岩本ナオさんのレビュー一覧

魚住くんシリーズⅡ プラスチックとふたつのキス 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くんは美貌ゆえに・・・

魚住くんシリーズ2巻目です。私が買った時点での帯に、「エンタメにして文学。これが恋愛小説の進化形」とありますが、正にそうだなと。しみじみ納得なのです(因みに夏の塩の帯は「いま、一番読みたいキャラクター文芸はこれだ!」でした)
手紙形式から始まる「プラスチックとふたつのキス」、これはドキドキしました。
魚住くんは凄い美形にも関わらず、感情のネジが何個か欠落してしまってるような、ある意味子供のよ…

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魚住くんシリーズⅠ 夏の塩 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くんが好き過ぎて

リアルタイムで魚住くんシリーズを知らない私は、入手しやすい文庫版になった恩恵を受けた一人です。
ページ数253、文庫としては薄いくらいの一冊に「夏の塩」から「鈍い男」の五編が収録されていて、読んでいく毎に魚住くんに心を掴まれました。
美形だけどいろいろ変な魚住くんと、リーマンの久留米の物語は「夏の塩」で淡々と始まります。
大学時代からの友人、魚住くんがふっと久留米のアパートに転がりこんで、焦…

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魚住くんシリーズV 夏の子供 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

成長したふたりが見れます

魚住くん最終巻。

突然のPTSD発作に苦しみながら生活する魚住くん。
久留米もそれをすごく心配しているけど、会えて会いにいかない。そして魚住くんもあえて頼らない。
この二人の距離感が最初の頃はもどかしかったけど、お互いの気持ちをしっているから安心して読めます。

でも魚住くんのアメリカ留学の話が持ち上がり、微妙な雰囲気が。
どうするんだろーと気になっていたところ、突然アメリカ留学に…

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魚住くんシリーズIV 過敏症 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

マリの過去が明らかに

魚住くんシリーズ4巻目

久留米が魚住にキスをしたものの、それがどういう意味なのか理解できない魚住。
一方の久留米も勢いでキスしてしまった手前会いにいけません。
このジレジレ感がこのふたりにはぴったりですね。

でもそんな二人の間に魚住くんに恋をしている後輩が登場。
こんな久留米みたことない!ってくらい動揺しちゃう久留米が可愛い。
これがきっかけで久留米も覚悟を決められたのだから不…

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魚住くんシリーズⅢ メッセージ 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くん泣けてよかった

魚住くんシリーズ3巻。切なくて胸が痛い・・・

さちのちゃんの死を目の前で目撃してしまった魚住くん。
これまでたくさんの身近なを亡くしてきたけど、今回ばかりはさちのちゃんの死を受け止めるだけのスペースが彼の中に残っていなかったのですね。
魚住くんの放心状態、まさかの久留米拒絶、そして・・・!!!

いつもだったら久留米が支えるのに、拒絶だなんてどうなっちゃうの
と思いましたが。
で…

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魚住くんシリーズⅡ プラスチックとふたつのキス 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くんの過去が見えてきた

魚住くんシリーズ第2巻。
魚住くんと久留米、そして二人を取り巻く仲間たち。
それぞれが抱えている問題も含め、お互いに尊重しあっていていいですね。

それにしても、魚住くんはまだまだ感情が欠如しています。
味覚障害がなおったり、表情が多少豊かになったり、これでも改善しているんですけどね(笑)
こんな憎めない魚住くんだからみんなが集まって(引き寄せられて)くるんだと思います。
引き寄せら…

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魚住くんシリーズⅠ 夏の塩 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

いいキャラが集合

いつもふわふわした感じでつかみどころが無い魚住くん。
複雑な(辛い)過去を持っているのに、自分の過去も他人事のように淡々と口にしてしまいます。
苦しい雰囲気はかもし出さないのに、幸が薄いことは伝わってくるという何とも気になる存在です。

そして、その魚住くんを取り巻く仲間たちもみんな魅力的です。
魚住くんの過去を気にしたこともないであろう親友の久留米。
高校時代からの知り合いで魚住くん…

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魚住くんシリーズV 夏の子供 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

BLだけどBLじゃない。

最終巻のコメント欄にコメントさせてもらいます。
欲を言えば大洋書館から出版されたハードカバー、またはクリスタル文庫のものを購入したかったのですが色んな意味で断念しました。

この5巻に関しては久留米と魚住のラブラブな所もあり、PTSDと戦う魚住。
魚住はもっと久留米に依存しているのかと思ってたのですが、あえて一人で病気と向き合い、戦っている印象をうけました。久留米が存在しているからこそ一人…

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