可南さらささんのレビュー一覧

彼と彼氏の事情 小説

可南さらさ  黒江ノリコ 

くっついた後の方が長いです

 親友だったはずの千葉が、突然冷たくなった。
 今では名前さえも呼ばしてもらえずに、そっけなくされるだけの日々。
 幸人はそれが辛かったが、今でも千葉のことを嫌いになれずにいる。
 きっかけは、離れていこうとする千葉に思わず焦った幸人が「好きだ」と言ってしまったこと。どうしても千葉を引き止めたくて口走った幸人に、千葉は「なら、やらせろよ」と答え、冷たい視線のまま、乱暴に抱かれたけれど、キスは…

0

唇にふれるまで 小説

可南さらさ  街子マドカ 

シェフ×訳有り高校生

最初は意地っ張り受かと思ったんですよね、口悪いし。
でも読んでる内に健気受やんけーーと印象が変わっていきました。
意地っ張りではあるんだけど、健気。

高校生の悠〔受〕は荘志〔攻〕のバイクと危うく接触事故を起こしそうになって、荘志は肩を縫う怪我を負ってしまう。
その事故の原因が悠にあった為に、悠は荘志がシェフを務めるイタリアンレストランでバイトとして働く事となります。
それだけの筈が、…

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微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

なかなかに焦れったくてステキでしたv

ある日、有川は大学の研究室で眠る教授の手に愛しげに頬を寄せる譲を目にする。
有川はそれほど気にも留めなかったのだが、見られた!と慌てた譲は追ってきて「何でも言うこと聞くから黙ってて」と奴隷宣言をする。
それから、何かと有川の周りに現れては世話を焼くようにパシリをしたりする譲。
ふとした瞬間にそそられた有川はつい、譲を抱いてしまうのだが…。

とにかく、恋を自覚してからの有川がとてもせつな…

3

ラブレター 小説

可南さらさ  金ひかる 

二段組で二カップル

親書版で二段組だと読みでがあって活字スキーとしてはそれだけでまず嬉しい。
メインカップルと、その弟と友人との話で2カップル入ってます。

メインカップルは義兄弟モノといっても、血縁関係は無いですし、引き取られてからさして時間はたっていないので義兄弟モノの背徳感はありません。
広海[受]は両親を亡くして父の友人である安井宅に引き取られ、その長男である良平に恋をし告白しますがあえなく玉砕。

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指先 小説

可南さらさ  蓮見桃衣 

一番大好きです。

私が一番好きな小説です。
この小説と出会って5年以上経ちますが今てもダントツで好きなお話なんです。
千里のことが大好きだけど臆病だからビッチのふりをしている郁と、そっけなく見えて郁のことを凄く大事にしてい千里のキャラ設定に激しく萌えました。

二人の関係が本当に素敵なんです。

私は基本的に攻様史上主義なのですが、
郁のことは素直に可愛いなと思いました。

そして千里は今まで呼ん…

2

微熱の引力 小説

可南さらさ  佐々成美 

王道と思わせて斜め上へ!

あらすじだけ読むと、「あー、はいはい。いつものやつね!」と
なりかねない作品。
だから非常にもったいない!のでレビューします(笑)

この作品で注目すべきは有村君(攻め)の格好悪さ(笑)。
堀井君の誠実さや真面目な所に惹かれていっているのに、持ち前のプライドの高さで全く認めようとせず、それどころか堀井君のほうが自分を好きなのでは?という都合の良い妄想までする始末(笑)。
無残にもそれが…

6

移り香 小説

可南さらさ  陵クミコ 

いやあ、不覚ながらも・・・・・胸キュン。

えー・・・と、なんすかね、
細かかった。
なんかいろいろ細かかった。
主人公の想いとかそーゆう、の?
スラスラ読めたし、内容的にはおもしろかった。
まあ、うん、そんなに「心に残る」感はなかったっすね。
いい小説だったな、ぐらいで。
でも、タイトルどうり胸キュンはしましたよ。
弟と兄の関係はぎこちなかったけど。
あまあま、ってわけじゃないし、まあ人によってハマる人とハマンない人とね…

2

移り香 小説

可南さらさ  陵クミコ 

恋愛より主人公の境遇が苦しかった~

この本の後半に入りクライマックスを迎えるまで、本当は出来上がるまでいかないんじゃないか?と思うほどに歩み寄りがありませんでした。
本当の後半に入ってやっと気持ちが近づいたけれど、これはあってもキス止まりだろう?
何と言ってもまだ兄の気持ちは恋愛までいってない、一時的な安心感からのブラコンの過剰な愛情だし、、と思っておりましたところ、あとがきを読んでこの作品の評価が上がりました!
やっぱり作者…

7

夜に君を想う 小説

可南さらさ  高宮東 

二段組み~

帯『憎まれてもいい- お前が欲しかった…』

とりあえず二段組みなのは活字スキーとしてはそれだけでちょっと嬉しい。
あと実は近親物だったりするので、近親物スキーとしてはそこもちょっと嬉しい。
まあ設定自体は分かりにくくないし、叔母が分かりやすい悪者な位で他の登場人物はみんな良い人なので安心して読めるって感じはします。

洋[攻]は千実[受]が好きで、千実も彼が好きなんだけど千実は自分が…

3

夜が明けるまで 小説

可南さらさ  山岸ほくと 

お兄ちゃんは辛いんだよ。

実に静かに淡々と進み、色々我慢している少年が自我を出せるようになるまでのお話です。
とても地味で、さらっとしたお話なんですが、表紙の雰囲気そのままです。
キレイなイメージの主人公なので、全体的に進行もきれいで、色に例えると薄くて柔らかいグレーとか、モスグリーンのイメージ。
そんな色が見えてくるようなお話でした。
萌える部分はどこかと言われると、キャラ的ツボみたいのはないんですが、主人公が抱…

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