杉原朱紀さんのレビュー一覧

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

世界のすべて



可愛い天使は綺麗な天使になっていた。
生まれたときから可愛がっていた天使のように可愛い親友の弟・青葉日和(受け)。
本当の兄のように慕ってくれるその子に抱いた劣情。
日和を傷つけることを恐れ、渡仏した画家の仁科流成(攻め)ですが、6年がた経ち、突然絵が描けなくなります。呼吸をするように絵を描いてきた流成が描けなくなったことを心配した親友で日和の兄泰人により半ば強制的に帰国させられ、大…

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夢みる狐の恋草紙 小説

杉原朱紀  金ひかる 

狐ちゃんの命を懸けた恋


タイトルから可愛いおとぎ話のような話かと思ったのですが、呪いのせいで家から出られない気の毒な狐憑きの青年が、その境遇にも関わらず明るくて素直に自分の境遇を受け入れ一生懸命生きて、恋した人を健気に守ろうと頑張ったお話でした。最後のほうまで呪いの謎がわからず切なくてはらはらしました。

フリーライターの古鷹(攻め)は依頼された仕事のため、情報にあった村へ向かう途中、山で道に迷い滑落してしまいま…

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初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

残念イケメン

年上×年下、幼馴染み、攻めが画家、執着、ヤンデレというキーワードに反応して購入。

受けが可愛くて可愛くて、可愛がりすぎて手が出せない攻めが苦悩するくだりは期待通りで大変満足しました。
文体も、受け視点と攻め視点が交互にでてくるので読みやすく、両方の心情がわかりやすい。
受けの行動から攻めの反応を予想してニヤニヤしながら読んだりと、楽しく読めました。

ただ、ヤンデレ好きの私からすると…

1

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

サラッと読めるが愛が重い…。

普通に楽しく読んだので萌え評価ですがちょい中立寄り。
個人的に、ここぞ!な萌え盛り上がり部分を感じることがないまま読了でした。


11歳差の年上攻め設定にワクワクしながら手に取りましたが、
・・・・・うん。年上らしさは全くない(;ω;)
受けの方がよほど冷静にコトを見てるし、どっしり構えてて男前でした。
【ヘタレ執着愛攻め×しっかり者受け】で割れ鍋に綴じ蓋カップルです。

タイ…

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初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

ヤンデレ執着ヘタレ攻め

表紙だけ見ると、甘くてロマンティックな印象なわりに他の方もおっしゃる様にストーリーは重たいです。
執着攻めは大好物なのですが、流成はそこらの執着攻めとは一味違った印象です。彼にとって日和は、もちろん初恋の相手ではあるのでしょうが、それと同時にただの恋愛感情だけでなく、芸術家としての創作意欲を掻き立てるミューズ的な面もあったのではないかと感じました。
なので、彼が絵を描けなくなった辺りのエピソー…

3

初恋の相手は天使でした 小説

杉原朱紀  高星麻子 

割とダークだと思うのです

全体的な雰囲気に誤魔化されそうになりますが、結構重い作品だと思います。
とにかく攻めが、ただ単に執着系というには根深いものがあると申しましょうか。。。
とりあえず、甘くて可愛いお話だと思っていると、かなり混乱する事になると思います。しかし、攻めがこれ以上ない程受けに執着している病み系がお好きな方は萌えるんじゃないでしょうか。(エキセントリック系の病みじゃなく、静かに内に籠もる系です)

内…

3

溺れるほどの愛を聴かせて 小説

杉原朱紀  カワイチハル 

お互い足りないものを補い合うパートナー


元ピアニストの透琉(受け)は偶然入ったバーで酒を過ごしてしまい、バーで会った役者の拓真(攻め)にお持ち帰りされてしまいます。
もう会うことはないと思っていたのに、偶然恩師の家で再会してしまい、言葉巧みに連絡先を教えさせられ、マスターが心配してたからとバーに誘われ、だまし討ちで拓真の所属する劇団の劇中曲の作曲まで受けてしまいます。

透琉は真面目で他人に優しく自分に厳しい人で、音楽一家に生…

4

溺れるほどの愛を聴かせて 小説

杉原朱紀  カワイチハル 

世話焼きの攻めとトラウマな受け

心理的なトラウマからピアノが弾けなくなったピアニスト受けが、役者の卵の青年攻めと出会い、癒されていく…というのが大筋の話です。

トラウマは本人にしてみれば大きいのでしょうが、その詳細を攻めに告げることもなく「ピアノは弾きたくない」と言ってるだけなので、攻めにも腫れ物に触るように接してもらえず大雑把に扱われています。受けが「ピアノを弾けない、弾きたくない」と言い、攻めが「透琉(受け)のピアノが…

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溺れるほどの愛を聴かせて 小説

杉原朱紀  カワイチハル 

ピアニストの再生物語

あらすじ:
元ピアニストの透琉(受け)は、何気なく入ったバーで拓真(攻め)と名乗る男と出会い、彼と一夜を共に。
後日、拓真と偶然再会し、彼の所属する劇団の公演で作曲・ピアノ演奏を担当することに…

透琉は、指揮者の父とピアニストの母との間に生まれた青年。
天才ピアニストである弟へのコンプレックスから、舞台でピアノが弾けなくなり、1年前にピアニストを引退。
今もピアノや音楽を愛しています…

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泣いてもいいよ、ここでなら 小説

杉原朱紀  鈴倉温 

年の差再会もの


小説家の咲良(受け)は妹の雪子の入院に伴い、3歳の双子の世話を頼まれます。
咲良は人付き合いが苦手で子供の世話もしたことがない上、料理もできないのですが、両親は離婚しており、それぞれ再婚していて他に信頼できる人がいないということで仕方なく引き受けます。
なかなかうまく行かない育児と仕事に疲れてきたころ、迷子になった二人を保護してくれたのが昔大好きだった近所のお兄さん直人(攻め)でした。

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