花本安嗣さんのレビュー一覧

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

なんだこのスーパーツンデレはw

ここまでツンデレでいいの?ってぐらいのツンデレ受けでしたねー。
セックスのときなんて、ツンデレを越えてスーパーオトメになっちゃったから、「そこまでかい!」と思わずツッコミ入れちゃいました。
めっちゃ面白かったです。
攻めがほだされちゃう気持ち、よーく解りました。受けが可愛すぎる。

冒頭、主人公の『悪気のないイヤな男っぷり』がさんざん描かれます。イライラするほどの傲岸不遜男なのだ。私はイヤなやつが…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

アダルト最高

中国上海を舞台にした、静かでアダルトなラブストーリーです。
大きなドラマなどないしっとりした物語んだけど、めちゃくちゃ面白かったです。
神に近い萌え評価です。

ここでも評価の高い『透過性恋愛装置』で脇役として登場する、滝乃と佑季が主役です。ただし『透過性~』とは作風がまったく違う。『透過性』がドラマチックなデコレーションケーキなら、こっちは飾りけのないシフォンケーキ、みたいな。

上海の街をあち…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

淡々とした恋愛

言ってみれば水彩画のような感じ。
BLには珍しく、派手な設定も賑やかしさも、若々しさもあるわけではない、淡々とした日常の中での、ただちょっと運命的なだけな出会いが色を添える。

この話を単独で読むよりもこの二人の本質はむしろその後の「透過性恋愛装置」で登場したときのキャラが語っているような気がする。
別カプであるために登場は少ないものの、そちらの方で見え隠れする二人の関係やセリフにむしろ惹…

1

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

大人の恋

「透過性恋愛装置」 とその番外編同人誌を読んで気になっていた「上海金魚」
今年重版で出たのを、たまたま店頭で見つけて購入。

ちゃんとした大人が、
ちゃんとした恋をして
ちゃんとした幸せな結末になる

滝乃も水端も、ちゃんとした大人なので、お話は、一見地味にも思えますが、この地味な真っ当さがとっても貴重で、読後感がよかったです。


お話の設定自体は、ちょっと考えると、かなり…

4

上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

地味な作品ですが心に染みます

表紙とタイトルに惹かれて購入。

不実な男に振り回され、疲れた真面目な男が。
異国の地で優しい男に癒される。
誰かが死ぬ訳でもなく、ガッと燃え上がる恋でもなく。
淡々とした地味な話だと思いますが、これがとても胸キュンで。
心に染みました。

傷ついて臆病で小動物のような佑季が、
徐々に滝乃に心を開いて行く様子が可愛くて切なくて。
佑季を大らかな優しさでスッポリ包んでくれる滝乃の…

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透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

ドラマCD とってもオススメです

皆様、お書きのとおり、傲慢で生意気な俺様男・北嶋が、本気の恋に落ちて、超乙女に変身してしまう
「BLでも、これはアリかよっ!」
みたいなお話ですが、
文章のテンポもあって、いつの間にかうっかり泣かされちゃったりして
「えぇーいっ、くやしぃーっ」
みたいなお話ですが、
これのドラマCD、とってもいいです。
北嶋:鈴木達央(たっつん)
牧田:安元洋貴
たっつんの北嶋は、最初の傲慢男の…

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

可愛いったらありゃしない

この北嶋君は常識では考えられないくらい俺様です。
その俺様に、今まで牧田さんのようにゆっくり諭してくれた大人がいなかったんでしょうね。
牧田さんに人間性まで治してもらって、めでたしめでたしです。

この作品はドラマCDになっています。
北嶋君の変わっていく様が、よーく分かりますので、是非聴いてみてください。

4

透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

前作『上海金魚』とは真逆を行く「キャラ小説」

本の装丁は『上海金魚』と対を成す、金と緑を基調とした落ち着いた雰囲気であるが、内容はまるで真逆を行くような、かっとんだ「キャラ小説」といってもよいだろう。
それと同時に前作の主要人物の違った一面も表現され、地続きとなった2作に奥行きが生まれているようにも感じられる。

本作の主人公の北嶋は優秀で美形の建築士だが、真剣に取り組まずとも仕事も恋人も手に入ってきたなんとも嫌味で自信過剰な男。
だ…

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透過性恋愛装置 小説

かわい有美子  花本安嗣 

Wのギャップ萌え

前半・・・というか、結構半分くらい、どうにも苦しかったです。北嶋のオレサマっぷりが余す所なく発揮されてて、こういう人種が本気で苦手な人には拷問に近いです。
が、会いたさが募って軽くストークしてしまい、勢い告白までしてしまった健気でかわいい北嶋を見てしまうと、その後の事はあまり気にならなくなります。
「上海金魚」の登場人物だった(らしい。未読なんで)人格者の滝乃が、振り回されて、尻拭いをされまく…

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上海金魚 小説

かわい有美子  花本安嗣 

特異な「キャラ」に頼らない良作

長らく入手困難だったものが最近ようやく重版されたので、私家版を読んではいたのだが、早速入手し読み直してみた。

商社マンの滝乃史宥と地方公務員の水端祐季、全く接点のないはずの二人が出会うのは、タイトルどおりの異国の地・上海である。
滝乃にとっては出張先、佑季にとっては滝乃の取引相手でもある恋人・伊藤(二人の間では恋人ということになっているが、妻子ある伊藤の佑季に対する扱いは愛人そのもの。対等…

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