久我有加さんのレビュー一覧

何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

大阪弁だからこそ

幼稚園の頃から、将来の夢はただ一つ
「夫婦漫才!」
の土屋と、
そんな土屋に、なぜか一目惚れされてしまった、笑い嫌い相川。
お話は、この二人が、それぞれ過去のトラウマを乗り越えて、
漫才の相方として、
恋愛の対象として、
結びつく。
そんな直球青春ストーリー。

この第1巻に書かれているは、高校入学して二人が出会い、漫才の相方となり、そして、進路として、はっきり漫才を職業に思い…

0

落花の雪に踏み迷う 小説

久我有加  門地かおり 

門地さん表紙買いシリーズ

表紙買いなので、作者さんとは、多分初お目見え。
この作品は、アタリ、でした。

花街もののようでいて、でも表紙の、受けらしい子は目力の強い着流し姿。
タイトルと粗筋から想像する子と、この毅然と立っている子はちょっとそぐわないようです。
そして、この表紙の二人の絵姿こそが、この本の本質なのでした。
読み終わって、こうしてつくづくと表紙を眺めてみれば、すごく腑に落ちる、大納得な表紙絵なので…

2

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

ストーリーに萌える!挿絵で眼福!買って損なしでした!

博徒×彫師

時代ものBL。


「どないすんねん。抱くか、彫るか」


ハードな過去を背負う八束(受)の、強さを秘めた艶やかさがたまりません!

彫り師としての欲求と葛藤がぐいぐいとストーリーに引き込みます。

私はヤクザものはあまり好きではないのですが、これに関しては興味深く読みました。


博打を生業にする昔ながらのヤクザ。
廓の女達。
その時代での彫り師の…

2

無敵の探偵 小説

久我有加  蔵王大志 

二人は探偵!!

 表紙の涼がかっこいくて好きだったので買ってみました★
 この二人の関係はなんだろう?
 高校時代、すかした永人の気をひこうとなんにでも張り合い本気を出させようとしていた涼。それを嫌っていた永人はしだいに涼を避けるように・・
このときの涼はチンピラっぽい。すぐふっかけていく感じがね。

 月日は流れ、永人が探偵事務所で働いているところにアルバイトで入ってきたのは高校のときに意図知れず犬猿…

0

明日、恋におちるはず 小説

久我有加    一之瀬綾子 

ヤンデレギリギリw

いや、完璧ヤンデレか。。。w

幼い頃から懐いてくれてた幼馴染みの受け・夏海が
母親を亡くした事をキッカケに
ずっと夏海の側に居る、と決め
なにくれと世話を焼くようになった攻め・創吾。
そんな二人の、砂どころか砂糖吐くような激甘青春ラブストーリーなんですが。。。

創吾の夏海への執着があまりにも度を過ぎていて
ほぼストーカーか??と思うような行動を取るんですよ~。
つか、そこま…

1

恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

再読率、高いです

攻・進藤貴之 大学1年 
受・皆内謙人 大学2年
同じサークルの先輩後輩ですが、進藤は1浪ですので同い年です。

新入生勧誘でトラブっていた進藤たちに助け舟を出した皆内。
「見た目も性格もめっちゃ好みのタイプ」と惚れてしまいますが、相手がノンケなのはわかりきっているので気持ちを封印。
その進藤が皆内のサークルに入り、偶然にも同じマンションに引っ越してきたことを知って、片思いの気持ちを抱…

3

明日、恋におちるはず 小説

久我有加    一之瀬綾子 

うう…こんな付き合い方はウザい…

ここまで四六時中一緒にいるベタベタな付き合いは、微笑ましいというよりも、「ウザいなー、世間狭くなりすぎやろー」と思ってしまう。
感想はひたすら↑これ↑に尽きます。

幼馴染みで、ずっと一緒で、付き合うようになる…というお話。
受けが攻めにやいたやきもちも、誤解から生じてるのが見え見えすぎて、ビミョーに萎えました。
アップルパイを床に落としたところとか、反応が子供っぽすぎてモニョモニョしてしまった。…

2

何でやねん!(1) 小説

久我有加  山田ユギ 

大阪弁の威力!

久我有加先生の作品は、「ちるちる」のQ&Aで薦めていただいたものです。
最初、高校生×高校生?;と、しりごみしてしまったのですが、読んでみたら良かった!もう何度も読みかえしていますv

高校生の相川仁(あいかわ・じん)は、同級生の土屋来(つちや・きたる)に「なあ、相川。なあなあ」と犬のように懐かれて、「漫才の相方になってくれ」と毎日迫まられています。「もうついてくんな!」とすげなくし…

3

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

時代物任侠は渋くていい味出てます

大正時代の任侠ものですが、時代の波に変化を強いられてなお昔ながらの博徒を主とする織間屋の客分と彫師の男のお話。
全編通して、大がかりな盛り上がりはありませんが訥々と渋さを携えた、苦み走った任侠ならではの良作だと思います。
また刺青の美も想像できてビジュアル面も膨らみました。

表紙を見て、渋い男前が彫師できれいなお兄ちゃんがヤクザかと思ったのですが、逆で美人が彫師で、イケメンがヤクザでした…

5

君を抱いて昼夜に恋す 小説

久我有加  麻々原絵里依 

口絵はあとのお楽しみに取っておくのをおすすめします。

博徒・源太と彫師・八束のお話。
久我さんですからちゃんと大阪弁、それも大正時代の頃のだそうです。
加点式の評価だったら神評価にしてもいいくらい、あれもこれも良かったのですが、減点式の評価で考えるとマイナス点もあるので、萌評価になりました。限りなく神に近いです。

今まで読んだ任侠ものの中でも一番と思えるほど、彫師の仕事であったり博徒とやくざの違いであったりがわかりやすく書かれていて、登場人…

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