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吉原理恵子 円陣闇丸
茶鬼
一見幸せそうに見えた家族に、父親の不倫と家出によって起こる崩壊。 それは、家族個人それぞれまで壊すことになってしまった。 シリアスでドロドロした愛憎が吉原さんの心情をつづるモノローグ多めの文章が抜きんでて際立たせる衝撃の秀作だと思います。 極度のブラコンで長兄の雅紀が大好きな長女の紗也加 父親が大好きで親戚にも可愛がられる末っ子の祐太 真ん中の男の子として、中立的立場にある二男の尚人…
榎田尤利 円陣闇丸
ハイ爺
冒頭、すさまじく汚い部屋の描写からはじまります。 ハエのたかる生ゴミ、満ちた臭気。その中に生息するルコちゃん(受け)。 少女漫画家、豪徳寺薫子こと、ルコちゃんは漫画を描く以外、全く生活能力がありません。 そのルコちゃんを小学生のころから世話をしていたのが、東海林(攻め)。 東海林は、二木(ルコちゃんの本名)のことは自分が管理するしかないかのだ…と、腐れ縁的なものだと、そう思ってきたので…
めいしんどろーむ
ルコちゃんがかわいすぎます。 生活能力が無い奴ってあんまり好きになれないパターンが多いんですが、ここまでくるとあいくるしい(>д<*)Vv 私は絶対、鼎はルコちゃん狙いだと思ったんですが… んーそっちかぁー。 マンガ家シリーズ制覇したくなるぐらい面白かったです!!てゆーかします!!
岩本薫 円陣闇丸
今回は家庭内3角関係、熱情シリーズの第4段です。 長男をめぐって、二男と三男が激しい火花。一体誰がGETするのか? 終盤までハラハラして面白かったです! 長男の真海は外資系会社の広報に努めるサラリーマン。弟達に比べて体格も普通で、きれいめの顔立ち。 二男は長男と同じ会社の違う部署に勤め、背の高いメガネに三つ揃いスーツのエリート。 三男はそのワイルドな容貌で大学に通いながらモデルの仕事…
ふゆの仁子 円陣闇丸
haruko4869
ネタバレ
攻・椿修一郎 シェフ 受・芦澤真幸 経営コンサルタント 椿は30代、芹澤は20代後半と思われます。 少女漫画の王子様のような外見の芹澤、しかし中身は猪突猛進な二者択一の人物。 好きか嫌いか、良いか悪いか、YESかNOか。 ハッキリしないと気がすまないタイプです。 その芹澤が通いつめているのが椿のレストラン。 経営コンサルタントとしてフレンチ界の大御所から依頼を受け、新しい…
satoki
冒頭いきなり始まった篠宮家長女沙也加の人生論に、ああ吉原さんだなあと思いました。 二重螺旋。三年ぶり?の新刊です。 間が開いた分過去の事件を振り返ってくれるのはとってもありがたいです。 シリーズモノは新刊が出る前にたいがい読み返すのですが、今回それをやらなくても十分話わかったし。 だがしかし、その一方で話はあんまり進んでいない。 過去回想や、その時のそれぞれの登場人物の心情がこれでもかッ…
芹生はるか 円陣闇丸
あけみ
家に帰っても誰もいない家。 千尋が何をしても、干渉しないと言うか、目もくれないというか。 普通ならぐれちゃって手がつけられなくなってても仕方がないのに、「ぐれても心配してくれないし」と、することがないから勉強をしているという千尋。 アメリカへ留学中に指導医だったアメリカ人医師と恋仲になったものの、病院内の銃乱射事件に巻き込まれ帰らぬ人に。 それ以降、恋心を閉ざし一夜だけの関係しか結んで…
水無月さらら 円陣闇丸
水無月さん、さすがです。トンでも設定なんですけど、なぜか納得して読み進めてしまいました。先が気になって。 摩訶不思議なお話なんですが、一気に読み終わりました。 表紙を見てもらったらおわかりのように、受けは美貌の僧侶。 何か罰が当たりそうなお相手なんですが、お稚児さん育ちなのでエロいったらありません。 見た目と内面のギャップ萌え~ってやつでしょうか。 ライバル同士の寺の僧侶だったた…
萩野シロ 円陣闇丸
萩野さんと言えば、こってり濃いお話というイメージを持っているんですが、今回のお話は記憶喪失もの。エロで濃いというだけでなく、いろいろとハードな展開でした。 プロローグから、ちょっと不思議感が漂っています。 達也自身のモノローグなのに、「『達也』が、間違たから」って言ってるんですよねぇ。自分の名前を括弧付きで語っていて。 いきなり「なんで、なんで?」って惹きつけられてしまいました。 …
むつこ
シリーズ初期の背徳感や、ジェットコースターのような素早いストーリー展開が大好きだったんですが、ここにきて首をひねってしまいました。 話が進まない…。 吉原理恵子さんのシリーズものにはよくある話なんですが、前回までのあらすじ的なストーリーで百ページ以上も使ってました。 こうなると、多用される『どっぷり深々ため息』とか『唖然呆然絶句』などという吉原理恵子さん独特の言い回しに、疲れてしまう…。 兄と弟…