total review:296422today:30
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
8/14(合計:138件)
尾上与一 黒沢要
香子
ネタバレ
文章がやや拙く、ところどころ読みにくいところもありますが最後まで退屈させない展開で、一気に読んでしまいました。 ストーリー自体が似ているわけではありませんが、中原みすずの「初恋」的な雰囲気です。(10年くらい前に宮崎あおい主演で映画化してます) 読み始めは千夏は嫌な男だと思ってました。が、読み進めていくうちに考えが変わった。人を好きになることを覚えた彼はとても素敵でした。奇しくも拉致事件を…
綾ちはる 黒沢要
ちびうさ27
切ない話が大の好物なのですが、バッドエンドは避けたかったので、なかなか積み本から抜けませんでした。 こちらで皆さんのレビューを参考にしつつ、バッドエンドではないようなので、期待半分不安半分で読みました。 う、うぅーん…。確かに他の方が仰るように肩透かし感は半端なかったです。 ラストまでは泣きました。冬至の痛いくらいに椿を想っての行動や言動。思い出があるからこそ、引っ張られる自分の感情との葛藤…
ピピン
高評価が多いため、すごく期待して読みました。ですが、大変な肩すかし感が…。 結末に、納得がいかないのです。 作中に、 「納得のいかない顔をしてらっしゃいますね」 「そんな屁理屈が通るものなのか~」 という言葉があるのですが、全力で「その通りだー! 私は納得していないし、屁理屈に思えるぞ」と言おう。 表題作の「イエスタデイをかぞえて」の終盤まで、死んだ冬至が1年前からの人生をやり直すのに…
薄雲
尾上さんのデビュー作です。 新人さんが出て来た、と当時表紙の美しさだけで購入したまま積ん読。 そのまま新作が発表されるたびに、何となく買い続け、やっとタワーを崩す気になったんですが……。 早く読んでおけばよかった……っっ!!! 文章が少し硬質な感じで、読み始めた最初のあたりは失敗したかなぁ……と思ったのですが、読み進めていくとあれよあれよという間に引き込まれ、読後に長いため息がひと…
これがデビュー作ということで、生き残りの厳しい小説界に非常に勢いを感じる作家さんが現れた、と嬉しくなりました。 安易な死ネタは好まないのですが、バッドエンドも好きなので、正直表題作だけでは評価は【萌】だったと思います。 というのも、ハッピーエンドに持って行くためにかなりのパワープレイをしたな、というのが手に取るように分かるくらいの無理くり感があるのです。 そんなあからさまなご都合エンドに…
椹野道流 黒沢要
江名
「働くおにいさん日誌」~「働くおにいさん日誌(3)」の中で、 少しずつ語られていた攻めの九条の家兼花屋の、 リフォームを中心に据えた本で、BLでは珍しいんじゃ?ってくらい、 リフォームの進行過程が詳しく細かに書かれています。 なんでこんなに詳細に具体的に書けるんだろう?と思っていたら、 あとがきによると、椹野さんご自身が6年前にお家を建てられた経験が、 ずいぶんと活かされているよう…
M
主人公はお医者さんの甫。 彼は、自他共に厳しく、整形外科からポストに空きが出れば、戻してくれる、という約束でリハビリテーション科に出向することになった。 当然、「期限付き」ということではあったけれど、完ぺき主義の甫は、手を抜くことはしなかった。 今までの古い体制を改革し、新しい技術や機械を導入し、リハビリテーション科の重要度を格段にレベルアップさせたのだった。 けれど、その甫の厳…
高律
恋人が死ぬ・・ということが決まってるストーリーだつたので 本は手元にあったものの、なかなか読めずにいました。 「これ読んだらぜったい泣くでしょ」と思いながら・・ 案の定、私の場合嗚咽ではなく、かなり号泣に近かったです。 冬至目線、椿目線で書かれていることにより どちらの気持ちにも感情移入できるのです。 最初は冬至。 自分が死ぬとわかって、あんなに愛していた椿を突き放し 自分と関…
黒沢要
Krovopizza
吸血鬼の父と人間の母との間に生まれたシュク(受け・表紙左)。 彼は、母親を捨てた父親を探すため 吸血鬼のステフ(攻め・表紙右)と旅に出る。 ステフは友人を死なせてしまった贖罪のため 吸血鬼になった元人間。 めったに表情を変えないステフですが、 倒れるまでシュクの血を吸おうとしないところや、 子どもや老婦人に対する態度から 根は優しい人物であることが分かります。 シュクは、…
まほまほ
泣きました タイトルにしたこのフレーズに。 四ノ宮が春原にピアノを聴きたいと言われ、それを叶えた後の台詞です 春原に自分の想いは伝えたが、答えを望む訳でも無く ただ、春原を想い彼の望みを叶えようとする四ノ宮の 押し付けない溢れる情熱が琴線に触れました 性急に進むのでは無く、互いを想い合い育む愛の描写が沁みました 春原の父(作家)も四ノ宮と同じセリフを元担当編者で亡くなった妻の面影を持…