文乃ゆきさんのレビュー一覧

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

優しい作品

太一との出会いで航平の世界は一瞬にして輝き始めたんじゃないだろうか。
自分で見限って、目を背けていたことに太一は真正面からぶつかってくれる。声をあげてくれる。それはどんなに嬉しく心強いことだろう。

私は航平が太一に惹かれるのは必然なのかな、と思いました。

BLじゃなければよかった、BLを超えると言っている方もいますが、そんなの関係ないです。

「素晴らしいBL作品」でいいじゃない…

5

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

切ないとか、ないものばかりでなく


要素は薄いですが自分と同じ性別のひとを好きになることと、難聴。どちらも現実には難しいことが取り入れられている御本。
太一(受け?)が美味しいと言ったハンバーグを、航平(攻め?)が作っていたというところと、最後の告白の時のキスを、その後「しないよ もうあんな事しないから 太一が嫌な事はしない」といっているところにキュンキュンしました。

恐らく早い内に太一からキスねだってくれますよ…

2

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

心温まる作品

表紙の雰囲気が気に入り購入。
受(と言ってもエロはないんですけど)がとにかく明るくて見ていて癒されます。すごく真っ直ぐでその眩しさに攻がだんだんと救われていく感じ。この手の話、とても好みなのですごく良かったです。恋のドキドキというよりは自然に攻が受に対して安らぎや安心感を覚えていく過程が好きでした。でもそこで耳のこともありブレーキがかかってしまうんだけれど受の真っ直ぐでストレートに受け止めていく…

2

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

二人はこれから

良い話だったけど、友情の方が強くて二人の恋愛はまだ始まったばかりでこれからって感じでした。

航平君が攻めになるのか。
髪切った航平君がかっこ良かったよ。

でも、なんだろう。
二人はチュッと軽いキスはしてもそれ以上の関係になるのは想像出来ないな……。
なったとしてもかなりの時間がかかりそう。

友情をテーマした本だとしたら神作だけど、BLには物足りないよな。

あとがき読ん…

2

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

BLじゃなければ120点

教科書に載ってもいいような「いい話」だった。

同性に好感を持って、なんでそれが恋愛感情になる?
航平→太一は心意気に胸を打たれた、太一→航平は真っ直ぐな友情。
それでよかった。

いつから恋愛感情に?
そもそも(少なくとも航平は)ゲイかバイなの?
キスシーンは要らなくないですか?

唐突にぶっ込まれた感が凄い。

後書きに「BL誌なのでBL要素を入れる」を反映させたと書い…

2

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

BLの枠だけには収まらない、人との繋がりや社会性を問うBL

大学生活の日常を通して聴覚障害をもつ男の子と普通の男の子の触れ合いが丁寧に描かれているお話です。
障害をもったことで生じる葛藤や不安、人を愛しいと思う気持ちが、柔らかい画も相まってスルッと心に響いてきます。

人物像はそれぞれ特徴的。攻めは聴覚障害だけど、とてもイケメンで家も裕福、頭もいい。そして受けの男の子は幼いころに両親が離婚、そのどちらも新しい家庭を作り自分は家族には必要とされず、お祖…

4

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

BLで良かった!

確かにBL度は低い。でも、BLとして出してくれて良かった!と思いました。

BL以外で発表されていたらニアBLとしての扱いも気が引けるというか…
その位、ある種の美しさがあるお話でした。
BLとしてではなかったら、この物足りなさは不満でしかなかっただろうし
(なんでBLじゃないんだ…)
邪な感想は自己嫌悪になるだろう(腐目線で読んでしまう…)と思います。

障害については、私自身が…

13

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

担当編集の冷や汗が目に浮かぶシュガーレスBL!

あとがきに笑いました。
編集からの「ボーイズをラブさせてください...!」って。そりゃそうだ。
BL誌に掲載されていたとはにわかに信じがたい低糖っぷり。

でもそれで読み終えて面白くなかったか?物足りなかったか?というと、面白かったんです。続編プリーズです。

どろどろぐちゃぐちゃのBLを読み慣れすぎた腐った頭で忘れかけていましたが、
ああそうだ、お互いにかけがえのない存在になれるこ…

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ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

BLというよりもはや人間ドラマ

ああもう…読んで胸がいっぱいでどう書いたらよいやら、でもわーっと語りたくなってしまう作品です。
あらすじにあるように、聴覚障害者と出会った男の子の瑞々しい物語なんですが、やっぱり身体障碍を扱っているだけあって、航平が心を閉ざしてしまうまでの過程は読んでいて本当にしんどかったです。
私個人的に障害(聴覚ではないけど)があるので、みんながみんな理解してくれるわけではないこと、中には侮蔑的な扱いをし…

7

ひだまりが聴こえる コミック

文乃ゆき 

続編が本当に嬉しい作品

何度でも読み直したくなる魅力のある作品ですね。
発売当時から大分時間の経った今でも、頻繁的に手に取り読み返しています。

突然難聴になり、耳が聞こえにくくなってしまった航平。
航平が一番傷付いていたのは、難聴になってしまったことよりも、難聴になってしまったことで引かれる周囲との線引きだった、と言うのが悲しいですね。
健常者ではなく、障害者として扱われるようになったこと。
聞き取れなかっ…

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