亀井高秀さんのレビュー一覧

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

うーん、なんか、もやもや

お話として、読んでいる時には続きが気になってずんずん読んでいった、
というか、それなり、っていうか、かなりおもしろかったのは間違いないんだけど…。

希世の心の動きだけを見ていれば、十分BLで、展開的にも無理はない、おもしろい、いい作品。
だけど、なんか納得がいかない。
読んでいる最中はいいの、希世に感情移入しているから、
でも、おわりまで読んで、もやもやと欲求不満が残った。

希…

0

シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

じりじりとして煮え切らない

圭一の態度が煮え切らない。
好きなのに兄弟だと疑って、孝之を拒否するけれど、孝之の押せ押せなアプローチに流されちゃって「これで終わりにする」って抱かれたり。
兄弟だからっていうことだけで、諦めない情熱的な孝之の求愛を拒むのは、ちょっと弱い気がするんですよねぇ。
もっとはっきりと圭一の狡さも描かれていたら、読後の印象も変わっていたような……。まぁ、圭一があまりに狡かったら、読者の共感が得られな…

2

シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

絡みのシーンの挿絵が文章に追いついてない

親の再婚で義理の兄弟になった後、離婚・・・音信不通
そして再会したというお話なんです。

まあ・・・杉原節ですから
最初からお互いの好きという気持ちは駄々漏れ。
弟の気持ちを悟った上で兄から弟に手を出します。
合意なんだろうけど
弟を完全な“被害者”にしたいために
兄しか触っちゃダメ!プレイ・・・どんだけ拷問w
なんか弟のためとかいいつつも、ものすごい棘を刺して
姿を消してしま…

0

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

BL要素は薄くてもストーリーで読ませる中身の濃い話

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
弁護士・佐倉×家出していた財閥家の次男・希世の、シリアスドラマ。
恋愛要素が少ねぇ!
でも時間を忘れて貪るように読みました。
ラストに近付けば近付くほど加速的に面白くなってきて、寝る間を惜しんでの一気読み。
各々の思惑や愛憎が絡んだ利権争いというドロドロ話です。
主人公の妙にさっぱりとした性格と恋愛面が抑え気味なのが功を奏してか、愛憎劇特有のイヤなね…

1

ラブバードを探して 小説

松前侑里  亀井高秀 

最低の四角関係…

苦手な方がたくさんいそうなストーリーだなと思いました。
メインカップルが、ほかの相手とエッチする話が苦手なかたは要注意です。
レビューがまだ他にないので分かりませんが、とくに後半の展開は、「えええええぇえ…なんでやねーん!」って言いたくなるのではないでしょうか。
私も(?)そう思ったんですが、ストーリーそのものは切なくて面白かったです。

まだ忘れられない別れた恋人と再会する主人公。でも、別れた恋…

2

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

数冊ぶんのプロットだと思った

ラブ度は低いんですが、めちゃくちゃ面白かったです。

主人公は、何でも屋で働く男(受け)です。実家を家出して数年目。
ある日弁護士(攻め)が訪ねてきて、「社長に就任してほしい」と頼まれる。
社長をしていた義理の兄が死に、「弟に会社をまかせる」という遺言があったことを、主人公は知る。
迷いつつも実家に戻り、社長業をはじめる主人公。
かつて逃げてきてしまった過去のいろいろな因縁と向き合いながら、なかな…

3

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

最後まで予測不能な愛憎劇

家出同然に姿を消し、家族とは関わらずに暮らしていた希世の元に、父の会社の顧問弁護士・佐倉が現れた。
父の死後、跡を継いで社長になっていた兄(異母兄弟)が突然亡くなった。
遺言により、会社を継いで欲しい…と頼まれる。

今更、実家に帰るのも気が引けると断り続ける希世だが、兄と父に線香をあげる名目で久しぶりに帰省する。
そこには役員という名目で金を無心する叔父が我が物顔で闊歩していた。
母…

4

百万の野望 小説

榊花月  亀井高秀 

ちょっとさわりだけ読むつもりが…

寝る前にちょっと「はじめのほうだけ…」と思い、ページを繰っていたらノンストップ!
次の日仕事なのに深夜2時まで読んでしまいました…。
でも悔いはありません!
寝不足になるだけの面白さでした!

ときめくBL、ラブなBL、萌えるBL、泣けるBL。
良いBLの基準はさまざまですが、この一冊はどれもあてはまらない…といいますか、
「…BL?」
と首を傾げてしまうほどテーマが別っぽく感じら…

2

シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

超絶焦れったい小説です

杉原理生さんの小説は、文章が大好きなので、もうそれだけで、どんなストーリーでもどんなキャラでも、うっとりと、海の中でプカプカたゆたっているような気持ちで読むことができます。稀有な才能だなと思います。

義兄弟モノで再会モノです。
主人公は翻訳家の兄。
両親の結婚によって義理の兄弟となり、離婚によって離ればなれになった義理の弟と、10年ぶりに再会します。
かつて自分より小さかった弟は、立派な青年に成…

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シンプルライン 小説

杉原理生  亀井高秀 

相性なんでしょうか…

鷲尾孝之(出版社編集部勤務 実家はいくつもの会社を経営)×名瀬圭一(フリーの翻訳者 ゲイ 母親が孝之の父と再婚し一度義兄となるも、両親は再度離婚)

圭一は仕事の納品先の翻訳事務所で元・義弟の孝之に十年振りに再会します。親の結婚により一度は義兄弟になる二人ですが、両親の離婚により圭一と母親が鷲尾の家を出てからは、二度と孝之に連絡を取ることはありませんでした。再会後親交を深めていく二人でしたが、…

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