華藤えれなさんのレビュー一覧

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

こういうお話好きです

読み始めてから暫くして、実に華藤えれな先生らしい作品だと思いました。先生の実体験に基づく景色や街並みの描写や美味しそうな食べ物、そしてこちらの作品でも献身的な愛を捧げる受けのエミルがとてもいじらしかったです。

お話は受けと攻めの両視点があるので、ルドヴィクが本当はエミルをどう思っているのか、彼がどうして他者と距離を取り心を通わせない努力をしているのかが分かるんです。エミルの過去も悲惨でしたが…

6

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

甘々を想像していただけに…

不憫な受けのエミルと帝国の皇子のルドヴィクとのお話。

エミルという名前は、ルドヴィクが名付けました。
元々エミルはサーカスにいたのですが、その時には酷い名前で呼ばれてて胸が痛くなりました。
17歳くらいの子が「死にたい」って思う環境って…。

ルドヴィクと出会ったことによって
幸せになっていくんだろうなぁって思ったんですけど
なかなかそういう展開にはならないし
なんなら辛い展開…

4

シャレード文庫25周年記念小冊子 特典

らごらごが好きすぎる

シャレード文庫さん25周年記念に出された小冊子。
総勢17名の先生方が、ご自身の作品の後日談等を6Pぐらいずつ書かれているものになります。以下コメント。
3と17が好き!17、神!!!!!!

1.葵居ゆゆ先生 運命のベータはアルファの溺愛に咲く
 アレクシスが明希の羽づくろいをしてあげるお話

2.稲月しん先生 ヤクザから貞操をしつこく狙われています
 柏木の誕生日をヒロが祝おう…

0

皇子と仔猫の愛されっこ 小説

華藤えれな  カワイチハル 

恋愛の駆け引きが切なく苦しい

ハッピーエンドなのに、それにたどり着くまでが切なくて悲しくて苦しい…。
本音を隠した好きじゃないのやりとりは、焦ったくてもどかしかったです。

冒頭エミルが半死にさせられる状況や、エミルが過去にされてきた人間らしからぬ扱いにも怒りが湧きそうでした。
こういう不憫受けには絶大な愛で包み込む溺愛攻めがワンセットで、不憫さを中和してくれることが多いと思いますが、この作品はそれがあまりないです。

5

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ コミック

篁ふみ  華藤えれな 

オメガバース物では最高だと思いました!

本が分厚い!これは読みごたえありそう初めはそんな想いから購入笑
原作は未読優しげな画風が素敵でした。厚い割にはさらっと読めました。やはり原作読んだ方が良いのか?
わからないことが多々あったので、しかし最後にちゃんと愛理とウィリアムのお話しが載ってて、これが涙なくして読めませんでした。
この二人も海莉とヒューバートの隣で幸せになって欲しかった。けどバースを越えた世界で文字通り二人っきりの世界に…

7

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ コミック

篁ふみ  華藤えれな 

絵が好き

華藤先生のお話は苦手なんですけど、篁先生の絵が好きなんで購入。絵はとっても良かったんですが、お話の展開には戸惑って今一つ萌えあがれなかったので、中立寄りの萌にしました。電子書籍で配信したもの+描きおろし4P+あとがき1P+ウィリアムと愛理の小説16P、カバー下なし。

双子の兄である愛理のふりをして、パリのエリートΩの学校に通っている海莉。ほんのわずかな間だけ入れ替わって!と言っていたのに、な…

3

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ コミック

篁ふみ  華藤えれな 

小説も読んだら更に良いのかも?

原作小説のコミカライズ版だったようで、小説を読んでいたら海莉とヒューバートの心情をより理解することが出来たなぁ〜と読み終わったときに思いました。

双子のΩ愛理と海莉…2人の生きている社会では酷すぎて、幸せになってほしいと思いました(´д`、)
最初、自由奔放すぎる愛理と大人しくて優しい海莉の性格の違いに驚きました。愛理の行動が自分勝手すぎでは?と思ったけど…最後の小説で愛理の優しさと行動の…

3

情愛恋華 小説

華藤えれな  加東セツコ 

ストイックな若き華道家元

電子短編。挿絵の加東セツコ先生推し。
著者は華麗なヨーロッパやスペインなどのイメージがある華藤えれな先生ですが、本作はしっとりと京都の華道家元の物語です。

若くして伝統ある流派の家元になった怜史。
子供の頃から「家」と「花」の事ばかり、家元になってからは尚更無理やりに笑顔を作り人々に穏やかに接するが心の中は…
そんな時、TVで見たのが新進気鋭の華道家・水嶋。
自由奔放な明るく楽しくカ…

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余命半年の僕と千年の恋人 小説

華藤えれな  氷堂れん 

浅いというか名前だけというか

自身の寿命と引き換えに他人の怪我や病気を治せる「癒やしの力」をもつユイは、その遺伝性の能力ゆえに幼い頃から母親に利用されてきた。元よりその能力を持つ者は長く生きられないとされ、18歳であるユイも余命半年と宣告されている。
現在は指揮者として活躍しているクライヴのコンサートを配信で見るのがユイのただ一つの楽しみだった。クライヴはかつて駆け落ちをして引き裂かれた、初恋の相手だった。
だがあるとき偶…

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愛されオメガの婚姻、そして運命の子 小説

華藤えれな  ミキライカ 

攻めは好き、受けは好みではない。

華藤さんなので、あまあま溺愛家族オメガバースのはずはないと覚悟して読みましたが、かなり辛くて切ない両片思いものでしたね……

攻めは受けを心の底から愛しているのに、いや、愛しているからこそ想いをひた隠して、氷の彫像のように接し続けないといけないとかどんな苦行!
でも個人的に攻めの苦悩は蜜の味なので、その苦行をこなす攻めが可哀想で萌えました。
それと地獄の底まで喜んでお供します!とか、なんな…

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