Cielさんのレビュー一覧

水の底に眠る恋 小説

藤森ちひろ  Ciel 

甘く切ないホラー風味BL

義兄弟のラブストーリーに
ホラーがくっついているような
奇妙な味の作品集(二話構成)。

ホラーと言っても、怖さより
悲恋の切なさを感じられるような
繊細なストーリーで、
心霊体験をきっかけに愛を深めていく
メインカプの甘い雰囲気も堪能できる
作りとなっています。


主人公の受けは、霊感体質の幻想小説家(25歳)。
攻めは、受けの義兄(亡くなった姉の夫)で、35歳。

10

淫月 ~運命の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

3Pの終着点

こちら、いとう由貴さんの花嫁シリーズの2冊目にあたる作品です。
1冊目を読んだのがかなり前だったので、何となくの流れしか記憶にないのですが、それでも初めて読んだときの設定のインパクトは覚えています。

なのでこの2冊目は、設定自体が前と似たようなものなのでさほど衝撃もうけずさらさら読めそう…と思ったのですが、前回よりも数段面白く感じました。
失礼ながら前回の作品はぶっ飛んだ設定と4Pという…

3

嘘つき王子と花嫁候補 小説

真崎ひかる  Ciel 

タイトルがネタバレ

『嘘つき王子と花嫁候補』のタイトル通りの内容で、八割方読まずとも物語は想像できる使用だと思いましたw。
中身の感想としては。。。薄味のファンタジーといったところでしょうか。
王子様やらペガサスやら花であふれる素敵な庭園や、馬に乗ったり馬車に乗ったりとファンタジーなアイテムスペルが満載なのにいまいち盛り上がりに欠けるような感じでした。
凪いだ物語というか。。。心がざわざわしないとうか、キュン要…

2

その兄弟、恋愛不全 小説

鳥谷しず  Ciel 

著者が読者を焦らしプレイで攻める、一味 違った作品

新刊チェックで、元々作家買いしていたのと、大好きな設定の兄弟、
そして、雑誌「小説ディアプラス 2013年アキVol.51」で
ずっと気になって気になってしょうがなかった、
あの義兄弟かつED治療のお話が待望の文庫化ということで、
小説雑誌は読めないため、雑誌の購入をグッと耐え忍んでいただけに、
発売が公表された時から楽しみにしていました。
また、いつもの お店で特典ペーパーが付くとい…

1

淫夜 ~二人の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

双子の対比が良かった。

しかしまぁエロいです。
順応性があるのと頑ななのと両方が楽しめる美味しい設定でしたが、血縁ものもあるので要注意です。
海が四人(五人?)に翻弄されて、先に体が堕ちてしまい心が追い付かない描写は萌えました。
しかし、このシリーズの最後は不思議なくらい全員幸せになるのが凄いです。
今回ばかりは一人不幸になって闇に沈むのかと思ったのですが、どんでん返しでした。
攻め視点で四人それぞれの話がもっ…

2

淫夜 ~二人の花嫁~ 小説

いとう由貴  Ciel 

海、かわいいよ!

「淫花」シリーズ第3弾です。真の神子、王の神子ときてどうなるんだろう?しかも今度は二人!?と読み始めました。

隠したはずの秘儀にたどり着くきっかけはまたまた俊也のご乱行でした。罪作りだなぁw
ターゲットは双子の二人で、信じられない状況と快楽を受け入れる陸とそれを認められない海。深く愛し合っていた双子の関係に変化が始まります。

3Pどころかなんと6Pという「絵師様大変だな」な、どエロい…

7

裏切りの薔薇 小説

犬飼のの  Ciel 

結局は惚れてたっていう。

兄の暗殺未遂で投獄された、第二王子、クリスト。
しかしそれはまったく身に覚えのないものだった。
孤独のなか自分に手を差し伸べてくれたのは、神父であるブラッドレー。
クリストはブラッドレーに傾倒に、いつしか恋愛感情を抱き始める。
けれど、ブラッドレーの正体は…兄王暗殺を企むマフィアのボスだった。


二人の心が通うのは、ほんともう最後の最後です。
クリストは、迷いはあったけれど結局好…

0

黒獅子の寵愛 小説

つばき深玲  Ciel 

設定は良いのだけれど

初読みの作家さまでしたがCielさんの美しい表紙に惹かれ購入してみました。

お金にモノを言わせてお金持ち(権力者)が受けを買う、っていうイメージがあってアラブモノってあまり好きではないのですが、これも定番のアラブモノでした。内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。



とある国の首長の息子であり、次期首長になる予定のヘイダル。隣国に資金提供をするためにその国に視察に来た彼で…

12

そして蝶は花と燃ゆ 小説

犬飼のの  Ciel 

強きもの、弱きもの。

大好物です、極道もの。

暴力、殺し…と、この作品を包むものは暗いものばかり。
だけどどこか凛としていて、桐弥も雨柳も痛く愛おしい。

強くあろうとする雨柳、だけど大きすぎる存在の死によって弱い部分を隠せなくなってしまう。
そんなときに叱咤したのは、桐弥だった。

ほのかな恋心を抱く桐弥、それを許せず執着する雨柳。
親の死によりその道を選ばざるをえない桐弥は、カタギにはならず極道…

3

柔肌に乱れ桜 -花街エロティカ- 小説

西野花  Ciel 

内容もボリュームも満足な1冊

現代日本であって現代日本でない遊郭もの。このバックグラウンドは多少曖昧なものの、既存の西野さんの作品の中では間違いなくトップレベルのえろ度でないかと思います。本自体も分厚く、えろいシーンの回数もかなり多目。

この作者さんのお話ではよくある3Pですが、それだけでなく、遊郭の客と寝るシーン・同じ男娼と絡むシーン・和姦ですが、輪姦されるシーンなど、単純な受けキャラと攻めキャラが絡む以外のシーンも多…

3
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