中嶋ジロウさんのレビュー一覧

荒野の野良犬 小説

中嶋ジロウ  犬神電工 

「犬とロマンス」のスピンオフ作品

「犬とロマンス」「狂犬は吼えない」のスピンオフ作品です。
前作か、後にリンクロマンスとして発売された「犬とロマンス」が未読ですと全く話についていけません。

柳沼の視点で進んでいきます。
前作で茅島を殺すことに失敗し、入院させられた柳沼。苦しむうち、夢で過去を振り返ります…。

過去と現在を行ったり来たりしながら、モトイとの関係や、能城に柳沼が縛られていったバイオレンス満載な過去が語ら…

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狂犬は吼えない 小説

中嶋ジロウ  犬神電工 

複数の視点で進んでいく

前作「犬とロマンス」の続編です。前作か、後にリンクロマンスとして発売された同タイトル作品が未読ですと話についていけません。

表紙イラストも前作とつながっているもので、不敵に笑むスーツ姿の茅島が非常に格好良かったです!

前作で恋人同士になった二人に試練の話です。
実は柳沼は能城に命令されていて、椎葉を人質にとられ、茅島がモトイに殺されそうになるという内容でした。

前作は椎葉(受け…

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犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  犬神電工 

ヤクザ×弁護士

1冊すべて表題作です。椎葉(受け)の視点で進みます。

後にリンクロマンスとして発売された同タイトル作品よりも、茅島がベタ惚れという感じで甘い内容です。

椎葉はヤクザ堂上会の専任弁護士となり、茅島(攻め)と出会います。三年目の祝いの夜、友人と思っていた茅島に襲われて…という内容です。
バレンタインデーに茅島にチョコレートを贈られ、椎葉がホワイトデーでない三月にパウンドケーキで返すという…

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捨て猫理髪店 小説

中嶋ジロウ  北沢きょう 

猫、熊、タイガ、雉、猿

1冊丸ごと表題作です。猫田(受け)の目線で進んでいきます。

猫田は両親に捨てられ、養護施設で里親が決まらず、不倫相手から逃げて来ました。美容師として働く中、整体屋の若店主・大河に言い寄られるが断り続けています。そんな時に、突然やってきた男・熊谷(攻め)は常連客の知り合いらしくて…という内容です。

猫田、熊谷、大河、雉間、猿渡と動物がついた名前が登場します。
そこそこそれっぽい雰囲気は…

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幸福の下僕 小説

中嶋ジロウ  葛西リカコ 

ただし、エロ&陵辱好きにはお勧め

表題作と続編の中編2作品が収録されています。
どちらも沢(受け)の目線で進んでいきます。強引ではありますが、克也(攻め)と両思いになり、ハッピーエンドではあるのですが…もやもやが残りました。

沢は、克也以外の男、表題作では義範(克也を好きな男)、続編では朔良(克也の父親)に抱かれます。克也のために我慢してというわけでもなく、強姦で叫びながらというのでもなく…ううーん。快楽に弱いキャラってそ…

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暴君の初愛 小説

中嶋ジロウ  緒田涼歌 

アレさえなければ

1冊丸ごと表題作です。
広海(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。

懸賞で当選してイタリア旅行に行った広海は、シチリアでマフィアの抗争に巻き込まれ、ファミリーの若きボスのジーノ(攻め)と出会います。ジーノに気に入られた広海は拉致されて抱かれてしまい…という話です。

暗殺が仕事のジーノと、平凡な大学生の広海とは価値観が違います。
殺さないで、と頼む広海は甘いかもしれませんが、読…

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犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  麻生海 

番犬としてはいろんな意味で甘い…

弁護士とやくざ、この組み合わせはとっても好きです。
この組み合わせで展開されるお話しとしてはありがちかな。でも、必要な要素はぜんぶ入っていてバランスは良かったように感じました。
バイオレンス的なところとか闇の部分は割とあっさり済んでしまうのでもうちょっとハード&ディープでもよかったのですが。

攻はやくざさんのセオリーのようにやっぱり強引な形でコトを進めちゃいますが、でもその後はぜんぜん強…

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犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  麻生海 

不満もありましたが面白かったです

1冊丸ごと表題作です。
ヤクザ×新人弁護士の恋物語(ロマンス)で、暴力的な場面や裏切りがありますので苦手な方はご注意ください。

椎葉(受け)は、暴力団「堂上会」の顧問弁護士。初対面の時から、茅島(攻め)が気になって仕方がない。ヤクザの組長達が集合する定例会では、慣れない正座で足がしびれて動けなかったのを助けてもらったこともある。三年後、定例会の後は一緒に食事に行くことは珍しくもなくなってい…

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犬とロマンス 小説

中嶋ジロウ  麻生海 

話が飛びすぎ

ヤクザ×顧問弁護士。
とにかくぽんぽん話が飛ぶので、そのあいだに一体どんなことがあったんだ、と思います。受けと攻めが出会いました、それから急に3年後になる。受けと攻めが寝ました、段落が変わったらそれから急に10ヵ月後になってる、という具合。ええっ、と思います。
あと、攻めが受けを無理やり抱いたのは、受けは自分が嫌われたからだと思ってたんですね。その誤解が攻めとの会話によって解けるのが萌えだと思…

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捨て猫理髪店 小説

中嶋ジロウ  北沢きょう 

猫耳に猫しっぽ

真央が艶っぽいです。口絵が猫耳に猫しっぽで真央の苗字が猫田だから、擬人化かと思いました。
他に熊谷や大河という名前の人がいるもんだから、くまにタイガーかと思って読み始めたんですが、擬人化ではなかったです。

猫耳に猫しっぽは真央の夢でした。

熊谷はオラオラ系らしいんだけど、がっついてないし、強引さもないんでオラオラ系とは違うなと思いますね。
逞しい強そうでありますが、キャバの女の子た…

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