山中ヒコさんのレビュー一覧

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

君と鬼道が今とかわらずに想いあって笑いあって幸せでいられますように

上巻では主にイキガミとドナーの関係性や物語の世界観を描かれていて、下巻は鬼道と吉野の心情がより深く描かれていました。

冒頭からイチャイチャする2人。吉野の影響で「ありがとう」が言えるようになったり、傲慢だった鬼道が吉野のおかげで人間味のある男に変わっていました。
普通なら仲良しな2人を見て幸せな気分になるのですが、今作は2人が仲良くしている描写を見ると、これから起こりそうな最悪のシナリオが…

8

イキガミとドナー 上 コミック

山中ヒコ 

2人の関係性が切なすぎる( ; ; )

鬼道は最強戦闘種「イキガミ」として国を守っています。イキガミとは、銃や戦闘機などの攻撃を全く受けない人種で、兵器の代わりに自ら戦闘します。そんな無敵とも思えるイキガミですが、イキガミ同士の戦闘では傷を負い、その傷は「ドナー」と呼ばれるそれぞれのイキガミに適合した1人の相手の体液でのみ治すことができます。

鬼道に適合したドナーは中学教師の吉野。
ドナーは政府の管理下にあり、必ずイキガミの傷を…

3

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

唯一無二

近未来の設定

世界は変化してイキガミという超人が生まれて
武器を無力化するけれど
イキガミ同志で戦うと沢山の傷を負って
薬が効かない治療法もない

唯一効くのは一人しかいないドナーの
体液(血液も)や臓器

二人一緒にしか生きられない
お互いのかけがえのない存在に
おののき震えて
そして、共に生きる道を模索する

10年後の自分は手紙を書く吉野はひたすら暖かく
イ…

7

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

無償の愛を知る

イキガミの素質がずば抜けている、鬼道
しがない教師、吉野

神として称えられあらゆる補償を受けるイキガミ。
イキガミとして赴く人間は「守りたい」モノが個々にあったが、鬼道に関しては何も無い。ただただイキガミとしてだけ命を落としてでも全うするだけの日々だった。それを見ていた柴田は危うい鬼道を他のイキガミ以上に心配していた。

上巻で鬼道のたった一人のドナー吉野と出会い、自分を治癒させる人…

8

500年の営み コミック

山中ヒコ 

大切なことは時を経てもきっと。風化なんてしないと。

新刊の「イキガミとドナー」を読んで。とてもとても感動したので。以前より気になっていて、何だか怖くて、手を出していなかったこちらを購入してみました。だって、表紙の美しさとタイトルだけで。ああもう、これは何かを予感させて、ドギマギするでは無いですか。そういう意味では出オチ感も半端無いです。ここに全てが語られてしまっているのだと。読了した今となっては、この美しい表紙を見ただけで泣けてしまいます。
まだ…

5

涙三滴、薔薇の花びら コミック

山中ヒコ 

突っ伏す

2016年に「王子と小鳥」を読んで、早くも4年近くたちました。どなたかがレビューに役に立ったボタンを下さったのをきっかけに再読→再発火→とうとうこの同人誌を購入しました!!!読みたかった・・・読んで良かった。

「王子と小鳥」でケイイチが「・・・・会いてえなあ」と涙ぐんでいたあの続きが読める同人誌です!

お話は王子の侍従ハッサンの視点。幼い王子に仕え始めたころから始まり、再会するところま…

3

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

BLというジャンルを超えて

BL云々んなもん関係ねーー!!!!



その一言に尽きる。
BLとしての萌えやら尊さやらそんなレベルの話じゃなかった。
自分じゃない誰かを大切に思う気持ち、誰かの為に自分を犠牲に出来る深い愛。そんなものに胸を打たれまくりました。いや、ほんとに、最後二人が幸せになってくれて良かっ、、、た、、!!

山中先生はさすが「ここ!」ってところでギュンギュン胸を締め付けてくださる。
大事な…

12

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

良かった〜泣

鬼道と吉野の仲が甘くなるにつれて、J国とイキガミを取り巻く情勢が一気に不穏な空気になって来ました。

もう嫌な予感に読むのが怖くて、でも先が知りたくてページをめくる手が止まらないんですよ。

吉野が生徒たちに出した課題のテーマがまた良くて、生徒たちはもちろん吉野も改めて自分の置かれている状況を考えるきっかけになるんです。

それを鬼道にも宿題として渡すんですね。これが最後に効いて来るん…

8

イキガミとドナー 上 コミック

山中ヒコ 

吉野と鬼道の関係に萌えました

山中ヒコ先生作品を読み始めたのは、電子で「丸角屋の嫁とり」を読んだのがきっかけでした。それからちるちるさんで既刊本を調べて購入したり、新刊を発売予定で知って集めだしました。

非BL作品は購入していなかったので「500年の営み」依頼の久しぶりの購入でした。
まずあらすじに惹かれ、スタイリッシュな表紙に惹かれ、同時に悲しい結末だったらどうしようと怯えながら読み始めました。

イキガミの設定…

4

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。涙。

凄い不穏なんです。苦しくて。胸が張り裂けそう。
ハラハラのし通しで。だいぶ持ってかれました。
人を人とも思わないこの国でイキガミと選ばれ、ただ死闘を繰り返すだけの鬼道たち。
そんな鬼道と少しずつ心を通わせて行く吉野。
吉野が中学校の教師という仕事をしていて。未来ある子供たちと常に触れている、という事が。
鬼道の心を救う一助になっていたのは大きかったと思うのです。
子供達には未来がある。…

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