野原滋さんのレビュー一覧

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

器用な攻めと不器用な受け

器用ないかにも営業職リーマン×頭はいいが人付き合いはてんでダメな大手企業勤めリーマン。攻め視点です。

不器用な自分をなんとかすべく、恋人の真似事をして欲しいと攻め様に受け様がお願いするところから物語は始まります。最初の方の、会話が続かない感じがあるあるで、そこから受け様が一生懸命会話を続かせようと努力する様子が面白い。本当に不器用で、クスッと笑えちゃいます。

たしかに可愛い受け様です。…

1

日向の猫 小説

野原滋  樹要 

あとがきも面白い

せつない、痛い、シリアス。
コメディも入れて欲しい。

前半は、特に登場人物の心情が細かく描かれていて、キャラ立ちがしっかりされています。
「顔射」を描きたかったと作家さんがおっしゃっているように、その奇抜さや驚きがよく伝わってきました。

後半、高梨(受)の生い立ちがかわいそうになる部分やそれを知った祖父江(攻)の行動から、男前なツンデレ美形が乙女で健気な受け、ヘタレわんこ気味の攻め…

1

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

本物のワンコにはかなわん≧▽≦

簡単にあらすじを読んだだけで、思わず表紙買いしてしまった作品です☆
愛おしい表情で抱き合う2人が本当に美しくて素敵♪

とにかく、ワンコの可愛さに萌えに萌えてしまいました*´ω`*
妖力を得て、クマほどの大きさになった山犬の壱ノ護。
常に妖力を身にまとい、周りを威嚇し続けているような壱ノ護なのに、夏生に甘える時の仕草がひたすら可愛いんです☆
じゃれ合う2人の微笑ましさったらもう、本当に…

2

空の蒼 小説

野原滋  雨森ジジ 

表紙は良いのですが挿絵が残念

もうかなり前になりますが、答姐でお勧め頂き購入済みでした。
しかしながらその頃たくさんお勧め品を買っていたせいか、収納してしまい未読のままでした。
整理しておりましたらやっと見つかり、読了!
この作品、受けの一人称なの?と最初思ったくらい受け視点バリバリです。モノローグの境はありません。
が、不思議に地の文の読みづらさはありませんでした。
書き方うんぬんよりもそれよりもまず面白いと思える…

3

B-PRINCE文庫創刊7周年 極上♡ブックレット 特典

住職さま目当て

B-PRINCE文庫の創刊七周年ブックレットです。
すごいのはどの作家さんも四ページずつしっかり書かれていて、中身もきっちり。

ラインナップは、
『恋愛革命』青野ちなつさん
『朱雀が花嫁〜紅帝の寵愛〜』秋山みち花さん
『背伸びするからキスをして』さとむら緑さん
『吸血鬼たちの淫らな晩餐』田知花千夏さん
『王様の甘い謀』chi-coさん
『住職様のお気に入り』千島かさねさん
『…

2

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

萌えに悶える

驚愕の面白さです。
お話を作るのに大変苦労されたとのことでしたが、いつも通りよどみのない文章で、安心して物語の世界に入り込んで行くことができました。
上橋菜穂子先生の『狐笛のかなた』を彷彿とさせるような、どこか懐かしく牧歌的な雰囲気です。
迷いの多い難しいキャラと評された夏生ですが、取り込まれるばかりで取り込むことができないという性質にも、半妖という存在ゆえの孤立にも、壱ノ護とじゃれあう(…

4

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

せ・せつない。。

半妖と人型になれるワンコのファンタジー物。
性格もそのまんまワンコでとにかく受けを守るために必死で言葉足らずな攻めが可愛かったです。
最初は可愛いとか愛おしいとかも全部食いたいって言葉で表現してました。
2人が離れ離れになってしまったシーンが切なくて切なくて。。
お互いにボロボロになってしまって、それでもやっと巡り会えた時には思わずウルっと来ました。。
色々事情はあるにせよ、受けに助けて…

5

百年の初恋 犬と花冠 小説

野原滋  榊空也 

不器用な百年分の想いにキュンキュンします

野原さんの初ファンタジーものです。人間の父と大樹の化身の母を持つ半妖の夏生と、夏生に拾われて命を救われてから夏生だけを守ってきた妖犬・壱ノ護の、夏生が自分の居場所を探すまでのお話です。
とにかく、壱ノ護の一途さと百年分の想いにキュンキュンしたし、夏生が好き過ぎてわけが分からなくなるほどのワンコぶりに萌えたしで、面白かったです。
ただ、夏生の母親が人間に殺されたり、夏生も人間の都合によって捕らえ…

10

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

愛されキャラの攻め

仕事の紹介と引き換えに、大学時代の友人である鳥羽から期間付きで恋人になることを頼まれた英介。

攻め視点でのお話です。なので、受け側である羽鳥の気持ちがわかりにくいのは仕様らしいのですが、そのせいで最初はしっくりこないお話だなあと思いました。
というのも、羽鳥は人付き合いが苦手で無愛想な性格。
それをこのままではいけないと思い、人と接する事を学ぼうと思い至ったのが恋人の触れ合いを経験してみ…

4

狂犬は一途に恋をする 小説

野原滋  三池ろむこ 

スーパー攻め×スーパー受け

お話はシリアスというより軽めの感じで、色んな事が立て続けに起こり、キャラクターも個性きわ立って読んでいて飽きさせない感じです。

何でもできるスーパー攻め×スーパー受け…という設定とのことですが、このスーパー受けである浩がどうも私は好きになれませんでした。
スーパー受けというのはスーパーネガティブな受け、ということです。

主人公の浅海は人材派遣会社で働く何でもこなせる男前。依頼人の浩は…

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