恋煩シビトさんのレビュー一覧

別れさせ屋の恋 コミック

恋煩シビト 

クズの話の方が奥深い

表題作よりも「俺って正直クズだと思う」のシリーズの方が面白かったです。
結局誰が一番クズなのか、誰が誰を好きなのか、誰を利用してるのか、最初の話だけでは分かりにくくて、誤解してしまうようなお話でした。でも、ジュテーム番外編まで読むと、なるほどなるほどって、わかります。
個人的には暴力とか利用するとか好きな人以外の人としちゃうのは好きじゃないので中立ですが、恋煩シビトワールドな作風が好きな人には…

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溺れる コミック

恋煩シビト 

当て馬とは

高校生、三角関係と大好きなワードで出てきたこの作品。作者の恋煩シビトさんが当て馬好きで書いたとあとがきに残してましたが、本当に当て馬が光を浴びた作品でした。
大抵の作品は当て馬が可哀想で終わるとか当て馬が嫌なやつとかだと思うのですが、これは最後にスカッとする!親友の次郎も、きちんとキスを拒んだり、彼女に悪いと言ってくれるから、モヤモヤせずに終われたし。
はじめの方は爛れてるとか、当て馬役のハチ…

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優しくしないで泣いちゃうから コミック

恋煩シビト 

痛いよ

私は甘い話とハッピーエンドが好きなので、文字通り趣味じゃなかったです。
でも、恋煩シビトさんの独特な世界観とギリギリアウトなキャラとかが好きな人はたくさんの癖のあるキャラに会えて楽しめる一冊じゃないかな。
私みたいな王道好きは読んでいて顔をしかめたくなるのでおすすめしません。

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溺れる コミック

恋煩シビト 

一般にも薦められそう

幼馴染みの友達と恋人の違いを揺れ動く三角関係の物語。三者の心情が1冊で上手に表現されています。

馳男と次郎は初めての変化に自身や相手の気持ちがわからず苦悩している。ハチは過去から両者の気持ちがわかり、愛し合う同性を求めている。「変わらない」はないのだ。変化を受け入れ、どう行動するか。ハチにほだされた馳男はメスと気づき関係の着地点を決める。「俺をこんな風にしやがって」。ヒトは他者を通さないと自…

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愛玩マゾ教室 コミック

恋煩シビト 

猫の笑い方!

酷すぎて笑っちゃいました。
クロミが「好きになっちゃったんだもん」というのに
猫が「ニ゛ャーハッハッハッハッー!!」
って顔も妖怪のような恐ろしさ。

短編集だけど色んな愛の形があって面白かった。

「この頃はやりの男の娘」では先生にちょっと優しくされて先生を好きになってしまった山口が先生の為に女装しちゃう話。
セーラー服姿の山口みて先生も欲情しちゃいます。
この二人は将来が心配…

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なつの遊戯 美術室の秘密 コミック

恋煩シビト 

「溺れる」以上にややこしい三角形

「溺れる」と非常に似て非なる作品で、こちらも恋煩シビトさんお得意のねじれた三角関係モノです。
ねじれ方はこちらの方がややこしい!

『なつの遊戯 美術室の秘密』
後藤という共通の人物を通して面識を持った二人(後藤に憧れる〔安部〕と、後藤の幼馴染み〔吉沢〕)のおかしな関係を描いた作品。
溺れるに比べると、こちらの二人の関係はだいぶんイタイ方向にねじれていて「そう来たか!」と。
25ページ…

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溺れる コミック

恋煩シビト 

異性の存在が壊す同性間の友情

これは完全女性目線で読んでこそ面白い♪
女友達間でいつも一緒にいた友達に彼氏が出来て、親友をその男に取られたような気持ちになったことってきっと誰しもが経験あると思うんですけど、それを「女子より友達同士の距離感が近い男子グループに当てはめたら?」ってお話。
これぞ女子が大好きな生唾妄想って感じがします。
「THE 妄想」ですね!
シビトさんテイストで描かれると一層萌えます。

仲良し四人…

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バラ色の時代 コミック

恋煩シビト 

男同士+ヤクザという組み合わせの妙

これぞBLではなかろうかと。
自分の趣味がメインストリームから外れているのは百も承知ですが、これ読んだらそう言いたくなりました。
自分がなんでBLを読んでるかって言ったらこういうのが読みたいからに他ならなくて、
良かった凄く。

男同士+ヤクザという組み合わせの妙が作り出す二人の関係性が良いです。
反吐が出そうなほど苦々しく、その一方で二人の歪んだ結び付きにある種の羨ましさも覚えるよう…

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バラ色の時代 コミック

恋煩シビト 

心の深いところ

丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。

大和の事を知らない右介だからこそ
何の偏見も持たずに極々普通の会話が成立。
しかも図書室で会うわけですから、不要な会話もきっと少ない。
偏見の無さと一緒にいるのに静かな時間。
それがとても穏やかで心地いいと、大和は感じてしまったんでしょうね。

そんな時間を経験してしまうと、
「組」という家族のリーダーとしての責任や
誰をも信用できない…

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バラ色の時代 コミック

恋煩シビト 

愛ってなんですかー

この作品はヤクザものという括りでいいんでしょうか。BL界隈でも確立されたジャンルという感じがしますが、その道に(も)暗いので、一つの設定舞台としてとらえました。

この作家さんは大変好きなのですが、最初読んだ時は、「?」という印象でした。でも、時間が経って、ふと思い出すシーンがあまりにもベタすぎて、しかも自分のベタすぎる感性にショックを受け、ガバっと飛び起きました。

「キスは一回もした事…

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