兼守美行さんのレビュー一覧

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

全体としては「うーん…」なのですが

兼守さんの表紙からしていやらしさが滲み出ていましたがw

役者でなければならない、
脚本家でなければならない理由ってなんだろう…と
設定の時点で考えこんでしまいました;
いえ、『3シェイク』も業界ものだったし。
自分を表現する手段、それを認めてくれる周囲の目があり、
まるですべてを合わせ持つ魅力的な男、というのは
やはり俳優・モデルが手っ取り早いのかしらん。

そこから一歩引い…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

おいてきぼり

流行だという複数ものを友人から勧められて手に取った一冊ですが、やはり複数もののつぼが自分にはないと思い知らされました。

主人公の受けは、わりと淡々としたおじさん的なキャラだったので、どうしてこんなに攻め二人に執着されるのか、それが伝わってこなくて、後半、ああ、そうだったんだ、という流れはあるんですが、後付けすぎて無理があったような?

主人公の親友だった攻めのほうも、豹変しすぎ。
後半…

2

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

理屈っぽさが空回り?

秀香穂里作品の執着攻は、
ヤンデレな行動にも一応理屈があるパターンが多いように思います。
先月読んだ『閉じ込める男』も、
不可解な行動の裏にある攻の葛藤が分かりやすかったです。
行動と理由がセットの描き方は基本好きなのですが
本書の場合は、中途半端な理屈っぽさが仇になった感が。
トンチキエロ展開と、やけに説明的な言動がミスマッチなせいで変に冷静になってしまい、今一つ入り込めませんでした…

4

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

消化不良気味

左程売れなかった元俳優で脚本家に転向した向井を中心にした3Pもの。
受けになる向井はバツイチで妻に甲斐性が無いと離婚したばかりなのですが
人気実力派俳優で劇団員時代からの親友の宮乃と急接近することになります。
その一因が若手俳優の伊織が向井に近づいたことが発端で向井の脚本に惚れ込み
是非自分を端役でもいいから使って欲しいと初対面の向井に本気を示すように
キスを仕掛けたこと。

向井の…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

3Pって難しい!

3Pモノって、ほんとうに難しいと最近つくづく思う。
個々のキャラクターはそれぞれに味があるのに、3人で組み合わせてみると何かどこか自分的にモノ足りない部分が出てくる。
エロエロのエロ三昧攻めで押しきればそれはまた満足なのだが、関係性で魅せるとすると御約束的にどちらも選べない為に二人共選ぶという結末が待っている場合、個人満足度がガクっと落ちることが多々あるのです。
今作も関係性を見せる話とはな…

6

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

設定は魅力ありそげ⁈ 整合性があれば。

秀先生、演劇系が好きなのか、「3シェイク」と同様、演劇やドラマがらみ。
役者から脚本家になった三十路男と、売れっ子俳優ふたりという、
3シェイクと似通った設定です。
エロシーン撮ったら鑑賞会、
「3シェイク」ではそのオイシイ部分をすっとばしていたが、
今回はソコもしっかり書いてます……が、なんでこう説明的になるわけですか orz
3シェイクとこれと、どっちが面白いかというと、若干だが「…

5

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

執着の度合いが……

宮緒さん、やはり気になって読んでしまいますw
しかし、安綱の執着愛が、私にはなんだか違うような気がしてならなかったのです;

勿論、旭の心優しい、慈悲深い性格に納得させれるんですけれども
そこに度々つけ込む様子が私にはちょっとわからなかった…。
旭の色んな私物を盗み、自慰をしていたのは特に嫌ではなかったんですが。
(えー!?)
実家を出なければならなくなったのが
本当に旭の為だった…

7

指先が僕を虜にする 小説

佐々木禎子  兼守美行 

子供みたいな不思議な魅了の受け

掴みどころがないような不思議系の受けが出てくる話でヤクザのトラブルに
巻き込まれ、子供の頃からの友人に騙されたように危険な目に合いながらも
やっぱり嫌えないなんて思うくらいピュアな心根を持ったまま大人になったような
基と同じく幼なじみと言うには縁が薄いけれど、ヤクザの若頭で子供の頃に
同じピアノ教室で一緒になったこともある清瀬との再会ものでもあります。

でもこの作品、かなり危ないこと…

4

Chara BIRTHDAY FAIR 2013 キャラ文庫創刊16周年記念 特典

FLESH & BLOODはこちら

毎年おなじみのバースデイフェア小冊子。
ホーリンラブブックスさんでの特典指定では「描き下ろし小冊子C」。
緑色表紙の本です。
実は、この小冊子に掲載の原作、すべて未読です。
というわけで、作品情報などは、基本的にこの小冊子上から読みとれる物になっています。
その辺はご了承下さい。

神奈木智「守護者がめざめる逢魔が時」より「闇の中を走る」
たまには、怨霊退治の餌に使われちゃったりも…

2

指先が僕を虜にする 小説

佐々木禎子  兼守美行 

不協和音なのか?

作曲家の主人公が、小学校以来の友人が送りつけてきた謎の荷物をめぐりヤクザの抗争に巻き込まれ、実は過去に面識のあるヤクザ若頭に強引なアプローチを受け…という話。

荷物の中身は、連弾用の楽譜と手紙と、どこかの倉庫の鍵。
基(作曲家)は、押しかけてきたヤクザには偽の鍵を渡し、ゲイで変わり者の自分にとって数少ない友人の桜庭の力になろうとする。
一方、清瀬(ヤクザ若頭)は、ジャーナリストの桜庭が知…

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