三田六十さんのレビュー一覧

紅椿 コミック

三田六十 

読むべき人外モノ

泣けました…。言葉が通じないという人外と人との交流が静かに紡がれていって、成長したアカに執着していく佐吉もいい!
二人のあいだにある指切りの意味が深かったです。
1回目は泣かされただけでしたが、2回目はあとがきに、先生が込めた思いがあったので、それに沿って味わって読めました。何回読んでも泣ける…。
書き下ろしはその後の二人のことが描かれていて、救われた感じでした。でも、それがなくてもよい作品…

6

紅椿 コミック

三田六十 

心に残った

鬼BLは無条件で読みます。
初読みの作家さんでした。

哀愁漂うオトナの日本昔ばなし。

5

紅椿 コミック

三田六十 

鬼美しい

寿命違いに問答無用で萌えてしまうので、人外系には評価が甘くなりがちなんですが、これはちょっと難しかった。
佐吉の、自分で拾って育てたアカへの、一貫性があるようでないような様々な気持ちも、どうしようもなく魅入られてしまったことへの葛藤も、絵として描かれたアカの美しさ、この一点ですべてが納得させられてしまう。
言葉では通じ合えないアカに、言葉でわかり合うことができないからこそ、アカの美しさに魅入ら…

6

紅椿 コミック

三田六十 

高評価には納得、なのですが

『言葉』という意思を伝えるコミュニケーション方法を
用いずに鬼と人の交流を描く、という作者様の想いの
詰まった作品で、まさに言葉を話せない鬼の子アカと
そのアカを拾い大切に育てようとし、里から離れ生活する
佐吉が共に暮らし、言葉が伝わらないもどかしさを
はらみながらも気持ちを通わせる過程が叙情的な画で
紡がれています。

みなさん高評価なのは納得なのですが、
…同じ意味としては私…

8

紅椿 コミック

三田六十 

指切りがたまらない

読みながらとても引き込まれたし、涙もしたし、私の中で完全に神作品です。
あとがきを読んでから読み返してもなお一層泣けました。

アカの「ずっと伝えたかった」佐吉の「言いたくてたまらない言葉」
心は通じ合っていても、やはり言葉が通じての二人がたまらなく愛おしかったです。

雪山で一旦はアカを置いて行くという決断をした佐吉にも胸が締め付けられました。
アカによって救われた命を一緒に死ぬと…

7

紅椿 コミック

三田六十 

性行為は必要だったのでしょうか?

読後感、これは神作品だと思いました。けれどどうしても一つだけ、ひっかかるところがあります。それはこの物語に性行為は必要だったのかというところ。
そう感じたのは、その描写が唐突に表れたからだと思います。

序盤、まだ赤ん坊だった時の鬼のアカを拾い、大切に愛情を込めて育てていたのが読み取れます。
ハブられていた佐吉にいろいろな要素が重なり心が溶かされていたところで突き付けられた、アカのどうして…

10

紅椿 コミック

三田六十 

長い時を経て二人になれた

紙本
修正…見えない描写
カバー下…なし
カバー折り返し…コメント

2

紅椿 コミック

三田六十 

あとがきにも注目でした。

綺麗な表紙にひかれて電子版を購入しました。お伽草子みたいな世界観も好きですし、繊細な絵柄と、引き込まれるストーリー、非常に情緒のある作品でした。

皆様のレビューにもありますが、鬼のアカが言葉を理解せず、あくまで鬼のまま、というのが思いもよらぬ展開でした。中盤、佐吉がアカと再会して関係を持つと、アカへの執着が止まらなくなって、村人が止めても山に入っていく佐吉の様子のあたりはドキドキして、どうな…

6

紅椿 コミック

三田六十 

人外の深さに感動、描き下ろしが秀逸です。

表題作と描き下ろし、人間×鬼のシリアス人外BL。
数ページでもカラーで見たかったと思うほど、豊かな色彩を想像させる素晴らしい作画です。
鬼は人にはなれない、言葉の通じない鬼と疎外されてきた人。
アカを慈しんで恋しがる佐吉の姿と、佐吉を待ち続ていたアカに胸がかきむしられ泣き通しでした。

分冊版の1話目からハマり最終話の紅椿ロス、
直ぐにコミックス発売されると知り、描き下ろしが読みたくて…

11

紅椿 コミック

三田六十 

優しい紅椿をありがとう

新しい人外BLをみた気がします。
今までの人外ものの概念を覆されました。

主人公は鬼と人間のハーフ・佐吉と鬼の紅(アカ)です。
鬼の赤子を拾い、紅と名付けて育てる佐吉。
何年経っても人の言葉を理解しない紅ですが、
ゆっくり「人間」に近付いていけばいいと思っています。

いずれ言葉を理解し、人間との共存につながっていくのだろう……と思いながら読んでいましたが、
私の固定概念はこと…

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