三田六十さんのレビュー一覧

紅椿 コミック

三田六十 

高評価には納得、なのですが

『言葉』という意思を伝えるコミュニケーション方法を
用いずに鬼と人の交流を描く、という作者様の想いの
詰まった作品で、まさに言葉を話せない鬼の子アカと
そのアカを拾い大切に育てようとし、里から離れ生活する
佐吉が共に暮らし、言葉が伝わらないもどかしさを
はらみながらも気持ちを通わせる過程が叙情的な画で
紡がれています。

みなさん高評価なのは納得なのですが、
…同じ意味としては私…

8

紅椿 コミック

三田六十 

指切りがたまらない

読みながらとても引き込まれたし、涙もしたし、私の中で完全に神作品です。
あとがきを読んでから読み返してもなお一層泣けました。

アカの「ずっと伝えたかった」佐吉の「言いたくてたまらない言葉」
心は通じ合っていても、やはり言葉が通じての二人がたまらなく愛おしかったです。

雪山で一旦はアカを置いて行くという決断をした佐吉にも胸が締め付けられました。
アカによって救われた命を一緒に死ぬと…

7

紅椿 コミック

三田六十 

性行為は必要だったのでしょうか?

読後感、これは神作品だと思いました。けれどどうしても一つだけ、ひっかかるところがあります。それはこの物語に性行為は必要だったのかというところ。
そう感じたのは、その描写が唐突に表れたからだと思います。

序盤、まだ赤ん坊だった時の鬼のアカを拾い、大切に愛情を込めて育てていたのが読み取れます。
ハブられていた佐吉にいろいろな要素が重なり心が溶かされていたところで突き付けられた、アカのどうして…

10

紅椿 コミック

三田六十 

長い時を経て二人になれた

紙本
修正…見えない描写
カバー下…なし
カバー折り返し…コメント

2

紅椿 コミック

三田六十 

あとがきにも注目でした。

綺麗な表紙にひかれて電子版を購入しました。お伽草子みたいな世界観も好きですし、繊細な絵柄と、引き込まれるストーリー、非常に情緒のある作品でした。

皆様のレビューにもありますが、鬼のアカが言葉を理解せず、あくまで鬼のまま、というのが思いもよらぬ展開でした。中盤、佐吉がアカと再会して関係を持つと、アカへの執着が止まらなくなって、村人が止めても山に入っていく佐吉の様子のあたりはドキドキして、どうな…

6

紅椿 コミック

三田六十 

人外の深さに感動、描き下ろしが秀逸です。

表題作と描き下ろし、人間×鬼のシリアス人外BL。
数ページでもカラーで見たかったと思うほど、豊かな色彩を想像させる素晴らしい作画です。
鬼は人にはなれない、言葉の通じない鬼と疎外されてきた人。
アカを慈しんで恋しがる佐吉の姿と、佐吉を待ち続ていたアカに胸がかきむしられ泣き通しでした。

分冊版の1話目からハマり最終話の紅椿ロス、
直ぐにコミックス発売されると知り、描き下ろしが読みたくて…

11

紅椿 コミック

三田六十 

優しい紅椿をありがとう

新しい人外BLをみた気がします。
今までの人外ものの概念を覆されました。

主人公は鬼と人間のハーフ・佐吉と鬼の紅(アカ)です。
鬼の赤子を拾い、紅と名付けて育てる佐吉。
何年経っても人の言葉を理解しない紅ですが、
ゆっくり「人間」に近付いていけばいいと思っています。

いずれ言葉を理解し、人間との共存につながっていくのだろう……と思いながら読んでいましたが、
私の固定概念はこと…

10

紅椿 コミック

三田六十 

涙腺崩壊しました

マージナルは個人的に外れの無いレーベルで、今作品も綺麗な表紙と「マージナル」というレーベルに惹かれて購入しました。

これまたすごい作品だな、というのが読後の感想。

容赦なく、圧倒的な質量をもって心に食い込んでくる。
凄い。
凄い作品です。

紅い髪を持つことで、村から外れ人里は慣れた地で独りぼっちで暮らす佐吉。
そんな佐吉は、ある日赤子を見つける。
へその緒が付いたままで、…

15

紅椿 コミック

三田六十 

人外設定のシンドイところを抉られました。

人外モノを今まで楽しんできた者として
かなりシンドイところを抉られた気分でした。

私が今まで楽しんできた人外とは180度違う視点で、
種族がまったく違う現実に手が震えるほど切り込まれました。
そして抉る部分が容赦無くて読んでいる間中、辛かった。

それを踏まえても良い作品を読んだ充足感あってとても良かったです。
強く心に焼き付けられて、きっと私はこの作品を何年経っても忘れられない…

14

紅椿 コミック

三田六十 

盛大に泣かされた(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

赤い髪に薄茶の瞳で鬼の子扱いされて生きてきた青年が、山に産み捨てられていた本物の鬼の子を拾って育てるお話。

ショタ鬼かわいー♡って萌えるつもりで買ったんです。
ところがいざ読んでみたらこれがもう心の琴線に触れまくるお話で、一読では読み終われなくて、昨日からノンストップで何度も読み返してしまいました。
LoveよりもAffection寄りのお話ですが、刺さる人にはきっと私のようにバカみたい…

27
PAGE TOP