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18/18(合計:177件)
今城けい 陸裕千景子
satoki
サスペンスっぽい雰囲気が花丸文庫だなあという感じ。 アスペルガー症候群っぽい受の、ちょっと浮世離れしたキャラクターが気になって、恋愛部分にはイマイチ感情移入しきれなかった。 サスペンス部分は書き慣れている感じでどんどん展開していって面白いのだけれど、男同士とかそういうことに対する周囲のリアクションのなさが気になったかもしれない。 熱血漢な主人公の正義感とか、犯人の動機とかに納得と…
橘盾
ネタバレ
須賀は、高校・大学と同級生の柳と、就職後も、近況や依頼を聞く月2回の待ち合わせを楽しみにしていた。 逢う時間も店も座る場所もオーダーも、ずっと変わらない。 何故なら柳が嫌うから。 柳は普通ではない。彼の世界は仕事と須賀しかない。 須賀は、美貌の柳を想い続けてきたが、それを隠したまま友人として付き合っている。変化を好まない柳には打ち明けられない。 この2人の元に、間違って受け取ったDVDに…
今城けい 海老原由里
ミモザサラダ
現代ものなのですが、舞台が革命前夜の東欧の共和国となっていて、一瞬時代を見失いそうになります。 あれ、時代は?の原因のひとつが今時化石のような相方、五辻武官補(大使の護衛)という男です。ストイックというか、武骨というか。 その五辻と行動を共にせざるを得ない大使の書記官を務める主人公・成瀬は、五辻の堅苦しさがうっとうしくてなりません。成瀬自身は切れ者だけれど容易にひとを踏み込ませない冷めた生き方…
アイナン
あまりに天才すぎて、凡人には理解しがたい、美しい柳。 余りに一途すぎて、好きだということを、表現出来ない型物男、須賀。 偶然手にいてた、DVDに移された、悲惨な強姦シーンそして、 その人物の、死・・・! そんな事件を、探るうち、二人の関係が、親友から少しづつ、 進展していく、といっても須賀が、思い切っただけで、 柳は、常に須賀を、中心として物事を理解する様な男だったので、 な…
椋井
タイトルにも書きましたが、私の中では包容攻めに分類、といいますか攻め視点でも楽しく読めた数少ない作品です。 とにかくまっとうな人間な須賀と、とにかく現実離れした柳がある事件を捜査していく、というあらすじですが。。。 柳の強烈な依存っぷりをまったく自覚していない須賀がとてもおもしろいです(笑)。 エロ要素もしっかりで、読み応えがありますので、おすすめです。
今城けい 北沢きょう
茶鬼
複雑な家庭環境、ある事件をきっかけに身も心も壊れてしまった青年を、自分なりの正義感と誠実さと、心の触れ合いで元の人間にもどしてやろうと努力するお話です。 その背景は、あまりにドロドロで理不尽で”そんなのアリなの!?”と思わずにいられない設定をしつらえてあります。 読み終わった時に、『そんなの偽善よ』と思うか『よかった』と思うか『もちょっと他の道はないの?』と思うか、それぞれの感想を持たれるかと…
櫻子
ちょっと某探偵のような説明になってしまいましたが(笑)実際の所、柳(受)はこんな感じの人です。 最初、ぱらっと読んだ時「……頭弱い系の子…?」と思いましたが、そうではなく。 むしろ知性で言えば天才的、でも子供の頃の悲しい出来事のせいで心の成長が止まってしまったような、切ない生い立ちの持ち主でもあります。 須賀(攻)とは高校時代の同級生で、馬が合うのか10年来の付き合いに。 そして柳も性格的…