃げ出しホストになった志上。
彼が車と事故を起こし、その運転者が元同級生で現在病院の研修医となっている保高との再会となる。
右手首の骨折のため、生活に不自由な志上を保高は自分の家に住まわせ共同生活を始める。

健気に尽くす保高に志上がほだされたという簡…

7

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

犬+ネガティブ=小悪魔受け→女王様受け

もう執着攻めが大好物の私が、迷わず作者買いするリストのトップに位置してる作家さんの新作です!発売日に夜更かしして読みましたが、期待通りとっても面白くて萌えました。

今回は前作の強引押せ押せ系の犬とはうって変わって、ネガティブいじいじ犬でした!!従来のパターンだと犬がご主人様大好きーってワフワフ向かって行って、受けは最初ドン引きしてあっちいけーってなった後に、いつのまにか絆されてラブラブという…

3

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

本当、ラブ・ガブ!

「ラブ・ガブ」というのは、宮緒さんが編集さんに提案した題名の一つの案だとあとがきにありましたが、最もだと思ってしまいました!

この作品が受けのクリスティアン(森の魔獣に育てられた美しき野生児)が、彼をずっと探していた攻めの守護騎士のラファエルに、ひたすらガブガブしていたお話という印象だったからです。

ガブガブといっても首をガブガブですよ!
最初の方は頚動脈辺りをガブガブ食いちぎる所業…

4

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

退屈でした

何度読むのを中断したことか。
とにかくめんどくさくって。でも定価で買ったし…と、おかねをもったいなく思って最後まで読みました。
2段組も内容がつまってればいいんですが、
話が動かない。ファンタジー設定に説明が必要だったわけでもない(王子がケモノにそだてられる、という昔話によくありそうなパターンです)。

攻めはさいしょから自分のことを、(受けの)犬だ犬だと言いまくってるし、
魔物だか、…

6

犬の王子様 小説

千島かさね  サマミヤアカザ 

太郎は何処へ

異世界から王子様が現れるのですがその現れ方が物騒なのです。
まぁ、物騒と言ってもアクシデント、災難なのですが、受けになる冬馬は
可愛がっている犬の太郎と散歩の途中で暴走車にひっかけられ、
犬と共に崖から転落、太郎も大怪我をして冬馬も動けない、意識をなくす前に
1番感じたのが目をつんざくような痛み、それは王の証を目に埋め込まれたのが原因。

冬馬も怪我をしながらも割合に軽傷だったが、片目…

3

「犬の王子様」アニメイト限定書き下ろしペーパー 特典

初めてのデート。

『犬の王子様』のアニメイト限定ペーパーです。カラーで文庫表紙のイラスト入りで素敵。

どうでもいいんですが、初めてアニメイト実店舗に行きました、私。もちろんこのペーパーのためだけに。

本題です。

冬馬(受)がラウル(攻)と外に出るときはいつも、ラウルは犬(冬馬の愛犬・ボルゾイの太郎)の姿で文字通り『犬の散歩』なわけですが、たまには人の姿のラウルと散歩に行きたいとラウル用の服を買…

1

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

ネガティブ執着ワンコのお相手は獣受け

犬と言えば忠誠、忠誠と言えば騎士、今度のワンコは中世時代を彷彿とさせる
ファンタジー主従ものです。
犬を書かせたらこの作家さんでしょうと言える宮緒葵作品、今度のワンコは
執着一途なのは今までのワンコと共通ですが受けが『獣』で『ケダモノ』でない
BL的なこの文字の違いをまさしくと感じるのです。

読みはじめに感じたのがまるで受けになる王子が狼に育てられた少年みたいだと
感じるのですが、…

4

犬の王子様 小説

千島かさね  サマミヤアカザ 

ライトでドリームなファンタジー。

千島さん作家買いです。

初めは『犬=王子様』の変身系(というのか)かと思っていたら、ちょっと違って『異世界(パラレルワールド)の王子様が時空を超えて犬に憑依(?)』という感じでした。
とはいえ変身系には違いなくて、作中では犬と人の姿が入れ替わるんですが。

その王子・ラウル(攻)が、冬馬(受)の右目に『金印(ゴールド・シール)』を隠し、それを取り戻す方法がわかるまで側にいて守ると・・・…

4

獣王子と忠誠の騎士 小説

宮緒葵  サマミヤアカザ 

主従といえば、「犬」!

再び「犬」の登場です。
主従ものであるので、実のところ「堕つれば~」や「愛犬~」に似た感じは否めないです。
それゆえ、エッチ描写の”子種””孕ませる”だの、そういった表現の使い方や絡み方も、あ、またか、な感じがしてちょっと新鮮味がないのが残念な部分。

愛をつかさどる女神トゥランの末裔の王族が治めるトゥランは女神の加護か豊かな大国。
その王子クリスティアンが母の王妃が亡くなると後妻に入っ…

4
PAGE TOP