亀井高秀さんのレビュー一覧

真昼の月(1) 小説

いおかいつき  亀井高秀 

男臭いハードボイルド、でもしっかりBL!

いつもの私の評価からするとこの作品、
ちょっと……いや多大にらぶらぶ不足なんですが、
それを差し置いてものこの評価。

なかなかハードボイルドなお話で、
何より主人公の秀一がかなりクール。
BLの受け様にしては珍しいタイプかと。
攻め様の辰巳にいきなり拘束されてイタされちゃっても、
悲壮感の欠片もない。
更に自ら囮になって、裏ビデオのモデルになったりと、
多少自暴自棄にもなって…

4

ラオール王子の秘密の宝「複合獣と銀の麗人」番外編 特典

ラオール王子視点

本編後で気になっていた彼らのその後が垣間見られます。
視点は戦時中は引きこもっていたラオール王子視点なのも、その後の状況を汲み取るのに良かったです!
こうやって本文で語られていた宮廷楽師達が歌い継ぐ伝説や冒険譚が始まっていくのだな~と。

アイヒの相変わらずの世間知らずぶりや、バルドとの仲睦まじい姿、オーリのすくすくのびやかな様子等楽しめました。
本編後の情勢の補完ともなっているので、も…

0

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

思いっきりファンタジー!

美麗な表紙イラストにも惹かれて。
ファンタジーは大好きなジャンルなので、とても楽しめました。
世界観もしっかり作りこまれているため彼らの物語世界にぐいぐい惹き込まれていきます。
世界観も見え、壮大な物語の始まりな感じで終わるのでまだまだ読みたい~っ!もっともっとという意味での飢餓感がありました。

鏡で語られたバルドの過去、切ないです。
また、アイヒの性というものに無知な故の素直さやナ…

4

ラオール王子の秘密の宝「複合獣と銀の麗人」番外編 特典

本編から1年後のお話です

本品は『複合獣と銀の麗人』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

本編後、
ラオール王子が魔女の森を訪れるお話です。

島国リクサンクールは
国王が戦いで渡った隣国から戻れず
長きにわたって
国王の不在が続いていました。

その間に国内で勢力を誇った二家が
互いを敵として戦いを繰り返しましたが
国王の帰国によって戦いは終息し
二家は領地替えにより力を削がれます。…

2

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

明かされた秘密が更なる秘密の扉を開く

今回は身の内に複合獣を宿す騎士と
魔力を宿した森に住む魔女の息子のお話です。

受様が養い子とともに
国を二分する戦いに巻き込まれ
それが収束するまで。

受様は強い魔力のかけられた森にある
魔女の館に住んでいます。

代々の魔女が経て魔女が住み、
魔女の力を蓄えてきた館は
並の人間には目にすることも叶わず
森にうっかり入り込んでも迷うだけです。

受様は先代の魔女の…

6

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

本当に銀の麗人が素敵

表紙に一目ぼれ。銀髪の麗人なんて超好み!と楽しみにしていました。今城先生、初ファンタジーとのことで、マイナスイオンたっぷり、森等の描写がとても好きでした。受けがやや天然?入っていたためか、BLとしての萌えをちょっと少なく感じたため萌。本編のみ320Pほど+あとがきです。中世ヨーロッパのような舞台のファンタジー、甘すぎず重すぎずシリアス路線なお話がお好きな方にはオススメです。今は獣姦にマークあります…

3

複合獣と銀の麗人 小説

今城けい  亀井高秀 

ロマンチックで幻想的な騎士ものです

こちら作者さん初のファンタジーです。

魔道により、その身に魔物を融合させられた青年・バルドと、禁忌の森で暮らす魔女の息子・アイヒの、幻想的な恋愛譚になります。
騎士ものが好きな方にもおすすめです!

内容です。
森で息を引き取った騎士から赤子・オーリを預かり、慈しんで育ててきた魔女の息子・アイヒ。
実は領主の息子であるオーリを迎えに、旗騎士の息子・バルドが現れます。
最初は強い反…

13

だって運命じゃない? 小説

桜木知沙子  亀井高秀 

攻めの雰囲気は好きですが…

桜木作品、読書はかなりご無沙汰です。
寮物をむさぼり読んでいた頃の『真夜中の学生寮で』以来かもしれません。
実際あとがきにも久しぶりの仕事とありまして。
そしてやはり桜木さん、舞台は北海道(苦笑

受けは20歳ながらもウブな医大生の牧生。
攻めの瀬戸口はホストクラブのオーナーで31歳(去年30ということで)。

瀬戸口が女性と別れる場面に偶然居合わせたというのが出会いで、その後牧生…

4

だって運命じゃない? 小説

桜木知沙子  亀井高秀 

疲れている時に読みたい作品

元ホストのホストクラブオーナー×医学生の年の差です。

瀬戸口と牧生の最初の出会い、再会、人間関係など色んな点でまさしく運命としか思えないような事が多いです。
牧生も瀬戸口からホストよりも自分の抱き枕としてのバイトを持ち掛けられ、普通なら断るべきなのに惹かれる事があり引き受ける事にしました。

瀬戸口は年上らしく余裕があるようで、牧生を他の人とは違う「キオちゃん」と呼び最初の方から独占欲…

1

だって運命じゃない? 小説

桜木知沙子  亀井高秀 

確かに運命的です

帯の文言は「勤務内容、抱き枕」です。
添い寝ではなく抱き枕というのが何だか気になりました。

いくつかの運命としか思えない不思議な巡り合わせ。
これまた不思議な抱き枕のアルバイトの勧誘。
でも瀬戸口には抱き枕のアルバイトを牧生が引き受けたくなる何かがあります。

1浪して医学生になった時田牧生は居候している部屋を出ようと思い、給料のよさそうなホストで稼ごうと考えます。
面接先のオー…

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