稲荷家房之介さんのレビュー一覧

百日の薔薇 コミック

稲荷家房之介 

読むタイミングが遅いなんて思わない。

ちるちるトップのトピック内で、この作品を知りました。
評価も高く、しかも軍服、戦場、美人受け、上下関係などなど大好物ばかりですぐに購入。

一巻が発売されたのが9年前ということで、当時の私の年齢は十代前半。当時はラブラブきゅんきゅんな少女漫画的なBLが好きだったので、今作に出会っていてもストーリーも何も深く考えずに読んでいた事でしょう。
そこから、9年経ちました。沢山のBL本を読みました。…

5

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

軍基地に咲いた一輪の白百合

まず私の萌えどころとしては、むさい軍人たちの中にキラキラの神々しい姿の受け様が入り、軍人たちに心酔されるところです。

また、攻め様が褐色の肌に金髪緑の目、たくましい体の軍服姿なのに対し、受け様は白い肌に銀髪で可憐な容姿で司教様なとこ、しかも二人は幼馴染♪とか、どんだけ私好みなの(≧∇≦*)

設定だけでなくお話の方も、密偵やら双子の入れ替わりやらで飽きません。

稲荷屋さんのイラスト…

3

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

靴下犬(!?)

今までに宮緒葵さんの作品は買ったことなかったんですが、稲荷家さんのイラストにつられてしまいました。
軍人とか聖職者ものというのはあまり読んだことがなかったので新鮮で楽しめました。

まず、世界観としては中世ヨーロッパ的で、白い肌に銀髪の人々の国"王国"と、黒い肌に金髪の人々の国"帝国"があり、帝国の人々は長年王国に支配されてきたが遂に反旗を翻し、王国と…

5

白百合の供物 小説

宮緒葵  稲荷家房之介 

帝国の英雄が、靴下犬なんて・・・

思った以上に、シリアスでした。
密偵として、幼馴染を裏切らなければならない戸惑い。
悪役たちの絡みと
罠にはまって、リヒトが命の危機に陥った時のヨエルの思い。
友の死を覚悟した思い。
今回は、戦いのシーン 結構残酷描写ありました。
媚薬を使うシーンも結構 痛そう です。
ドキドキ 不安とシリアスムードいっぱいなのに

なぜ
帝国の英雄が、ヨエルの前だけは「犬」におちてしまう。

7

未然の恋 小説

柊平ハルモ  稲荷家房之介 

設定が詳細で説得力がある

特殊な設定ですが、閉じ込められた閉塞感や苛立ちが伝わってきて
前半は特に面白かったです。

受の攻に対する反発や、無反応を装う気持ちもリアリティがあり好きです。
ただ、それだけに攻の事をなあなあに許す流れがもったいないと感じました。
攻が怪我をして、攻に虐げられていた受が攻への想いを自覚するというのは
定番の流れですが、あれだけのことがあったのに
よくそんな相手を好きになれるなと思っ…

0

華蜜の斎王 小説

谷崎泉  稲荷家房之介 

こういう雰囲気は好き。

谷崎泉の初読みがこちらでした。
初ファンタジーだそうです。そのわりに結構本格的。

もう冒頭からどうしても(ファンタジーならではの設定の)国や種族の説明が続きますし、地名はじめカタカナ語の多さなど『ファンタジー苦手』な方にはストーリーに入り込む前に拒絶反応出そうだな~とは思いました。

ただ、実際に読んでみたらそれほどややこしくはないんですけどね。カタカナ連発に引かずにさらっと流して読…

1

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

奪われた未来

夜光作品の変人攻を制覇すべく
いきなりこちらのシリーズ二作目から読み始めました。

※前作カプの話は未読のため
どうしても本作カプ贔屓の感想になってしまいますが
ご容赦下さい<(_ _*)>


音大生の良麻(受)は、ある目的のため
有名バイオリニストの紀ノ川(攻)に近づく。
しかし、変人で勘の鋭い紀ノ川の言動に手こずらされ…。


本作品の面白いところは、

4

金曜日の凶夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

不思議系攻めはお好きですか?

夜光さんの三大不思議さん系変人攻めの一人、紀ノ川の作品です。(勝手に決めつけました)
紀ノ川大好きですので、読み終えるのももったいないですし、ガッシュ文庫なのに表紙裏にSSがないのはひたすら残念。
最近読み返してみました。

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受けの良麻は、若い頃の新城和成(前作の受け)と似た容貌の青年。
ある目的のために、紀ノ川へ近づこうと必死になっていま…

3

水曜日の悪夢 小説

夜光花  稲荷家房之介 

わたしのラブはサブキャラでした

本作→『金曜日の凶夢』→『火曜日の狂夢』と続くシリーズの一作目です。
三冊とも表紙が素敵なのですが、この『水曜〜』の表紙が一番好きですね。(作品は金曜日が好きなのですが)
このシリーズ文字もみっちり、厚さもある、話は複雑と、じっくり読むにはうってつけです。

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受けの和成は28歳のバイオリン講師。
この度、高校で代理講師を努めることに。
過…

6

蝶宮殿の伽人 小説

沙野風結子  稲荷家房之介 

なかなかの主人公

めずらしく、最初から好きな人と結ばれるのではなく好きな人のために訪れた国で好きな人のために引き受けた仕事で出会った獣ような男に同情からいつしか愛へ〜のお話しです。

正直、出てくるメインキャラはどれも好きになれなかったー!
翻訳の仕事をフリーでこなしながら大学時代に淡い想いをだいていた相手ナイルスと四年間会うことはなくともメールや電話で連絡を取り合うことだけで満足していた望はナイルスから仕事…

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