夏乃穂足さんのレビュー一覧

銀狐の想い人 小説

夏乃穂足  雨澄ノカ 

ファンタジーなんだけどファンタジー色が薄い不思議

夏乃さんの外ファンタジー2冊目。
この作家さんの特徴は、やけに背景にリアルがあってファンタジーなのにあまりファンタジーを感じさせない不思議があります。
人外も当たり前のように存在しているし、だれも恐れはしない。
そういう設定なんだよ、と言ってしまえば元も子もないが、ファンタジーで夢を見たい人には肩すかしかもしれないし、現代とファンタジーの新しい融合というとらえ方も?
多分にこれも両極分かれ…

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銀狐の想い人 小説

夏乃穂足  雨澄ノカ 

半分ファンタジー

あらすじはmarunさんが書かれているので割愛させていただきます。

夏乃さんのファンタジー?と思って手に取りました。でも実際は半分ファンタジーという感じで現実感もしっかりある不思議な作品でした。慧(受)の行動の不可解さなどから謎解きの部分も多く、ミステリー要素もたくさん含まれています。
かなりシリアスな内容だからか、潮が半狐の格好になっても もふもふ感はあまり感じられませんでした。慧を取り…

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銀狐の想い人 小説

夏乃穂足  雨澄ノカ 

ケモ耳シッポだけどもふ感無し

人外ものとまでいかないような、狐神と人間のハーフが攻め様で、受け様が神子さま。
二人は親戚関係で子供時分から攻め様が受け様を慕っていたと言う設定です。
内容は、狐神の住まう森を代々守る旧家の娘が行くへ不明になり、見つかった時には
攻め様を身ごもっていたが、それを承知している幼なじみと結婚し、命と引き換えに
攻め様を生んで早世した母親、後半で母親の死の真実が明かされる。
攻め様は義父や義祖…

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恋の収穫まであと少し 小説

夏乃穂足  香坂あきほ 

ひたすらネガティブ

夏乃さんの心理描写が好きで私の中で最近お気に入りの仲間入りをした作家さんです。今回も楽しく読ませていただきました。

暁彦は思春期に嫌われたり怖がられたりした経験や吃音があった為恋愛には非常に臆病になっていて恋愛経験が皆無で20代半ばにして未だに童貞。人付き合いが下手なくせに人と関わる事に憧れていて雑誌の取材記者をしている。ある時富樫の果樹園を取材の為訪れて、とても魅力的に感じた暁彦は密着取材…

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茜色デイズ 小説

夏乃穂足  本間アキラ 

映画を見ているみたいな作品

夏乃さんは最近お気に入りに仲間入りした作家さんです。
最初に読んだ本がドMとドSの...だったので
作風が松雪さんのようなコメディっぽい感じかと思ったのですが、
次に『くろねこのなみだ』を読み、
本来せつない系が得意な作家さんだったんだと知りました。

茜色デイズは他の方々も書かれていますが、
まーなんともじれったいお話です。
お互い好きな事が読者には手に取るように分かるのに
お…

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くろねこのなみだ 小説

夏乃穂足  六芦かえで 

クロの成長物語

皆さんのレビューを読んで納得がいかないと思われている人が結構いるんだなーとびっくりしました。
私的にはこの本を読んで非常に感動して沢山泣きすぎて頭が痛くなったくらいだったので(笑)

『くろねこのなみだ』はクロの成長物語です。主人公が成長していく話、大好きなんです。

人間は信用ならないと思っていたクロが段々克己を知って信頼するようになり、二人の関係が築き上げられていくところは、なんとも…

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「恋の話は金曜の夜に」 茜色デイズ番外編ペーパー 特典

それよりも。

その後の2人、と都村と侑ですね。

…なんだかんだで恥ずかしい感じにデキ上がってるところが楽しいです。
直也のノートの話聞いて、つい赤くなっちゃう英慈とか。

ですが。

それよりも。

侑ですよ、侑。
本編の時から結構好きだったんですが。
例の彼氏とはもう別れたんですね。
で、ふーん。
なるほど。
それはそれで面白そうです。
都村の方も侑に弱音吐くとか意外で。
結…

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茜色デイズ 小説

夏乃穂足  本間アキラ 

焦れったいお話でした。

ずっとずっと片想いして。
それが片想いだと長らく気づかないままに、そばにいたいと思って。
想って想って想って。
それでも、「親友」の枠を超えてしまうよりもと、「親友」という場所を選んだ直也。
けれど、それは同時に英慈が誰のものになっても笑って祝福しなくてはいけなくて。
長くツライ片恋をすることになった直也。

見てる方にはそれぞれの感情がダダ漏れともいえるわかりやすいお話だったのです…

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ドMとドSと、ときどきウサギ 小説

夏乃穂足  麻々原絵里依 

ワンコとツンと、ピンクのウサギちゃん♪

ラブコメです。
育ちが良くて美形で有能な上司と、体育会系の部下。
クールなはずの上司は実は不器用でちょっとズレていて、世間知らず。
元気で素直な部下は、実は妄想癖があって意外に鬼畜なところがある。
テンポの良いセリフのやり取りや、笑いの散りばめられた文章で、サクサク楽しく読めます。

最初、あれれ?こういうカップルは読んだことがあるよ?と激しく既視感がありまして
茶鬼様もおっしゃって…

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くろねこのなみだ 小説

夏乃穂足  六芦かえで 

モフモフ期待

今回は、タイトルに惹かれて、購入しました。
タイトルだけで惹かれて購入するってのも、なかなか無いですよ。
素敵なタイトルです。

ただ、「なんだかな~」という感想でした。
きっと、切ない展開があったり、本当に大丈夫?と
思ってしまったことが原因かと思います。
黒猫と獣医さんの交流はとてもよかったです。

ただ、
黒猫と人間の精神?魂?が入れ替わってしまって
人間となった黒猫の…

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