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1/4(合計:37件)
長野まゆみ
フユビ
ネタバレ
やっぱり今回は有沢くんですね、かなり判りづらかった。 衝動的、破滅的、不健全な躰と精神、がんじがらめの自意識、嘘… 嘘をつくのは凛一揶揄いに限らず、破滅か嘘か、この2択くらいしか思いつかないほど彼が辛い病状にあったことを示してるように感じます 体良い心や綺麗に見えるものなんかいらない、壊してやりたい。けど結局はカタチある何かやマトモな誰かに縋っていたい ここが2人がわかり合えるとこ…
まず…普段読む小説とは別物でした 今では見ない言葉遣いや心理描写よりも多いほどの風景描写、あちこちで結ばれようとしている好意たち それらをなんてことないように、でもどの場面も鮮明に書き切られていて、とても新鮮な体験でした はじめは読み慣れないし最後までいけるかどうか心配したんですが、読むほど凛一たちの世界に入っていけました 中学三年の凛一を囲む、年の近い遠縁たちの衝動的で危なっかしい好…
renachi
とても不思議なお話。主人公の仕事が特殊で、モブの名前表記がアルファベット一文字だったり、訳の分からない事件によく巻き込まれたり。主人公の義兄への片思いははっきり表明されるが、先が見えないまま終わる。いろんな種類のモヤモヤを楽しむ作品なのかな。 姉の死後も、姉の夫(義兄)と二世帯住宅での生活を続ける主人公。義兄は主人公の男好きな性質を理解してからかっている節があるが、自分への恋心に気付いている…
幼少期は自分を女だと思い込んでいた少年が主人公のお話。中学生という感受性が強まりそうな時期に、気持ちが揺さぶられる事件がたくさん起こる。BLも描かれており、これは一応ハピエンなのかな?という終わりだった。 優等生としてクラス内の地位に多少の自信を持っていた一は、それが幻想だったと気付いていく。良かったのは、落ち込んだときに頼れる人としっかりつながっていたこと。 今までも、癒やしになる逃…
改題+加筆修正版。元となった筑摩書房の単行本「白いひつじ」は未読のため、違いは不明。前半と後半でストーリーの印象がガラっと変わる作品。匂い系の域を出て、わりとはっきり恋が描かれていると思う。晴れやかなラストが良かった。 前半は、部屋探し中の鳥貝が怪しげな男子寮の見学に行き、クセのありすぎる住人たちに絡まれまくる。思わせぶりなセリフで惑わせてくる人が次々現れ、鳥貝の勘違いも加わって、入居すれば…
シリーズ最終巻?とても静かに終わった感じ。ここまでずっと追ってきた氷川と凛一の結末には、気持ちが盛り上がるというより、淡々と余韻を噛みしめたい気分になった。BL好きとして読んでも悪くない結末なんじゃないかな、たぶん。 前作の氷川の決断を読んで危惧した通り、氷川の彼女は凛一の排除を望んでいるようで、直接乗り込んでくる。他にも凛一を邪魔に思う者はいるようで、一人で道を歩くのも危険な状態に。 …
シリーズ三冊目。思わぬ方向から暗く重い展開になり、凛一は氷川と音信不通だし、前半はずっとしんどい。後半もまた別の辛い話が出てきて、ついに別れ話も始まりそうだと思ったら、ちょっと意外な結末。すっきりはしないけど、まあ一つの結論ではあるのかな。 凛一と氷川は、氷川からたまに一方的に電話を掛けるだけの関係なのに、付き合ってることになってるのかな。氷川は特定の彼女がいるし、凛一が京都まで行かない限り…
シリーズ二冊目。凛一と氷川の関係は続いてはいるが曖昧なまま。今作は新キャラとの話と凛一の将来が大きなテーマかな。気になるとこでブツ切りされる形で終わるので、すぐに次巻が欲しくなった。 前作で言っていた通り新聞部に入部した凛一は、写真の現像中に有沢と出会う。例によって人の話を聞かない人物だったが、第三者によりすぐに誤解は解けるので、サクサク読めた。 凛一も有沢も、捻くれまくってるせいで会…
この文章で作り上げられた世界そのものに魅力を感じる作品。そこらへんにあっても不思議じゃないエピソードばかりなのに、彼らの世界が現実とつながっているとは思えない、不思議な空気感。もはや長野まゆみというジャンルなんだと思う。 1970年代のお話で、連絡は家電呼び出しだし、待ち合わせに掲示板を使うし、価値観も当然現代とは異なる。しかも主人公の凛一は華道の師範という立場。家元である祖母と二人暮らしで…
たんぽぽた
捨てておいてと渡されたティッシュに包まれた指輪が実は本人宛のペアリングだった… どうりで抜けないわけだ。 ずっしりと心に残る兄と弟、その仲間達の物語にポロリとしました。