一穂ミチさんのレビュー一覧

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

大好きな新聞社シリーズ

めでたく社員で五人目のホモが誕生です。しかもそのうち一組は社内恋愛っていう・・明光新聞社素敵すぎます(笑)

今回のお話も切なく、手紙や写真のエピソードには泣かされました。うまくアイテム使ってます。一言でいえばピュア。17年間も秘め続けた恋。出会った時は20代。再会したのは40代って・・・現実ならありえねー!ってことがおこっちゃうのがBLの世界です。そこが良いのです。

欲をいえば密氏には…

5

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

互いの核を信じて

明光新聞社シリーズ、第4弾。
読み始めると文章の一つ一つがひときわ精彩を放っているように思えるのは、
特に好きなシリーズ故の欲目だろうか。

本作を含めてシリーズのうち3作が、長い時を経て結ばれる話で
それも個人的にはツボ!


時は21世紀までまだ3年を残す、1990年代後半。
明光新聞社に勤める和久井冬梧は、ある日証明写真を取っているボックスに
泥酔して飛び込んできた有村望…

19

アンフォーゲタブル 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

17年越しの恋

新聞社シリーズ第4です。
20代の西口や静なんかもでてきます。

いつかスクープ記事を書きたいと夢見てたが、問題を起こし社会部から整理部に異動した和久井冬悟。
ある日、好きだった先輩の通夜帰りの泥酔した有村望に絡まれ、それをきっかけに2人でご飯を食べに行く関係になる。会社の先輩(静)には彼女が出来たのかとからかわれるくらい、整理部に来てから元気がなかったのに楽しそうになるが、ただの友達と思…

9

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

おもちゃ箱みたいなキラキラ感

心待ちにしていた一穂さんの新作でしたが、
カジノかぁ~、とちょっと落胆したのは否めません。

が、
リゾート島という発想や、都心から船で移動するルート、
それを管理する組織など、ユニークな設定てんこもりで、
予想を裏切り(?)なかなか面白かったです。

公営カジノを管理する都職員の逸(受け)と
ディーラーの一哉(攻め)は義兄弟。
…義兄弟\(^o^)/!
義兄弟モノ大好きなの…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

されどギャンブル

ギャンブル、カジノを背景に描いた作品でラブ要素に家族愛とギャンブルの
興奮と緊張が感じられるストーリーになっていたと思います。
個人的にはカジノやギャンブル全般に興味も理解も無い保守的な私ですが
ゲームのルールを知らなくても以外に楽しめる内容になっていました。

しかしながらこの作品に萌を感じるかと言われると少々難しく感じますね。
日本の架空のカジノを背景にしているので、イマイチピンと…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

雲をつかむような・・・

【一穂作品】×【カジノ】って意外な組み合わせだけど
きっと持ち前の、理知的でウィットに富んだ作風が
いかんなく発揮されているんだろうな~~と期待して手に取りました。

結果……うーーーーん
カジノの楽しさは伝わってきたけど、観光客目線というか…。
心情描写もアッサリめで、どこまでもポップな印象。
悪くはないけど、ちょっと物足りなかったです。


まずBLとしては、
「昔から一…

5

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

予想外な感じで

普通におもしろかったです。
日本初の公営カジノが舞台というこで、ポーカーのゲームのルールとか延々説明されて、その辺はふうんって読み飛ばしたりはしましたが、
広義の義兄弟物としては、それなりにおもしろかったと思います。

ただし、これって、一穂さんの本なんですよねぇ、、、

なんというか、、
そんなこと、すっかり忘れて読んじゃいましたけど、
作品の舞台といい、登場キャラといい、文体と…

4

2013 winter 小説

一穂ミチ 

どうすりゃいいんですか。

ああ、こういう番外編はズル過ぎます、一穂先生!
泣いちゃうじゃあないですか!


『愛を憶える』……『ノーモアベット』番外編。

ワクワクドキドキエンターテイメントだった本編でも
サラリと織り込まれていた「家族」に関する思いだが、
このたった8頁の中で鮮やかに浮き彫りになる、一哉の心。

母と死に別れた頃。
高校生の頃、逸が好きだということから目をそらせなくなった日。
そし…

4

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

人生はギャンブルのようなもの

個人的に私は賭け事が大嫌いなのですがw
いやー、なんかダメ人間ってイメージしかないんですよ、
正直なところ!!
しかし、こちらを読んで、儲けたいだけのバクチじゃない、
勝負を楽しむものなんだ…とちょっと見直す気持ちになれました。
(って偉そうだな!!;)

真面目で地に足がついた仕事と生活を望んでいた逸と真逆の一哉。
二人は従兄弟にして戸籍上は兄弟。
逸の、ギャンブラーである父の…

8

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

カジノルールブックのごとく

一穂さんは一番大好きな作家さんです。
ピュアな硝子細工のような心情を書かせたらピカ一!と思っていますが、最近は年齢層の高い、自立系のキャラが多くいまいち乗り切れません。
今回も数ページすすめて休むという読み方でした。


受けの逸は、容姿も性格も職業もザ・公務員。
今は公営カジノで広報として派遣されています。

攻めである一哉はカジノディーラー。
従弟だが、逸の両親の養子となって…

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