金ひかるさんのレビュー一覧

黄昏にキスをはじめましょう 小説

神奈木智  金ひかる 

実は・・・

「真夜中にお会いしましょう」の続編。
今回は、ガチおぼっちゃまホストクラブの一番年上、元超エリートサラリーマンだった山吹と、ご近所のホストクラブのナンバーワンホスト立花涼のお話。
借金にも目処が付き、ホストクラブの経営もなんとなく落ち着いて、少しは先のことも考える余裕ができた山吹ですが、やはり、ちょっとピントがずれていて、そんな話し合いの最中にやってきた涼に、いつものようにちゃかされて、つい暴…

2

騎士(ナイト)とビショップ 小説

たけうちりうと  金ひかる 

途中で投げたくなった・・・

我慢に我慢を重ねて、なんとかシリーズ読了しましたが、今思えばなんでここまでして読んだのか、もっと早く見切ればよかったと後悔しきりです。

とにかく、瑛(攻)は将人(受)より大人なのに余裕がなさすぎるんですよ。それを魅力(可愛さ)にできる作品も確かにありますが、これについてはまったくそうは思えません。

カテゴリとしては私の大好きな『年の差(年上攻)』ではあるんですが、年の差があればいいって…

3

Easyな微熱 小説

火崎勇  金ひかる 

なんなんだ、これは・・・?

というのが、読後の正直な感想でした。

う~ん、あれこれ設定というかネタはてんこ盛りなんですけど、どれもがピンと来ないんです。
キャラクターも、いかにも意味ありげな『色づけ』だけ、という感じ。

『淡々として静かなイメージ』というよりも『浅くて上っ面だけ撫でてる感じ』と思えてしまったんですよ。

そもそもこれは恋愛なんだろうか?という『BL(ラブストーリー)』としては根本的な疑問を…

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アンラッキー 小説

日夏塔子  金ひかる 

ラストシーンに置いて行かれたよ・・・

これは、榊花月さん(日夏さんの別名義、というかメインの名義?あえて『榊さん』と言っています)の別名義も含めて、私が読んだ中ではいちばんマシだと思った作品です。

と言いますか、別名義含め榊さん(日夏さん・その他の名義も含め、以下榊さんで統一します)の作品はほぼ好みじゃないです。作風そのものがもう苦手。特にキャラクターが全く受け付けないことが多いんですよ。

こちらはその中ではホントにまだい…

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負けるもんか! 小説

榊花月  金ひかる 

キャラクターが好きになれない。

『でも、しょうがない』の続編というよりはスピンオフでしょうか。同じ学園・寮が舞台で、登場人物もかなり重複しています。読むなら前作からの方がいいでしょうね。

前作は、まあそれなりにいいところもあるんですが、こちらを読んでちょっとがっくり。キャラクターの名前が変わってるよ。
前作の攻・深池世晴(みいけよし)が三池世晴(みいけよしはる)になってるし。←あくまでも『私が持ってる版では』ですが。特…

1

でも、しょうがない 小説

榊花月  金ひかる 

まあ、男子校・寮ものの王道でしょうか。

正直、可もなく不可もなくですが、私が読んだ榊さんの作品では、まだいい方でした。(いろいろと読んだ結果が)かなり苦手な作家さんですので。

正直、別名義も含めて何読んでもいいと思ったことがほとんどない。作家さんとの相性がよくないということなんでしょう。これはその中ではホントにマシな方。榊さんでは高校生ものの方がまだいいですね。

しかしこれ、三人称(受視点)なのになぜか受一人称の雰囲気なん…

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奇蹟のラブストーリー 小説

榊花月  金ひかる 

非BL?

金ひかるさんのイラスト買いです。

金ひかる先生がイラスト描かれているのに、イラストと登場キャラがうまく結びつかなくて、珍しいこともあるなあと、、、

お話自体は、コミック誌から文芸部に移動してきたばかりの編集者が、担当作家とコミュニケーションの距離を測りつつ、書き下ろし新作を書き上がらせて、恋も実らせる。
なかなか進まない原稿と、なかなか自分でも認められない自分の中の恋心。
この二つ…

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ビューティフル・サンデー 小説

雪代鞠絵  金ひかる 

健気受けのかわいさといったら!

野心家のひどいオトコな攻めと
健気でいじましい受けの話です。
こういうの大好きです。大好物です。
また、表紙の寒そうな冬の雰囲気が伝わってきて凄く素敵だと感じました。
内容にぴったりだと思います。
小鉄子さんのよりもこちらの方が個人的には好きです。

受けは引き取られた子なので家ではひどい扱いを受けています。
そして、それを隠して攻めの元に通いつづけます。
どんなにひどいことをし…

2

もしも僕が愛ならば 小説

松前侑里  金ひかる 

シングルファーザー。

松前さんの攻キャラクターは、決して完璧ではないんですが(そもそも私は、BLの攻に『完璧』は求めていません。むしろ邪魔)、たとえ『ダメ』だったとしても、そのダメさが私の好みの方向なんですね。そこが松前さんを好きなポイントのひとつかもしれません。

私は子持ち(シングルファーザー)ものが特別好きでもなんでもないんですが、これはその中ではよかったです。子持ちなのが攻だから(受が実子持ちはすごく苦手…

1

タイトロープなkiss(キッス) 小説

しんがいわかこ  金ひかる 

SM縄師。

金さんのイラスト買いで、しんがいさんはこれ1作しか読んでいません。

う~ん、なんとも評価に困る作品です。

特殊すぎる職業を取り上げていますが、なんでわざわざこういう題材を選んだのかはあとがきで『漫画家さんの忘年会で縄師さんの緊縛ショーを見て思いついた』と書かれてました。それ、どんな忘年会なんですか!?申し訳ないけど、その一文がこの本の中で(本文以上に)いちばんインパクトありました。

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