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10/13(合計:122件)
新井煮干し子
みみみ。
ネタバレ
表現豊かで難解な言い回しの多い日本語は、あえて平易な英語に言い換えることで解り易くなることも多々あって、こちらのタイトルなんてまさにそんな感じ。 「因果の魚」と言われてもいまいちなんのこっちゃピンと来ないのだけど、その下に小さく書かれている“fish tied with fate”で、あぁ成る程これはそういうお話なのかと。 ポイントは“tied”ですね。 ぶっちゃけ、帯の「執着系ヤンデレ…
冬草
モノローグが秀逸な作品が好きです。 特にコミックスに関しては、画と言葉、とりわけモノローグの魅せ方が わたしにとってはとても重要だからです。 オタクの同人作家由岐と、大学の同級生で由岐と共有できる 特別な何かを持ち合わせる人懐こい和の物語。 傍から見た組み合わせとしては、どこか違和感があるかも知れない。 けれどふしぎと、物語のはじまりから ふたりの間には特別な雰囲気が漂ってい…
はるぱか
再読。こういう作品って大事だなぁとつくづく思います。 久々に読み返したので殊更。 新井さんの独特な、絵のタッチは勿論のこと間の取り方等読者に妙なリアル感を与えていて。台詞がなかったりするコマに登場人物二人の心の波のようなものが見えて、すごく良いです。読んでいて無理矢理感を感じない。 彼らが作中でアニメの話をしていたりするのをみて、私もそんなアニメが観たいと思ったりも多々ありました(*…
yamaneko981788
絵はガリガリっとしていて個性的で好きです! ほのぼの系のストーリーも良いですが、なんといっても主人公の1人のオタクのセリフが良い! アニメにはまって1ヶ月も引きこもっていた理由が「ずっと見てた。もうなんか生活のすべてだった」とか、人混みは嫌だと言って、コミケの方がすごいじゃないかと言われても「年2回のコミケで1年分の人間を見るんだ」など・・・ 激しく同感するものばかりだった!…
名前にインパクトありすぎてそのうち何か読んでみようと思っていた作家様ですが、初読み作品で大当たりでした。 ジャンルの違う二人が出会って、「友達」や「恋人」って言葉だとちょっとしっくりこない唯一無二な関係を築くお話です。 由岐(ユキ)が携帯に付けていたアニメのストラップに興味を示した和(なごむ)がふらっと話し掛けて知り合いになり、そこから二人はどんどん距離を縮めていくのですが、その流れが…
bonny
作品を読み終わった後、著者あとがきの「暗い話~?任せろ!?…気持ち悪い話~?任せろ!?」を読んで、尚更惚れました。全体を漂う、色彩もお話のトーンもブルーな感じ。開かれたBLではなく、閉ざされたBL。同性愛に理解がある人たちに恵まれた環境で描かれる内輪な世界とか、時代ものやファンタジーなら抵抗ないよねとか、読者層があらかじめ想定されているゆえに、安心してナチュラルにボーイズの恋愛を読んで楽しんでいる…
みんみ
のばらあいこ先生の『寄越す犬、めくる夜』にすっかり魅せられて、バックナンバーも買ってしまった奴です。 『美しい野菜』も見たかったので… 『寄越す犬、めくる夜』 一巻の続き回です。 菊池がもう完全に新谷に恋しまくっちゃってますね〜。 名前を呼んでもらうだけで、喜ぶワンコちゃんになってます。 今回、菊池は新谷と妹の家庭の事情を少し知ることになります。 最近、兄に元気がないと心配する妹…
イサヲ
煮干し子さん3作目。これはまた薄暗いなあ。絵といい内容といい、80年代の漫画としか思えない。大友克洋とか柴門ふみとか鼻の形があの辺のラインで、この時代にこういう絵は新鮮なのでは。一冊同じカップルの話が現在と過去といったりきたり。二人の一生の内のいくつかのシーンを切り取って見せてもらったような、そんな感覚に陥る作品でした。主従関係ではあるけど、共依存でもあるように思える。どちらかが結婚しても、この関…
れみ
装丁もいい。カバー下もキモくて良かった! ピラルクかな? 今後は作家買いしよう。 逸成の凄まじい独占欲に震えた! 人からの見たら人生勝ち組の逸成だけど仮面の下は実は激しく暗くて病んでるってイイね! オトコが鬱々とした負の感情に悶え苦しむ姿は大好物なので、楽しく読めました。 暗くて病んでるけど、お互いに想いあってるから ハッピーエンドな話だと… 現在.過去と時間軸の入れ替…
ふるかわ
元々他の作者さん目当てで読み始めた「OPERA」本誌の中で、出会いました。 絵柄が独特で気になり、なんとなく読んでいるとOPERA購読3回目の頃思わぬ爆弾が…それが 「友達がさ 由岐のこと かっこいいって言ってたよ 『かっこいい』じゃなかったかも おれ わかってねーなとか思っちゃった」 というセリフ 受けから攻めへのセリフなのですが 私の中でこのセリフが一挙に化学反…