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華藤えれな 梨とりこ
茶鬼
ネタバレ
白夜のロシアが舞台のお話。 テロ、軍、マフィア、政治的汚職、フリージャーナリスト、臓器売買、 結構主人公たちを取り巻く環境は、かなり物騒です。 しかし、中心は主人公たちの恋愛で、そんな深い設定も結構てんこ盛りなのに、わりとさらっと解決してしまって、一体どんな技を使ったんだ?とちょっと不思議に思わないこともない。 却って、その設定にあまり疑問を感じてしまうと上滑りしてしまう危険がありました。…
華藤えれな 三雲アズ
ふら
あらすじ読んだ時点で覚悟はしていましたが、案の定泣かされてしまいましたよ! 重い病を抱えながらもそのことを告げようともせず、今この瞬間カレルと共に過ごせることに幸せを感じる蒼史。その姿がいじらしくて、胸が締め付けられます。 カレルと共にプラハへ行けなかったのにも理由があります。 あのメールを打った時の蒼史はまともに動ける状態ではなかったんですよね。その事をカレルは知る由もなかったのですか…
たまゆまま
ここでも華藤さんこだわりの闘牛愛の一部がありました。 華藤さんのコメントの欄の台紙は『最近見てきた闘牛のチケット』ということです。 本当、スペインの闘牛場の熱気が漂う様ですが、書き下ろしSSの内容は本編とは違いとても可愛らしいものでした。 本編でとても過酷だったので、なんて穏やかで平和なのだろうとちょっと安心出来ました。 でも、今でもサタナスは闘牛士で日々命を懸けて大変なのだろうけど、…
華藤えれな 朝南かつみ
スペインに旅行をされる方には是非!読んでいただきたい。 闘牛ってよく分からないけど、なんか怖いわと思っている方にも是非、読んでいただきたい。 スペインの伝統文化である闘牛を描いた作品といった方がいいかもしれない。 BL要素はこの作品を盛り上げる調味料のようなもの。 BL作品を作る為に闘牛が背景にあるのではなく、闘牛作品を作るためにBL要素が使われた、そんな印象だった。 スペインの…
華藤えれな 周防佑未
marun
仇と復讐者なんて設定になっていましたが、そんな簡単なものじゃなかった。 初めて出会った子供の時から陰と陽みたいな二人で、周りの柵や思惑など関係なく 子供同士だから素直に惹かれるままに近づいた二人。 そして育まれるいつしか友情を越えた狂おしいまでの愛情、しかしそんな二人の関係は 民族の争いの中で切り離されることになるのです。 さらに、一目があるところで逢う事も話す事も出来ない二人が唯一…
民族紛争のある東欧、旧ユーゴを舞台にしてかなり読み手のある作品は、やっぱり華藤さんでないと!と思わせるほどにいい作品でした。 ルナの前作『あなたは僕を愛していない』のスピンオフになり、冒頭窮地に陥った主人公・夏生の面倒をみてあげるのは、あの亡くなったマリオンの恋人オスカー。 そして、マリオン財団の立ち上げがあったり、同じ日本人ということで海棠先生が夏生の先輩としてちょっと登場してみたりしていま…
さえらっこ
とても雰囲気があって読んでいて引き込まれる話でした。彫刻家のチェコ人と陶芸家の家に生まれた日本人の恋。京都もチェコもその地の雰囲気まで感じられるようで、さすが華藤さん。 蒼史が最初うじうじした奴だな、ちょっと苦手かもと思ったのですが、後半の命を削りながらもモデルをする彼はとても素敵でした。カレルも誤解が解けた後は献身的で、思いが通じて安心しました。 すごく雰囲気があって綺麗な作品なだけに、挿絵…
華藤えれな 小椋ムク
華藤さんの本は、外国の描写が詳しくて、ちょっとした観光+ロマンチックな気分になれます。この本は攻めが映画監督ということもあり、綺麗な映像が浮かぶような描写が多く、話もドラマチックで楽しめました。雰囲気が好き!マカオの郊外の別荘に監禁、芝居稽古の下りも好き! 話の筋や雰囲気は好きなんだけれども、惹かれ合う理由やら気持ち描写がちょっと物足りなかったので、萌評価です。BLは本来くっつかない男同士でくっつ…
華藤えれな 緒田涼歌
長くとても詰まった内容で、二段組みにしたのがよく分かりましたが、個人的にはこの一冊に無理に詰め込まず二冊に分けてしまった方が良かったのではと思う程にエピソード満載でした。 エピソード満載過ぎて一つ一つが本来とても印象的でドラマティックになるものが、サラッと流されてしまっていて、その度にこちらも「あらっ」となって流さなきゃいけなくなることがなんと多いこと。 しかし、そんなこと流して流して…
あむり
5作品のショートが入っています。 私は、5作品中2作品しか本編を読めていないのですが、 SS好きな私には、大満足です☆ 色々あった2人が、ゆっくりラブラブできていたり、 視点が攻視点で読めたりできることが面白いですよね。 特に、「悪魔と」のSSが個人的には好きでした。 攻である悪魔視点で物語が読めます。 本当に良かったね~なんて、ほっとします。 SSを読んでしまうと、気…