黒沢要さんのレビュー一覧

水の春 コミック

黒沢要 

一度読んだら好きになる

透明な水に触れているような心地よい空気感のなかにコミカルなところがあったり、キャラクターの強い思いが印象的に描かれていたり、ページをめくるごとにストーリーの楽しさに惹きこまれ好きになっていく作品でした。

表題作の「水の春」で描かれる、澄と吉野はお互いに守る側の人なんだなぁと思いました。澄は大切な家族を、吉野は澄が守りたいものを守る子でした。
吉野が澄に向ける思いは、澄を形作るものすべてを愛…

7

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

清々しかった

綾ちはるさるのデビュー文庫。
評価が高いのは知っていたのですが、『死』や『別れ』だとか、自身がヘタレなため読めないので避けていました。
でも、今回アワードにノミネートされていましたので、購入してみました。


受けの冬至は現在21歳、文学部の大学生。
ぶっきらぼうで粗暴に見えがちですが、他人を気遣える青年。

攻めの椿は、冬至の恋人。
繊細だが強さも兼ね備えた男。
大学では『経…

8

二月病 小説

尾上与一  黒沢要 

このヒリヒリ感を刮目せよ!

尾上さんの作品は「二月病」は私的に一番ウルッときました。
「蒼のかたみ」「天球儀の海」より泣けました。

受の蒼司は親友で女子にモテモテな攻の千夏にずっと叶わぬ思いがあり、ずっと諦めようとしていたが、卒業前に思わず千夏に吐露しちゃう。
千夏は蒼司の想いに全く気付いておらず、それを知っても「蒼司が女だったらいいのに」とやんわり断り、このまま一番の友人でいようと収める。
が、翌日、蒼司が学校…

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プラチナ文庫10周年&CannaComics3周年記念ANNIVERSARY BOX 特典

「従者にあらず」・「くろねこ屋歳時記」番外編

プラチナ文庫&CannaComics応募者サービス小冊子「ANNIVERSARY BOX」です。小説11編、漫画19編を収録。そのうち、本編既読の『従者にあらず』と『くろねこ屋歳時記』の番外編を読みました。

【小説】『従者にあらず』番外編「魔法使いと小さな呪い」椹野道流
疫病の流行から半年後。パン屋のホルガ―と魔法使いのロテールは毎日のように夕食を共にしています。しかし今日のロテールの様子…

3

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

良かったー

久しぶりに小説読んで泣きました(T-T)
切ないけど苦しいばかりじゃなくて
皆が報われて終わってホッとしました。
作者さんの今後が楽しみです!

2

オリジナルボーイズラブアンソロジー Canna Vol.17 コミック

黒沢要  栗城偲  青井秋  ウノハナ  会川フゥ  見多ほむろ  在智はるふみ   梅松町江  山田酉子  菊屋きく子  渡海奈穂  如月マナミ  鈴倉温  元ハルヒラ  ミナヅキアキラ 

掘り出し物2

Canna.2に引き続き、ミナヅキアキラ先生の作品を探している中で見つけたのがこちらです。
「角髪(みずら)をのこ」という企画をしていて、2に引き続きミナヅキ先生の描かれる萌え萌えみずらの美男子たちが拝める、ありがたい雑誌です。

あとがきコメントに、先生も萌えながら描かれたとありました。
ミナヅキ先生は古代日本とものすごく相性が良いとわかったのも、ファンにはうれしい発見でした。

そ…

0

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

泣けましたー

ちるちるさんで高評価なうえ私の大好きな路線だったので、すぐ本屋へ買いにいきました。

内容は皆さんが書かれているので、私は読んで涙してしまうくらいジーンときたこと、買っ
て良かったと思った事を伝えたくてレビューを書きました。
これから頑張って欲しい作家さんだと思いました。
できればもうちょっと続きも読みたいなー☆

6

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

唯一の願いの深層は・・・

受け様の冬至目線と、攻め様の武彦目線の二部構成のお話。
どちらも相手に対する想いに溢れていて、
読んでる間中、切なくて切なくて胸がキュンキュン痛かったです。

『イエスタデイをかぞえて』は、事故で死んでしまった冬至が、
死神に最後の願いを叶えてもらうところから始まります。
武彦が、自分が死んだ後にどれだけ心を痛めるか、立ち直るのに時間がかかるか。
恋人を悲しませたくない、独りで泣かせ…

6

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

文章から受ける雰囲気は榎田先生

恋人との待ち合わせに急ぐ主人公が急死、そこから始まる切なくてもどかしい話でした。

生き返って、死ぬまでの人生をやり直せる。
主人公の冬至が、死の使者から選んだのは、椿と恋人になる前の1年前からのやり直しでした。
また死ぬことは決まっているから、残された椿の悲しみを慮って、再スタートは恋人にならないように頑張るのです。

生き返った冬至は、椿に近付かないようにするんだけど、冬至以外の人…

14

イエスタデイをかぞえて 小説

綾ちはる  黒沢要 

自分が死ぬとわかった時

もしも、自分が死ぬとわかった時守りたい物は何ですか?
それは、愛する人の心。

素直じゃなかった自分、ひたすら優しかった恋人。自分が死んでしまったら、この優しい恋人の心はどれほど傷ついてしまうのか…
彼の心を守る為もしも人生がやり直せるなら、恋人にはならない!

恋人にならない様に冷たく接する三島、それでもひたむきに想いをよせて来る椿。

切なくて切なくて、涙が止まりませんでした。…

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