義月粧子さんのレビュー一覧

夏の残像 小説

義月粧子  奥田七緒 

つれない攻、だけど理由がある

義月さんの攻って無自覚に受に対して酷かったりしますが、こえは無自覚ではなく意識的に冷たく接しています。
それには理由があって、高校時代に伊崎〔攻〕は稜〔受〕に告白をしたんですが、それを稜がこっぴどく振ってしまい、その時の彼の言葉を伊崎はまだ引きずっていて、それが理由で社会人同士になり仕事で関わる事になっても稜に冷たい態度を取ってしまうのですな。
けれど稜は決して伊崎を嫌いでふった訳じゃなくて本…

7

消エル蜜月 小説

義月粧子  わかな 

もう少しゆっくりめで

 勤めていたコンビニは店を畳むと言うし、住んでいた家は建て替えで追い出されそうになるし、と不幸続きの天涯孤独のソラの前に現れたのは、亡き祖父を恩人だという投資会社社長・高梁。
 高梁は困り果てたソラに対して、同居を提案、働き先まで紹介してくれるという。
 降って湧いた幸運に不安を覚えつつも、背に腹は変えられず、世話になるソラ。
 だが、高梁はただ単に親切な紳士……だったわけではなかった。

0

恋に落ちる記憶 小説

義月粧子  須賀邦彦 

いつものパターン来るかーと思ったら

義月さんの攻っていつも酷いヤツでムッキーってなる事が多いんですが、これもいつそうなるんだろうってドキドキしてたんですが、一瞬暴言を吐いただけで普通に優しい人でした。
暴言もまあ勢いみたいなもんだったし、後でちゃんと理由も述べてたので他の攻達に比べれば何という普通の攻!!

その代わりというか、今回は受がちょっと変わったタイプです。
可愛いです、25歳だけどちょっと乙女です、妄想癖もあります…

0

夏の残像 小説

義月粧子  奥田七緒 

最後の最後までそのスタンスを崩さないところが好き。

同級生の再会モノ。
最後の最後までかみ合わない感じが好きです。

稜は学生時代、好きだった男・伊崎をひどい言い方で振ってしまう。
そのことがどこかで引っ掛かったままだった稜は仕事の席で偶然にも伊崎と再会してしまう。
一緒に仕事をすることになるのだが伊崎の態度は冷たくて…。

この受、結構好きです。
自分が過去、伊崎に言った言葉がどれだけ彼を傷付けたかとかちゃんと今となってはわかって…

5

アリバイ 小説

義月粧子  雪舟薫 

脇キャラ目当て

この作品のスピンオフ「溺れる彼の恋心」の主人公、一哉がひじょーに好みな健気受だったので、これは過去話も読まねばーと読んでみました。
うん、やっぱメインカップルより、亨〔攻〕に遊ばれて捨てられる一哉がこちらでも好みでした。
何でこんな健気ないい子を弄んで捨てたかーーー!!って感じです。
一哉可愛いよ!一哉!!

まあ今作では一哉は当て馬で、メインカップルは高三の亨〔攻〕と9歳年上の26歳、…

3

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

タイトルがすばらしい


まさにタイトルの通り、主人公の青砥が攻めの久住に泣かされて教えられるという内容。

いきなり二人の関係が始まるんじゃなくてまずは服飾系専門学生の青砥が校外研修先の病院で久住に一目惚れするところから描かれているのがまたいいです

まるで女子高生のように一目見ただけで友達とはしゃいだりする恋愛の醍醐味とも言えるシーンが多かったおかげで

こちらも久住に対して憧れを抱いて「片思いの相手」という位置付け...

1

からまる嘘と誤解 小説

義月粧子  Ciel 

もっと愛されて欲しい

義月さんお得意の受の健気な片想いもの、そして、性格最悪攻めってことで衝動的に買っちゃいましたw

受・遥人は幼少時代は日本人離れした容姿のせいでいじめられ、それ以降もこれまで派手な外見のため周りから誤解されやすく、まともな恋愛をしてきていません。実は、すごく純情で、健気で可愛いんですよっ!

そんな遥人が一目ぼれしたのはクールで容姿完璧、大企業に勤める耿介であった。最初は耿介に誤解され冷た…

0

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

うーん・・・

義月さんの作品は大好きなんですが、あんまりピンとこなかったです。。。

青砥は可愛くて、健気で…青砥の周りを囲む女の子たちのキャラも素敵でした。友達での男女の関係でこういうのはすごく羨ましいというか、素敵だなと思いました^^
病院での課外研修ネタは感動しましたwみなさんもおっしゃっておられますが違うところで泣かされちゃいそうでした。

それに比べて攻・久住がホントに嫌な奴だし、久住も久住…

4

からまる嘘と誤解 小説

義月粧子  Ciel 

裏目裏目の・・・

義月さん、時々どうしようもなく痛い攻め様を書くんですが、今回は納得しました!
本編は受け視点なんで、読んでる側は受けの気持ちが解るわけで、だからそこから誤解が生まれると、攻めーー!もうちょっと優しくしてやれよーーー(涙)とか思ったりするのですが、今回はその攻めの冷たさを抜きにしても、よかれと思ってする受けの言動が裏目に出ちゃう!
ああ、ここでもちょっと素直にしていれば、とか、駄目だよ!受け!!…

5

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

電車の中で泣いちゃったけど

それ、BLとしての泣かせ所じゃないし、、、

子どもが死ぬ話に泣いちゃうのは、もう、しょうがないじゃん。

青砥はいい子なんだけど、
いい子なんだけど、
いらつく。
えーと、これって、単に、今週私に「期せずしてネガティブ受け祭り」がきちゃってて、この手の子に食傷しているせいだけど。

青砥はそれほど、ネガティブって訳でもない。
自分なりには前向きにがんばっているけど、元の自己評…

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