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10/10(合計:95件)
かわい有美子 花本安嗣
十架
今年ナンバーワンの作品です。 何処へ行っても売ってない程の人気ぶりでした……。 近所の本屋で見つけた時は抱きしめて帰りました(笑) ワガママ三昧・プライドが高く人の事などお構いなし!という性格最悪な主人公・北嶋は ホテルマン・牧田と出会い恋に落ちていくのですが……。 北嶋さん……女の人にモテているのですが、それは相手から告白されたのか分かりませんが、牧田に対してのアタックがまるで…
音理雄 花本安嗣
mimu
昭和レトロな下町商店街の元若頭が営む古い活版印刷屋。そこにうっかり就職してしまった、人のいい、どこかポヤヤンと天然直球気味の普通の青年。同僚は若頭を慕ってついてきたお世辞にも有能とは言えない元子分のおやじと若者。 そして、同じ商店街のじじばば達…。 ポイントをあげただけで、惹かれる要素がてんこ盛りのラブコメディは期待通りとても面白かったです。 なんとなく柔い、慎一の要領悪そうな風貌を「ウ…
高坂ミキ
この作品のリンク作である「上海金魚」が好きで、上海金魚の登場人物たちがもう一度見れるということで買いました。 他の方たちも書かれていますが、正直最初は主人公北島の傍若無人さにムカムカしながら読んだんです、これ、この北島の俺様振りにどこまで耐えられるかで話を読み終えられるかどうかがきまってくるかも(オオゲサ?) でも、北島が初めて本当の恋と言うものを知ってから、良い大人の男が好きな男と…
はる
主人公の北嶋があまりに一生懸命ストーカーして、朝の電車でそっと牧田の姿を探す初々しさは、もうかわいいとしか言いようがないです。 冒頭部分で、あまりに子どもっぽい北嶋のわがままぶりに、本を捨てそうになりましたが。それも70ページほど我慢したら、あとはもう、北嶋の胸のたかなりが、読者の期待の高まりとなり、牧田に振り向いて欲しいと、一緒になって、懇願するようになります。 牧田に好きになっても…
もと
タイトルみたいなふわふわ感が読後にありました。金魚のしっぽがふわふわひらひらするみたいな、ちょっとおとぎ話っぽくて、現実味が薄いような。 話のほとんどが上海での出来事だからそう感じるのかもしれないですけど、だからといってストーリーが適当という意味ではないですよ。 ある意味、その分生々しい所は生々しかったですから。 小さな商社で営業をする滝乃は、その仕入れも行うのでよく海外にも出張に出る。…