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夕映月子 三池ろむこ
ココナッツ
ネタバレ
夕映さんの作品を読むのは二冊目です。 本編は受けの一人称、書き下ろし作は攻めの一人称です。 受けの宮下は経済学部の学生で、大学受験用の進学塾でアルバイトしています。 友人への片想い歴、一年半のゲイ。 攻めは、医学部受験のために宮下に個別指導を受けることとなった、大学職員として働く日下部。 ゲイであることは仕方ないと自分でも思う宮下。 しかし、片想いにドキドキしたり切…
snowblack
大学卒業を控え卒論も大詰めの11月、 颯馬が大学から帰って一葉堂に顔を出すと、伊織は珍しく固めの洋装。 艶っぽい姿にはしゃいで写真を撮っていると、 「ちょお、つきおてや」と連れ出される。 連れて行かれた先は、老舗のテーラー。 颯馬に、上質なスーツを誂えてやる伊織。 馴染みの和食やで一息ついて、 「なんで突然スーツなの?」と訊ねてみる。 卒業祝い兼就職祝い、ということだけれど…
夕映月子 まさお三月
デビュー作『天国に手が届く』が素晴らしくて、 個人的に注目している夕映月子さんの3作目。 1年〜1年半に一作、ゆっくりのペースで作品を発表されている。 本作は、匂いや音を感じさせる京都の情景や空気が素晴らしく、 素直になれないイケズな美形、伊織のキャラクターも大変好み。 丁寧に描かれたやりとりや心情にはちゃんとリアリティもあり、 ストーリーも無理なくすいすい読めて、とても心地よく読…
東雲月虹
話している事と腹の中で思っている事が違うというタイプは 実はとても苦手なんですがww 今回の受け・伊織は、綺麗で色っぽくて意地悪で頑固な面があって ときおり見せる寂しさがとても魅力的でした!! 春画やあぶな絵を平然と扱うギャップもw それに対して真逆ともいえる健康的な色男の颯馬の 若さゆえの言動が自然でぐいぐい引っ張られます!! 老舗古書店を継ぐ、ただならぬ色気をまとう伊織が …
霧島伊都
端的に言えば、タイトル買いしました。 新刊チェックで、まだタイトルだけしか公表されていない初期の頃に、 このタイトルを目にしただけで、はんなり京都のお話かなと勝手に想像が膨らみ、 興味津々でした。 あらすじを読んで想像に近く、特典ペーパーが付くということで、 いつもの書店で予約して購入しました。 読んでみて、初めて想像した時や粗筋を読んだ時の想像と大差ない内容で、 古き良き京都の…
茶鬼
本編後、大学の卒業を控えた颯馬を迎えた伊織は珍しくスーツ姿。 思わずその姿をスマホで撮影する颯馬(v) 出かけるという伊織は颯馬に「つきおうてや」と言い、彼を連れてきた先は・・・ 老舗テーラーで颯馬の為にスーツをあつらえる為でした。 卒業祝い兼就職祝いというその名目の裏にある伊織の本心。 颯馬はお気楽に「脱がせたいの?」なんて言ってるけど(笑) 実は、自分の見立てた作ってあげたスー…
夕映月子 木下けい子
夕映さんのデビュー作だそうで。 うーん、あまりのレベルの高さに脱帽です。 木下けい子さんのふわっとしたイラストが、山というハードさを緩和させ身近に感じられました。 受けの佐和は学生時代から登山が趣味の、なかなかのイケメンさん。 昔から羨望の眼差しで見ていた攻めである小田切を出向先の会社で見かけ、ファン心理のような気持ちで対峙する。 攻めの小田切はというと、登山の、そして人生の…
京都を舞台にした物語、その風情を味わえる場所や行事や食べ物の描写はそこに住んでいない自分をその場所に案内してくれるような臨床感を与えてくれました。 また、登場人物のキャラクターにこのまさお三月さんのイラストがとてもマッチしています。 親から捨てられ、古書店を営む祖父に引き取られ両親家族と絶縁したゲイの主人公・伊織と、彼に一目ぼれした伊織がほのかな恋心を抱いていた大学教授の息子である颯太…
marun
京都を舞台にした作品で、ゲイで過去に家族に捨てられたことがこだわりとなって 暖かな家族への憧れからいつも好きになる相手は恋が絶対叶う事がない、 家庭持ちの年上の男ばかりの主人公伊織と伊織が密かに好きだった相手の息子で 7歳年下の颯馬とのラブストーリー。 年下は全然恋愛対象にもならない伊織、その伊織が子供の頃の初恋の相手で 父親に頼まれ古書店に行った時に数年ぶりに伊織に再開し、その場で…
まだ2作しか著作のない作者の夕映さん。 木下けい子さんの美しい挿絵に惹かれて手に取ったこの本は、文章も素直で読み易く 最初に読んだ時に「これがデビュー作?」とビックリしました。 山の蘊蓄もイヤミにならずに盛り込まれ、登山経験がなくてもその空気が伝わってくる。 すごく好き!と絶賛お勧めで、貸し出していたのが返って来て この度再読したので、レビューを書く事に…w …