万里なおさんのレビュー一覧

手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

私、この作家さんが好きかも……

以前から気になっていた作品なのですが、何故か読むのが後回しになっていた一冊。
やっとのこと読んで思ったのは「あら、好きなタイプのお話」。
万里さん「この後の作品は?」と思い検索してみたら『ファーザー・アロング』を書いた方だったのですね。もっと早くに読むべきだった……

何が好きかと言いますと『負けて来た人たちの話』であったことです。
おまけにこの話の主人公は2人は「もう、負けたままでいい…

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ファーザー・アロング 小説

万里なお  厘てく 

相手のことを思うが故に側に寄れない不器用な人達のドラマ

初読み作家さんなのですが、実に私のツボにはまりまして……

タイムスリップものなんですけれど、ちょっとばかり導入部が複雑なんですよ。
麻生宝は3歳の時に亡くなった父の命日に花を買うのが習慣です。父の仙太郎は仕事一筋の母に変わって宝をとても可愛がって育ててくれた記憶があります。母のピアノに合わせて父が歌っているのは宝にとってとても大切な記憶なのですが、花を抱えて家に帰った宝は、その思い出のピア…

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手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

枯れ専ほいほい。

小椋ムクさんのイラストに惹かれて購入。あらすじも微妙だったのであんまり期待はしていなかったけど、面白かった!難しい文章が嫌いで苦手だけど、これは久しぶりにすらすら読めたかも。
最後の手品師センセイの口上シーンに感動したので、おまけの神評価。
ただ、枯れ専じゃない人は注意!攻めが結構がっつり老いてます(笑)

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手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

何か違和感

年の差があり過ぎたし、攻めがいい人なのはわかるけど、お互い恋に落ちるかなー。受けは単に惚れやすいだけなのでは?凄い手品師なんだろうけど、攻めの描写が冴えなさ過ぎてちょっと気持ち悪くさえ思ってしまった。最初の頃、受けがジジイ呼ばわりしてたせいかも。これBLじゃなければもっとあり得ない話のような気がする。

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トゥナイト・トゥナイト 手品師は口上で愛を囁く コミコミスタジオ特典ペーパー 特典

ダーリンのお迎え

マリアちゃんのゲイバーにて。
ダーリンの帰りが1日のびた、寂しい、とノロケという名の愚痴を吐きにきた優作が飲みつぶれ、寝てしまったところに実年の紳士が迎えに来る。
年齢差から、最初はまさかそれが優作のダーリンであるとは思わなかったマリアちゃんだったが、わずかに目を覚ました優作の態度で事実を知る。優作はエイスケに抱きついて寂しさを訴え、エイスケは優しく優作を抱き上げて帰っていく。

B5サイ…

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ゴールデン・アワー 手品師は口上で愛を囁く封入SSペーパー 特典

ご褒美は飴じゃなく

集会場で行われるイベントに参加し、手品を披露したエイスケ。観客としてのんびり楽しんでいた優作だったが、なぜか突然自分もステージに上がり、手品を披露する羽目に陥る。
緊張のあまり真っ白になりながらも何とか成功させた優作。その夜2人きりになったあと、エイスケからは甘いご褒美をもらう。

小さいペーパーですが、裏表にSSがあるので文章量はそこそこ多かったです。
ラブラブなSSです。昔師匠にべっこ…

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手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

伝説の手品師と自殺志願のゲイの話

手品師50歳×自殺者25歳。

「結婚するから」と男に振られ、絶望して公園で首を吊ろうとしていた受けは、偶然通りがかった中年の男に助けられる。仕事をクビになり、借金に追われ、EDなので君より不幸だ、という男の家に連れ帰られ、貧乏な居候生活を送る中、男が元天才手品師であったことを知り…。

まず攻めが50歳だという設定に驚きました。受けが25歳なので半分です。40歳ちょいまでのオヤジ攻めオヤ…

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手品師は口上で愛を囁く 小説

万里なお  小椋ムク 

受けを好きになれず・・・

ゲイのフリーター・優作(受け・25歳)の一人称「俺」で進行する物語。
人生に絶望し自殺しようとしたところを、冴えないおじさん・小鳥遊(攻め・50歳)に止められる優作。
元手品師だという小鳥遊(「先生」)の家になりゆきで居候することになります。

まず、優作のキャラクターがどうにも好きになれませんでした(すみません)。
男に捨てられ被害者ぶっていますが、雇い主と職場で致してたところを奥さん…

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