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8/12(合計:116件)
河井英槻
Krovopizza
ネタバレ
巨大な神の像がトレードマークの、とある外国の町の物語。 「求めよ、さらば与えられん」 という聖書の言葉が引用されていますが 描かれるのは、報われないと知りながらも愛さずにはいられない、切実な人びとの姿です。 故郷を捨て、異国の地で語学で生計を立て生きるニコ。 彼の、傷ついても傷ついても母親の愛を諦めきれない姿がとても切ない。 子供の頃から、勉強して成績を上げても、働いて母の日に…
ヒトヨ
表紙が綺麗だったのでジャケ買いしましたが、話がそもそもつまらない? というかテンポが悪い? 主人公の境遇には同情しますが心理描写の語りが多過ぎて逆に不幸自慢をつらつらしてるように思える。 萌えるポイントがない。 登場人物に感情移入できない。 ちょっとこれは買って失敗したかも。
マツオ
この作者は、孤独感を描くことにかけては天才的です。 主人公のニコの圧倒的な孤独を、異国の青年エリが時に乱暴に、時に極端に、時にそれとさとられぬように優しくゆっくりと包み込んでいきます。この辺りの、エリがとるニコに対する態度や心理描写は秀逸。 七年間という超不安定な連載であっても作品のテーマが一本筋通っているのは、孤独感を描かせたら右に出る者はない作者の真骨頂でしょう。 しかし………
江名
母親から愛されることをひたすら望むも、 弟ばかりを溺愛する母からは酷い言葉しかもらえず、心に深く傷を負ったニコ。 彼が家族も故郷も捨て、死に場所を求めて彷徨ったあげく辿り着いたのは、 窓から大きなキリストの像が見える街、 そして、怪我をしたニコを助けてくれた、食べ物屋を営むエリという男。 この物語、時間が前後して進んでいくのがとてもいい。 話は、ニコが家を出てから3年後…
トーゴ
10代の少年の多感さと特有の正義感。 見渡せる世界だけが全て。 だからこそ、踏ん張って守り抜こうとする勇気と強さ。 触れれば壊れてしまいそうな危うさの中、水村が唯一縋ったのが九条だった。 1度だけ近寄ったら満足するつもりが、何故か九条に懐かれくすぐったい関係に気を緩める事を覚えます。 2人が近づいていく過程に、ひらひらと舞う蝶を追いかける様な言いえぬ楽しさを感じるのですが、祖母の死を…
楓花
ままならない現実へのもどかしさ、辛さ、苦しさ…大切な思い出が壊されてしまう痛み…水村の置かれた状況がとても厳しいです。 笑顔で隠して1人で堪えて…近所の人たちは見て見ぬ振り、町ぐるみの土地計画のため警察もまともな対応をしない、映画館を無くしたくないから家族にも言えず、どん底にまで落ちた昏い精神に刺した唯一の光…それが九条だったんですよー! 可愛らしい恋のキラキラした部分と、水村の家庭事情との明…
クリボウ
晶々とは『きらきらと輝くさま』という意味だそうです。 けれど、この作品は高緑のきらきらと輝く恋愛事情を描いたものでなく、緑間の高尾への想いと執着を描いています。 そして天才ゆえの孤独。 これまで『人事を尽くす』ことによりあらゆることを手にしてきた緑間。 でも、人事を尽くしても運命が微笑むかどうかわからない、唯一の、そして初めての恋。 冒頭で放課後の教室のシーンで高尾のジャージ…
どツボりました! やっぱ河井さん好きだわ~。 初めてこの人の作品に触れたのはコ〇ンの同人誌なんだよねー…あの時も切ない話でキュンキュンさせられました。 今回の話も良いですー! 因みにカイ×ユキだとショタ攻めになりますが、回想場面のバスカヴィル×幼少のユキだとショタ受けになります。 二重に美味しいですね(笑) バスカヴィルが何考えてるか読めないなー…怖いんですよね。 人を傷つけ…
サガン。
この方の描かれるイスウェイってばイスウェイってばイスウェイってば…。 毎度ギュンと心を持っていかれちゃいます。 今回のが一番ドギマギ感みたいなのがあったかな。 初夜ってわけでもないのに。 ウェイバーちゃんがすっごいドギマギ緊張してるのが伝わってくるんですよね。 ラブラブなんだけどラブラブなだけじゃない。 ライダーにはその先が見えているからなのか、これほどにウェイバーがかわいくなっちゃっ…
すっごく日常っぽいんだけど、その中になんというかキラキラした感じが散りばめられました。 キュンキュンするのは相変わらず。 ウェイバーちゃんはホントにかわいいツンデレさんだなぁ。 そのツンデレっぷりさえ包み込んでしまうようなライダーの大きな愛がステキです。 大きすぎてそれがウェイバーちゃんには自分1人のモノのように見えない時もあるけど、ちゃんとそれを汲み取って言葉にしてくれる。 ライダーの…