兼守美行さんのレビュー一覧

きみ、うた、そして幸福 小説

四ノ宮慶  兼守美行 

きっと誰だって探している

 愛していた恋人、田之上を事故で失い、落ち込んでいる秋ですが、田之上には家庭があり、秋とは本気の関係ではなかったことが分かります。田之上と秋は同じ病院で働いていたことから、秋は病院を辞職せざるを得なくなります。

 途方に暮れていたとき、彼の愛用していたガラムの煙草がふと隣から匂ってきたら、やっぱり靡いてしまうのですね(笑)

 ガラムのにおいのする青年、純也から同居を進められ、秋と純也之…

3

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

読んでて笑っちゃいました

BL読んでてこんなに笑ったのは久しぶりです。
作者の方はネタで書いたんでしょうか?

攻めの執着ぶりが凄すぎて面白いです。
別の人が同じことをしたら、ただの変態のストーカーだと思います…
でも、この攻めなら許されるんです!
だって受けを愛し過ぎちゃってるだけだから!

Hシーンもしっかりエロくてよかったです

6

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

オカルト?いいえ、ラブコメです。

犬神使いの名家に生まれたものの、ワケあって家督を継げず、探偵事務所を営む旭(受け)と、最強の犬神にして旭の僕・安綱(攻め)の人外ラブコメ。
一応、「わんこ攻め」というカテゴリーにも入るんでしょうか? ていうか、文字通り攻めが犬なんですけども(笑)
BLなので勿論二人の関係がメインなんですが、ストーリー展開の軸になっているのは、旭と、旭の弟で凶悪なパワーを持った犬神使い・律との対立。二人が従えて…

9

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

全体としては「うーん…」なのですが

兼守さんの表紙からしていやらしさが滲み出ていましたがw

役者でなければならない、
脚本家でなければならない理由ってなんだろう…と
設定の時点で考えこんでしまいました;
いえ、『3シェイク』も業界ものだったし。
自分を表現する手段、それを認めてくれる周囲の目があり、
まるですべてを合わせ持つ魅力的な男、というのは
やはり俳優・モデルが手っ取り早いのかしらん。

そこから一歩引い…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

おいてきぼり

流行だという複数ものを友人から勧められて手に取った一冊ですが、やはり複数もののつぼが自分にはないと思い知らされました。

主人公の受けは、わりと淡々としたおじさん的なキャラだったので、どうしてこんなに攻め二人に執着されるのか、それが伝わってこなくて、後半、ああ、そうだったんだ、という流れはあるんですが、後付けすぎて無理があったような?

主人公の親友だった攻めのほうも、豹変しすぎ。
後半…

2

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

理屈っぽさが空回り?

秀香穂里作品の執着攻は、
ヤンデレな行動にも一応理屈があるパターンが多いように思います。
先月読んだ『閉じ込める男』も、
不可解な行動の裏にある攻の葛藤が分かりやすかったです。
行動と理由がセットの描き方は基本好きなのですが
本書の場合は、中途半端な理屈っぽさが仇になった感が。
トンチキエロ展開と、やけに説明的な言動がミスマッチなせいで変に冷静になってしまい、今一つ入り込めませんでした…

4

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

消化不良気味

左程売れなかった元俳優で脚本家に転向した向井を中心にした3Pもの。
受けになる向井はバツイチで妻に甲斐性が無いと離婚したばかりなのですが
人気実力派俳優で劇団員時代からの親友の宮乃と急接近することになります。
その一因が若手俳優の伊織が向井に近づいたことが発端で向井の脚本に惚れ込み
是非自分を端役でもいいから使って欲しいと初対面の向井に本気を示すように
キスを仕掛けたこと。

向井の…

3

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

3Pって難しい!

3Pモノって、ほんとうに難しいと最近つくづく思う。
個々のキャラクターはそれぞれに味があるのに、3人で組み合わせてみると何かどこか自分的にモノ足りない部分が出てくる。
エロエロのエロ三昧攻めで押しきればそれはまた満足なのだが、関係性で魅せるとすると御約束的にどちらも選べない為に二人共選ぶという結末が待っている場合、個人満足度がガクっと落ちることが多々あるのです。
今作も関係性を見せる話とはな…

6

トリプルルーム 小説

秀香穂里  兼守美行 

設定は魅力ありそげ⁈ 整合性があれば。

秀先生、演劇系が好きなのか、「3シェイク」と同様、演劇やドラマがらみ。
役者から脚本家になった三十路男と、売れっ子俳優ふたりという、
3シェイクと似通った設定です。
エロシーン撮ったら鑑賞会、
「3シェイク」ではそのオイシイ部分をすっとばしていたが、
今回はソコもしっかり書いてます……が、なんでこう説明的になるわけですか orz
3シェイクとこれと、どっちが面白いかというと、若干だが「…

5

愛犬志願 小説

宮緒葵  兼守美行 

執着の度合いが……

宮緒さん、やはり気になって読んでしまいますw
しかし、安綱の執着愛が、私にはなんだか違うような気がしてならなかったのです;

勿論、旭の心優しい、慈悲深い性格に納得させれるんですけれども
そこに度々つけ込む様子が私にはちょっとわからなかった…。
旭の色んな私物を盗み、自慰をしていたのは特に嫌ではなかったんですが。
(えー!?)
実家を出なければならなくなったのが
本当に旭の為だった…

7
PAGE TOP