ビリー高橋さんのレビュー一覧

六月の雫 小説

麻生玲子  ビリー高橋 

古き良き時代の名残

新装版の方にはレビューがありますが、所有しているのは旧版なのでこちらに。

大学生の弘之は「広告研究会」繋がりで始めた、コンサートスタッフ斡旋のバイトに明け暮れる毎日。経営者の木島がサークル時代からの先輩で、起業した彼の仕事振りに憧れ背中を追っかけていました。

木島は仕事にかけてはストイックで厳しいけれど、ことシモに関しては超ユルユル。婚約者がいるのに職場のスタッフに手を出したり、おまけ…

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海をわたるトンボ 小説

たけうちりうと  ビリー高橋 

温故知新のたけうちワールド。

レーベルの性格上かもしれませんが、ホワイトハート大賞受賞作でデビューした先生の初期作品群、特に挿絵をビリー高橋先生がご担当されていたものは、一概にBLとは呼び難いのかもしれません。わたしはこの頃のお話がとても好きで、一つ一つ作品を読み終えるたびに心が洗われる思いがしました。その読後感は媒体は違えど大島弓子作品のものに近いんです。(わたしの中で、ですけど。)80年代後半頃の少女漫画ちっくなビリー高橋…

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非BL作品

カインの扉 小説

たけうちりうと  ビリー高橋 

挿絵買い。

こんなどんよりした雨の日に、こんな憂鬱なエンディングの小説を読んでしまって、やってもーた感がハンパねぇです。そして過去にレビューを残してくださった方々に、まじで感謝です。これでレビューゼロだったら、気持ちの持って行き場がなくてホントしんどかった…。他の方の感想を読むことができて、かなり救われました。

むつこさんもレビューで指摘されていらっしゃいますが、この作品はBLに癒しを求めている腐女子に…

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君をつつむ光 小説

望月広海  ビリー高橋 

義理の親子

有名女優の息子に生まれた輝は、母親にあまり構われなかったせいで自分は愛されているのか悩んでいます。
その母親が青年実業家の向坂と結婚し、仲の良さを見せつけられて複雑な心境に陥ります。しかし、ある日彼がゲイだと知ってしまって…というストーリー。

関係は義理の父親と息子なのですが、距離感があるので普通の歳の差カップルとして楽しめました。お話はスローペースで、前半は母親を入れた家庭愛がメインのお…

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そして春風にささやいて タクミくんシリーズ コミック

ごとうしのぶ  ビリー高橋 

タクミくんシリーズへの足掛かりに・・・

タクミくんシリーズ第一作目、「そして春風にささやいて」のコミカライズ版です。
実はこの部分だけ、おおや先生ではなく、ビリー高橋先生によってコミカライズされています。

なので、正直最初に目にした時は挿絵との違和感があったのですが(色々と事情があるのだと思いますが、原作の挿絵のイメージがとても強いだけに、こういう場合なかなか書く側も大変なのではないでしょうか・・・)、その部分を差し引けば、お話…

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空色の花 小説

たけうちりうと  ビリー高橋 

ご近所と家族と学校と

美大生の薫と講師である幹の先生と生徒のカップル。
幹が今まで読んだどんな本のキャラクターにも類をみないくらい変わり者で
ストーリーそのものはなんでもない日常系なのですが、幹の「キャラクター性」が軸となっている作品かな~と思います。

4話構成のごくごく普通の美大生のお話ですが、薫の家族の話に比重が多くあり、恋愛としてのストーリーは薄いです。
普通のパン屋の家族に襲い掛かる経営難と、潔癖症…

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非BL作品

カインの扉 小説

たけうちりうと  ビリー高橋 

愛情と殺意

前に読んだ同作者さんの作品に出てきた双子が印象的で、同じく双子を題材にしたと言う事で手に取ってみました。
非BLになっていますが、中身はBLと言ってもいいと思います。
BLというよりJUNEっぽいですね。

内容は双子の櫂と舟と、父母の4人家族をとりまくミステリー。
幸せそうな家族ですが、舟だけが知らない秘密があり、次第に家族間の関係がこじれていきます。
事件自体はささいな事が連続で起…

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そして春風にささやいて タクミくんシリーズ コミック

ごとうしのぶ  ビリー高橋 

おおやさんの漫画の方はまだ読んでませんが

小説の原作は既読です。
漫画を担当されているのビリー高橋さんは初めて拝見しました。
なかなかゴージャスな絵柄の作家さんで、少女漫画っぽすぎる感がしなくもないですが、ギイを始め他の優れた外見をもつ生徒たちの華やかさとか、学園の重厚で格の高い様子はとてもよく表現されているのではないかと思います。
絵もとても丁寧に描かれている感じがしますし、私はとても好きでした。

お話も台詞も原作にとても忠…

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優しさのプライド ロマンスのルール 3 小説

池戸裕子  ビリー高橋 

いかにもやおい期

最初、3P・複数とあったので、
「なぬ!?池戸センセイの3Pだと!? ここここれは買わねば!」
と西野カナ並みにプルプル震えながら買った。

結果…3P・複数って…ないじゃん。
あー、複数の人たちが出てくるから「複数」ってしちゃったわけですか?

もちろん、修正依頼いたしました!

内容いってみよう。
職人的な筆致の池戸先生にもこんな時代があったのね…。
このシリーズ、4名の…

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そして春風にささやいて タクミくんシリーズ コミック

ごとうしのぶ  ビリー高橋 

懐かしさをかみしめてます

発売当初即購入しました
変色がひどいですが、今でも大切にしています

今でも手にはいるのははわかりませんが
おおやさんのイラストに馴染んでいる方には
びっくりするイラストかもしれません

私は小説で読んでいたため
イラストとしてのイメージを持っていなかったので
どちらにしても、そんなには気になりませんでした

そうはいっても、この絵柄には、好みがわかれると思います

こち…

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